アニメ『風都探偵』配信直前イベントで監督が制作秘話を語る

電撃オンライン
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 7月30日行われたアニメ『風都探偵』配信直前のイベントレポートが到着しました。

 イベントには左翔太郎役の細谷佳正に加え、椛島洋介監督、塚田英明といったスタッフ陣が集結し、収録の裏話や制作秘話など、ここでしか聞けない内容が語られました。

 以下、リリース原文を掲載します。

アニメ『風都探偵』配信直前イベント

 2009年の放送時より緻密な世界観が話題となり仮面ライダーファン以外も魅了してきた『仮面ライダーW』。

 その正統続編であり、「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて好評連載中のマンガ『風都探偵』がアニメ化し、いよいよ2022年8月1日(月)午前0:00から動画配信サービス「U-NEXT」で独占配信開始となりました!(毎週月曜0:00最新話更新)

 さらに2022年8月8日(月)22:00からはTOKYOMX、同日23:30よりサンテレビで放送が始まるほか、BS11(2022年10月~)、(CS)東映チャンネル(2022年12月~)で放送予定です。

 この配信開始を記念して、7月30日(土)に「『風都探偵』配信直前イベント」が東京・新宿バルト9で開催されました。

 イベントでは本作の第1話から第3話を世界最速で上映!

 さらに、細谷佳正さん(左翔太郎役)、椛島洋介監督、塚田英明エグゼクティブプロデューサーによるスペシャルトークが繰り広げられ会場は盛大な拍手で盛り上がりました。

 第2部のトークセッションパートを収録したYouTubeでのアーカイブ版はこちらからご視聴いただけます。

イベントレポート

 18:00からスタートした第一部では、アニメ『風都探偵』の第1話から第3話を世界最速で上映。

 これまで伏せられていた、アニメーションで描かれた仮面ライダーWのビジュアルがついに明かされ、客席の視線を釘付けにしました。

 本編上映終了後、客席から割れんばかりの拍手が贈られる中、本作の主人公である左翔太郎役の細谷佳正さん、椛島洋介監督、エグゼクティブプロデューサーの塚田英明さんが登壇。

 MCは仮面ライダー好きでおなじみの芸人・しいはしジャスタウェイさんが務め、トークショーを行いました。

 20:20からスタートした第二部では、前半パートでトークショーが行われ、この模様は東映特撮YouTube Officialで生配信されています。

 まず初めに、細谷さんが「今日は一生懸命頑張りたいと思います」と熱の入った声で挨拶。

 椛島監督は会場に集まったファンに感謝を述べ、塚田プロデューサーとともに仮面ライダーグッズを取り入れたファッションを紹介。

 会場は和やかな雰囲気に包まれました。

 配信開始を2日後に控えた今の想いを聞かれると、細谷さんは「いよいよ放たれるんだな」とコメント。

 仮面ライダーに救われたという椛島監督の熱いメッセージに背筋が伸びる思いがしたという過去を明かし、「緊張はなく、ただただうれしい」と素直な気持ちを口にしました。
一方、子どもの頃からいつか仮面ライダーと関わりたいと思っていたという椛島監督は「胃が飛び出そうなくらい緊張」していることを告白。

 仮面ライダー初のシリーズアニメ化で監督、仮面ライダーの作画監督を務めたことについて、監督自身が驚いていると話しました。

 さらに、細谷さんからの「実は自信ありますよね?」という問いかけには「ちょこっとは。それだけの思いは詰めたので期待してください」と答え、ファンの期待を煽りました。

 普段は実写ドラマの制作に関わっている塚田プロデューサーは「アニメは時間がかかって大変だな」と実写作品との違いを述べ、「時間をかけて作られた作品をみんなに見ていただけるのが楽しみ」と笑みを浮かべました。

 続いて、エグゼクティブプロデューサーは何をする仕事なのか? という質問に、塚田プロデューサーが毎週スタジオに通い、全話分のコンテ打ち合わせに参加したことを打ち明けると、その熱量に会場からは驚きの反応が見られました。

 中盤では本作の制作秘話として、椛島監督から歴代の仮面ライダーの小ネタが挟まれていることが明かされました。

 中でも、『仮面ライダーBLACK』の南光太郎から着想を受けたシーンが紹介されると、ちょうどBLACK世代だという細谷さんが、幼少期からの光太郎への憧れを語りました。

 演じていて気持ちよかったシーンは? という質問には、細谷さんは「変身!」から続く名ゼリフをセレクト。

 「世界中でこのセリフを言うことが許されているのは僕と内山さんだけ」という気持ちでアフレコに挑んだことを告白すると、アフレコ現場での細谷さんと内山さんのかけ合いがまるで翔太郎とフィリップのようだったという話に発展。

 さらに、翔太郎の声に対する感想を聞かれた椛島監督はずっとかっこいいゲームとは違う、「ハーフボイルドな翔太郎を楽しみにしてほしいです」と称賛。

 これに対し細谷さんは、1話の冒頭シーンでの独特なブレスをハーフボイルドな翔太郎の注目ポイントとして紹介しました。

 終盤、出演者が変更されたお詫びとして、来場者全員にデジタル壁紙をプレゼントできるよう模索していることが塚田プロデューサーから発表されました。

 壁紙用のイラストをその場でオファーされた椛島監督が快く引き受けると、塚田プロデューサーは「ときめを入れておいてください、推しなんで(笑)」と依頼。客席は笑いに包まれました。

 最後に、塚田プロデューサーから8/1(月)発売の週刊ビッグコミックスピリッツに細谷さんと内山さんの対談が掲載されることが告知され、作品を「皆さんに宣伝していただければ」と挨拶。

 監督は「丹生と愛を込めて怨念じみた思いで描き上げました、楽しんで観てください」と本作に込めた想いを語りました。

 細谷さんが「皆さんのテンションが上がる演出が用意されていますので、楽しんでいただいて、うわっ! と思ったらすぐツイートしてください」とコメント。さらに、「長いシリーズになったらいいと思いません?」と会場に投げかけると、会場からは大きな拍手が起こり、イベントは大盛況に終わりました。

アニメ『風都探偵』作品情報

原作:石ノ森章太郎
『仮面ライダーW』石森プロ・東映
『風都探偵』脚本:三条陸作画:佐藤まさき監修:塚田英明クリーチャーデザイン:寺田克也
石森プロ・東映(小学館発行『週刊ビッグコミックスピリッツ』連載中)

<STAFF>
作品名:『風都探偵』/監督:椛島洋介/副監督:種村綾隆/シリーズ構成:樋口達人/脚本監修:三条陸/キャラクターデザイン・総作画監督:蛯名秀和/総作画監督:小松原聖/メインアニメーター:式地幸喜 冨永一仁 横屋健太/音楽:中川幸太郎 鳴瀬シュウヘイ
エグゼクティブプロデューサー:塚田英明/スーパーバイザー:小野寺章/アニメーション制作:スタジオKAI/製作:「風都探偵」製作委員会

<CAST>
左翔太郎:細谷佳正/フィリップ:内山昂輝/ときめ:関根明良/鳴海亜樹子:小松未可子/照井竜:古川慎/万灯雪侍:小野大輔

©️2022「風都探偵」製作委員会

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