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『ディスコ エリジウム』プレイ日記その5。脳筋刑事は腕力で事件を解決へ導けるか?

hororo
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 8月25日にスパイク・チュンソフトから発売予定のNintendo Switch/PS5/PS4向けRPG『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』。そのプレイ日記をお届けします。

 『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』は記憶を失った主人公とその相棒が、港町で起こった殺人事件を調査し、真相に迫ってゆくタイトル。能力値や豊富なスキルを自由に割り振ることができ、それを使ってさまざまな判定をこなしていく、テーブルトークRPGのようなプレイ感が特徴です。

 主人公をどのような人物にするかは、プレイヤーの選択次第。マジメな刑事として振る舞うも、権威をかさに着た汚職刑事として振る舞うも自由です。

 せっかくなので私が担当するプレイ日記では、粗暴な腕力自慢の荒くれ刑事としてプレイしてみましょう。

主人公のイメージ作りは、キャラクターメイキングの時点ですでに始まっている……!

 ゲームを開始して最初に行うのは、キャラクターの作成。本作の主人公の設定は決まっているものの、彼がどんな性格でどんな技術を持っているのかは、プレイヤーが決めていくことになります。

 アーキタイプと呼ばれる、いわゆるプリセットが用意されているため、初心者はこちらから選ぶのが無難かも? 

プリセットとして用意されているのは“思想家”、“神経質”、“肉体派”の3つ。今回のプレイでは荒くれ刑事で行くと決めてありますので、肉体派を選択しました。

  • ▲TRPGプレイヤーの方々は、“キャラクター作成”を選ぶとワクワクできると思います。豊富なスキルとか、好きでしょう?

 実際のゲームに入る前に、一応“キャラクター作成”を選んだ場合の先も見てみます。

 まずはアビリティ選択。ステータスの調整ですね。最大8ポイントを自由に割り振れますが、各能力値の最低値は1、最大値は6です。ランダムもあるので、運に任せてみるのも一興。

 次はスキル設定。画像を見てもらうとわかる通り、本作には24ものスキルが存在します。これらのスキルはゲーム中のさまざまな判定に使用され、行動ごとに設定された目標値を越えられるかどうかで、その行動の成否が決定されます。

  • ▲各スキルがどんなことに影響するのかが書いてあるので、プリセットを使うにしても一度見てみてもいいかも。

 キャラクター作成時には、シグネチャー(得意)スキルを1つ選択することで、初期値にさらにボーナスを与えることが可能です。しかし各スキルの数値は、前項のアビリティによって決定されているため、スキル値の細かい調整ができるのは、ゲームが本格的に始まってから。具体的には、ゲーム中でレベルアップした際に、自由にスキルポイントを割り振れるようになります。

 ここまで終えたら、いよいよゲームスタート! ちなみにプリセットを選んだ場合、アビリティ調整とスキル設定をスキップして、即座にゲーム開始まで飛びます。

 画面が暗転し、心の声と会話をする主人公。具体的に何があったのかはわかりませんが、何らかの出来事があって主人公が精神的に参っているであろうことが暗示されます。

  • ▲NPCや、自分の中に存在する人格を持つスキルたちと会話することで、新たな事実が浮かび上がっていきます。

 目を覚ますと、とある部屋の一室。パンツ一丁で倒れている薄汚れた男。彼こそ本作の主人公です。事件の調査はもちろんですが、彼自身が失くしてしまった記憶や過去を取り戻すことも、本作の目的のひとつとなります。

研ぎ澄まされた肉体は賢い脳ミソを凌駕する!? 荒くれ流捜査術!

 “肉体派”で割り振られているアビリティは、“肉体”と“運動能力”が高めで、“知性”と“精神”が低め。簡単に言えば、体を使った行動は得意でタフさもあるけど、頭脳労働は苦手で心の機微にも疎い、といった感じ。

 ということで、なるべく腕力で解決できそうな選択を優先する! とプレイ方針で行きます。汚職バリバリの、悪徳刑事でのプレイを目指しますよ。

 そんな刑事としては、やはり権威を振りかざしたいところ。しかしそういったスキルは“精神”の項目に多く、“肉体派”スタートだとスキル値が低いのが残念。キャラクター作成にして、“精神”と“肉体”を高めに作ったほうがよかったかも……?

 ともあれ始めてしまったものは仕方なし。権力を振りかざすものの頭が悪い(“知性”は最低値の1)ため、うまく権威を活用できていないという脳内設定で進めていきます。

 ゲーム開始時の宿では、酒に酔った主人公が借りた部屋を破壊しつくしており、オーナーのガルテから宿泊代と修理代、そして飲みまくった酒代を請求されます。

 しかしそこは悪徳刑事。「俺らから金を取るってのは、捜査の邪魔をしているってことだよなあ?」とイチャモンを付け、料金の減額に成功! なんたる邪悪。

  • ▲事前に関連する行動をしておくと、判定にボーナスやペナルティが入ることも。

 本作は基本的に自由行動なので、どこから調査を開始してもいいのですが、ここは王道に沿って死体の調査から始めるとしましょう。死体は宿の裏庭にあるという情報はガルテから入手済みですからね。

 いざ死体の前に来てみると、クソガキ……失礼、お子様が死体に石を投げて遊んでいるではありませんか。しかも話しかけてみると、どうやら薬物によってハイになっているようす。治安が悪ィ~~!

  • ▲ち〇ぽち〇ぽ言いまくる子どもたち。そんなにち〇ぽが好きか。

 このクーノと名乗る少年、まともに会話が成り立たないうえ、ものすごい勢いでこちらを煽り散らかしてきます。ヘタに丁寧にお話を聞いてあげるという選択もあるな……いいや、ないね! ということで勢いで殴りました。大人の威厳パンチ!

 ちなみに初回は判定に失敗して殴り損ねたうえ、さらに煽られることで気力にダメージを受け、ゲームオーバーになりました。弱い……。

  • ▲レベルを上げて“肉体装置”のスキルを向上させることで、渾身の右ストレートを食らわせることに成功。大人げない。

 クーノに“わからせて”やったところで、ようやく死体の検分へ。あまりの異臭のため、近づくのにも判定が必要なようです。“耐久力”の判定ですが、スキル値が5あっても成功率は28%。“肉体派”以外のスタートだとほぼ絶望的な数値なのでは……。

 とりあえずダメもとで近づいてみると、なんと判定に成功! 本作の判定は、対象となっているスキル値と、ランダムで振られるダイス(サイコロ)の値の合計が目標値を上回っていれば成功になります。スキル値が低くても、ダイスの出目によってはクリアできるのがおもしろいところですね。

 まあ、スキル値が高くてもダイス目が低くて失敗することもあるんですが……。

  • ▲ダイス目による一喜一憂は、まさにTRPGライク! 1と1は絶対失敗、6と6は絶対成功という部分もらしいですね。

 このように、主人公が持っているスキルによって、成功しやすい調査と失敗しやすい調査が出てくるのが本作の特徴。もちろん、事件の真相に近づくために取れる手段は複数用意されており、どんな構成であっても物語を進めることはできます。

 次回は死体の処理を進めつつ、周辺の探索をしてみたいと思います。

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