『ディスコ エリジウム』プレイ日記その6。労働者組合との汚職にまみれつつある刑事となる

hororo
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 8月25日にスパイク・チュンソフトから発売予定のNintendo Switch/PS5/PS4向けRPG『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』。そのプレイ日記をお届けします。

 『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』は記憶を失った主人公とその相棒が、港町で起こった殺人事件を調査し、真相に迫ってゆくタイトル。能力値や豊富なスキルを自由に割り振ることができ、それを使ってさまざまな判定をこなしていく、テーブルトークRPGのようなプレイ感が特徴です。

 前回、死体をおもちゃにして遊んでいた非行少年クーノに一発おみまいし、“わからせて”やったわけです。今回から本格的な調査に乗り出しますが、暴力アリ、汚職アリの悪徳刑事としてプレイしている手前、盛大に横道に逸れつつ、手に入れられるものはすべて懐にしまい込む所存です。

 なお、私は大目標である“死体の調査”から手を付けましたが、自由探索型の本作では、ゲームの進み方はプレイヤーによって千差万別。必ずしもこのプレイ日記に沿った形で進む必要も、保証もないということを念頭に置いて読んでいただければと思います。

首吊り死体だってすぐに降ろせる! そう、パワータイプならね!

 死臭に負けず死体に近づくことに成功し、検分を始めた主人公。判明したことは、特殊なアーマーを着込んでいたものの、ブーツしか残されていないこと。地元の住民ではなく、傭兵だろうということ。男を吊るしているロープは、湾岸労働者が使っているものである可能性が高いこと。そして男の体には星図のようなタトゥーが入っていることなど。

 相棒のキム・キツラギ警部補が重要な資料として、死体の写真を撮ってくれました。手がかりとなるのは、首から肩にかけて彫られた大がかりなタトゥー。これを誰かに見せて聞き込みとかできそうですね。

 考えることはいろいろあれど、とりあえず個人的にはあのブーツが欲しい! 銃弾をも弾く代物らしいので、万が一銃撃戦などに巻き込まれた時に役立つでしょう。なによりカッコいいし。使うには煮沸消毒が必要とのことですが。しかしパンパンに膨張した体のせいでブーツを脱がせず、強引に実行すれば首がもげてしまうと注意されたので断念。非常識な刑事と言えど、さすがに人間の首がもげるところは見たくないのです(笑)。

 それにキムは私と違ってマジメな刑事。頭が固く、融通がきかないため、ブーツを脱がす作業は彼がいない時にすべきだと、“手さばき”の内面人格が教えてくれました。サンキュー!

 死体についてもっと詳しく知るためには死体を降ろす必要がありそうだという話に。いくつか実行可能そうな選択肢の中に「銃で撃ってみる」というものがありました。ポチッと即決。こちとら荒くれ刑事。銃なんてバンバン撃ちますぜ。

 とはいえ、主人公はなぜか銃を持っていないもよう。けっこうヤバいやらかしをしている気がしますが、そこはそれ。ひとまず銃を所持しているキムが撃つものの、これは外れてしまいます。

 今度はキムの銃を借りて自分が挑戦。狙いを定めて引き金を引くと……見事死体をくくり付けている枝を撃ち抜くことに成功! 死体が地面へと落下しました。こちとら銃に関係する“手と眼の強調”スキルは5もあるのよ!

 ここでキムからの提案が。死体に長時間接触するのは気が滅入るので、いったん別の捜査を挟んで気分転換をしよう、というもの。このまま調査を続行することもできますが、プレイレポート的にも別の絵が欲しいという本音もあるので、いったん切り上げます(笑)。

 キムによれば、この辺を仕切っている労働者組合の長、イヴラート・クレアに話を聞くか、その組合と現在対立しているという物流会社“ワイルド・パインズ”の代表に話を聞くのがいいとのこと。

 ひとまず周辺を探索しつつ、このふたりに話を聞くのがよさそうです。

組合代表からの“友好の印”は快く受け取らなきゃ損でしょ!

 周辺を探索していると、死体の周辺に隠された物置小屋を発見。“知覚”の判定で成功したため見つけることができたものの、失敗していたら入れなかったのでしょう。小屋の中はなかなかのカオスぶり。どうやらクーノの秘密基地のようです。

 物置内のハシゴを登ると、組合の管理する港付近の屋上に出ることができました。近くの手すりを見ると、誰かのコートがはためいています。近くには寄れないものの、調べることはできるようす。話を聞いていると、どうやら主人公の物のようです……。泥酔した状態で置いてきたんですね。何やってんだ。

 道は直接繋がっていないのですが、跳躍して取りに行くこともできるとか。成功率は28%。失敗する可能性が高いものの、約3割で成功すると考えれば挑んでみる価値はあるでしょう。何より、今回プレイしている主人公は無鉄砲な荒くれなんだ。やってやるぜ……!

 上振れダイスにより跳躍成功! 見事にコートを取り戻しました! しかし、コートだけ掴んで下に着地するのかと思いきや、どうやら港の内部に入り込んでしまったようす。話の流れ的にもイヴラート・クレア氏に話を聞きに行こう、みたいな方向に持っていかれています。

 いやいや待て待て、俺はもっと周囲を探索して、アイテムを漁りたいんだよ……という気持ちだったのですが、どうやら出口に通じる部屋のドアにカギがかかっており、完全に閉じ込められました。先に進んでイヴラートに会わねばならないようです。いずれ来る予定だった場所ではあるので、予定を前倒しにして会っておきますか。

 先に進んで目の前に現れたのは、ものすごい巨漢。コンテナを改造した豪華な執務室にふんぞり返っていて、これでもかと言わん限りに悪役臭のするヤツでした。

 彼はこちらの情報をかなりつかんでいるらしく、お互いに探りをいれながらの交渉に入るのですが、イヴラートにうまく言い返せず、気力がゴリゴリ減っていきます。やめてくれ、俺は“知性”も“精神”も低いんだ……!

 周辺の探索により回復アイテムを持っていたため事なきを得ましたが、持っていなければ危ないところだった……。“意志力”が1しかないので、気力にダメージを受けた際に回復アイテムを持っていないとすぐにゲームオーバーになってしまうんですよね。

 事件への協力と失くした銃への情報提供の見返りとして、とあるお使いを頼まれました。それとは別に、友好の印として、なんと25リアルもの小切手をくれるというではありませんか!

 値切ったとはいえ、宿への損害の支払いがまだ残っている現状、金はいくらでも必要です。もちろん快く受け取りました。だってこれは友好の印ですから。決して賄賂じゃありませんよ。

イヴラートからの仕事をこなすも利己的な行動も忘れない

 さて、イヴラートから鍵を受け取ったことで港から出られるようになりました。せっかくなので、イヴラートからの依頼を先にこなしてしまいましょう。

 頼まれたのは、とある家の扉の鍵を開けてくること。ただそれだけだというのが逆に怪しさを感じさせます。目的の家はちょうど死体が吊るされていた場所から塀を隔てた向こう側。港から出た階段のところにいた男からカギを受け取り、現場へ向かいます。

 実は鍵を開けるだけで、中に入る必要はないとも言われていたのですが……でもほら、何か役立つものがあるかもしれないじゃないですか。手に入るものはすべて手に入れる、それが荒くれスタイル! ということで突入します!

 幸いなことに家主は留守なので漁り放題です。差別的なマグカップが並んでいることから、住人はあまりいい感性を持った人間ではないようですね。 

 まあここに住んでいる人間の観察はどうだっていいんです。大事なのはアイテムがあるかどうか。家漁りの結果、シャツを1枚と気力回復アイテムのマグネシウムを1つ見つけました。本作において衣服はスキル値を増減してくれるので、手に入れられたのはうれしいかも。

 鍵を開けたのでイヴラートに報告。中に入ったか聞かれましたが、ここはハッキリと言ってやりましたよ。「入ってない!」ってね!

 私の働きに満足したイヴラートは、事件についての情報を開示してくれました。いわく、吊るされた男は“ワイルド・パインズ”の雇った傭兵で、組合へ“対処”するために派遣されたとのこと。そして、組合側の治安維持を担うハーディー・ボーイズと呼ばれる集団が、逆に殺してしまったそうです。

 現段階ではハーディー・ボーイズには会っていませんが、かなり有力な容疑者と見ていいでしょう。イヴラートからすれば、部下を売るような話ですが、彼の態度は余裕そのもの。まだ何かを隠しているのかもしれません。

この世界、ガルテが一番がめついのでは……?

 ハーディー・ボーイズの情報は仕入れたものの、まだ彼らには会えないようす。ひとまず周辺の調査を続行していましたが、ここである問題を思い出しました。ガルテに宿泊代を支払わないと、泊る場所がない!

 警察の威光の力を使い、支払額は30リアルまで下がっているうえ、こちらはイヴラートからもらった小切手もあります。小切手はフリッテという雑貨屋で換金できるようなので、まずはフリッテへ。

 イヴラートからもらった小切手を換金したことで、所持金は36リアルほどに。ガルテへの支払いには十分ではありますが、せっかくなのでもうちょっと稼ぎたいですね……。ということで、周辺の人に金の無心をしてみました。

 う~ん、なかなか金をむしり取る……失礼、恵んでいただくことはできませんね。判定が行えそうな相手でも、対象のスキルが“修辞学”とかで、“知性”最低値の自分では歯が立ちません。もっと、もっとパワーでむしれる金はないのか……!?

 周辺を調べ回っていたところ、宿1階にあるバーに、寝ている男を発見。どうやら組合で働く労働者のようですが、泥酔しており、ちょっとやそっとでは起きなさそう。

 気持ちよく寝ているのを起こすのも申し訳ないので、ちょっと身分証だけ拝借しましょう……と思ったら、財布の中身を探れそうじゃありませんか! これも捜査資金にさせてもらいますねと少しばかりお金を頂戴しておきます。

 これで所持金は40リアルを突破。ガルテに宿泊代を支払っても10リアルも手元に残ります。渡す際のセリフはもちろん「喉に詰まらせて死んでくれ」!!!

 これで宿も一安心……と思いきや、なんと明日からも毎日宿泊費の支払いが必要とのこと。しかも一泊20リアル! そんなばかな! イヴラートめ、25リアルなんて一泊ぶんにしかならないじゃないか……!

 ということで、翌日からは宿泊代を稼がなければいけなくなりました。当然捜査の続きも必要ですし、なんとかうまい金策を見つけなければいけませんね……!

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