『DQXIS』の新要素や追加ストーリーを体験。快適に遊べるようになったのに時間泥棒なのは変わらない!?
- 文
- 長雨
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9月27日にスクウェア・エニックスから発売された『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』。より遊びやすくブラッシュアップされた魅力を、レポートしていきます。
本作は2017年7月に発売されたオリジナル版『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』を遊びやすく進化させた決定版。キャラクターボイス、新ストーリー、モンスター乗り物など、さまざまな追加要素が加わっています。
ここでは気になる新要素を中心に、『DQXIS』をプレイして感じた見どころなどをお届けします。
3Dモードと2Dモード、どちらの世界も最高!
オリジナル版はPS4版のみプレイしていたので、3Dと2Dそれぞれのモードをスイッチして遊べるのがとても新鮮でした。
同じ場面でもボイスがついて演出にもこだわっている3Dモードと、『ドラゴンクエスト』らしいテキスト音やレトロなグラフィックなどで懐かしさを感じられる2Dモードと、受ける印象がまったく違うのがおもしろいです。
ストーリー展開が同じだとわかっていても、それぞれのモードでシーンを体験したくなり、最初のエピソードを3Dと2Dで連続でプレイしてしまいました。
オリジナル版をクリアしていた人が“ふっかつのじゅもん”を使えば、レベルや所持金はそのままで“成人の儀式”や“大海原”などプレイ済みのエピソードを選択し、そこからプレイ可能。そのため2Dで遊んでいたけど「このシーンはボイスつきで遊びたい」や、逆に「最終決戦は絶対に2Dで!」など、自分のスタイルに合わせたモードでプレイできます。
私は基本的に3Dモードでプレイしているのですが、各シーンに豪華キャストのボイスがついたことで、オリジナル版の王道で楽しかった物語にさらなる深みが増したように感じました。
テキストウィンドウが表示されていないシーンでもベロニカ(声優:内田真礼)とカミュ(声優:内山昂輝)が言い争っていたり、主人公(声優:斎賀みつき)の息づかいが加わったりしたことで、キャラがより生き生きした印象になったので「声優さんの演技がすごい」と改めて思いました。
なお、ボイスオフ機能もついているので、好みに合わせて選べます。
サクサク進められる快適なシステムが満載
ボリュームがある作品なのでもう1度遊ぶのは少し大変かなと思っていたのですが、戦闘や移動が快適になっており、とてもスムーズに進んでいくので無用の心配でした。
まず、ダッシュや馬での移動が本当に速いです。馬でモンスターを吹き飛ばすことでも経験値を得られるようになったのは、とにかく便利でした。
スライムナイトに乗って攻撃するなど、モンスター乗り物でのアクションでも、モンスターを倒せば経験値が入るのもよいです。
モンスターとの戦闘もバトルスピードの“超はやい”にすれば、主人公も仲間も動きが早くなっていて、あっと言う間に戦闘が終わります。この快適さを経験してしまうと、通常のバトルスピードには戻れそうにありません。
時間がない社会人ユーザーなどで「もっと手軽に遊びたい!」という方は、オリジナル版の“ふっかつのじゅもん”を使用するという手も!
“ふっかつのじゅもん”を使用するとだいたい同じところから冒険を開始できるだけでなく、レベルや所持金を引き継いだまま最初からプレイ開始できるので、強くてニューゲームが可能になっています。
ただし名前を決めたり、“しばりプレイ”を設定したりはできないようです。個人的には“しばりプレイ”で新たに追加された“町の人にウソをつかれる”、“超恥ずかしい呪い”はかなりおもしろかったので、ぜひ体験していただきたいですね。
“町の人にウソをつかれる”はウソの内容が凝っていて、「本当かな?」と疑ってしまうものも(ネタばらしまでしてくれますが)。誰がウソをつくのか気になって、紫で名前が表示されたキャラには必ず話しかけています。
“超恥ずかしい呪文”は、仲間の恥ずかしいことがわかって楽しいです。大事な場面で発動すると慌てますけれども(笑)。
1周目は“ふっかつのじゅもん”に頼らず、“しばりプレイ”を設定して遊ぶのも個人的には好きで、オススメです。
大好きな仲間とステキな思い出を残せる♪
仲間との旅はオリジナル版から楽しいものでしたが、『DQXIS』ではさらにステキな旅が待っています。
私はキャラが好きだったので、公式サイトで仲間がついてきたり、戦闘ボイスが追加されたりと新要素が紹介された時からワクワクしていたのですが、実際に体験するとうれしくてニヤニヤが止まらなくなりました。
移動時にはパーティメンバーがついてきてくれて、話しかけると物語のヒントだけでなく現在いるエリアの感想などを話してくれるんです! いろいろな話を聞きたくてエリアごとにメンバーを入れ替え、全員に話しかけるという行動を繰り返しています。
バトル中も、仲間たちが話しかけてくれます。呪文を唱える時に決め台詞を言っていたり、戦闘終了後にはベロニカの「勝利~」など勝どきの声があったり、メンバーの個性が出るセリフが楽しいです。
ちょっとした気づかいの台詞が増えたことで、より一緒に戦っている感じがしてうれしくなります。
物語を進めていくと、仲間を操作して進める新ストーリーが待っています。どんな内容を楽しめるのかは皆さんの目で確かめていただきたいので何も語れませんが、より仲間たちが好きになるエピソードばかりですのでお楽しみに!
DLCのボイスドラマもボリューム満点で、聴きごたえバツグン。一部を先行して聞かせていただいたのですが、コミカルなものからホロリとするものまでバリエーション豊かなエピソードが揃っていました。仲間だけでなくいろいろなキャラクターが登場するので、こちらもぜひチェックしてください。
“フォトモード”が追加されたことで、思い出を写真に残せるようになったところもたまりません。オリジナル版では親子でまどろむキラーパンサー&ベビーパンサーや謎の儀式をしている(?)まほうつかいなど、モンスターや風景のスクリーンショットばかり撮っていたのですが、“フォトモード”で仲間にポーズがつけられるようになったことで人物写真を撮影するようになりました。
美しい自然や個性豊かな町など、フォトに映えるエリアがたくさんあるんですよね。仲間のポーズと風景を組み合わせ、いろいろな写真を撮影するのが楽しいです。カメラ位置も細かく調整できるので、こだわり始めると構図をずっと考えていられる意外な時間泥棒コンテンツとなっています。
私の腕では“いかにも”な観光写真しか撮れないので、全国の勇者さんたちの作品を見るのが楽しみとなっています。
本作には、他にも楽しい要素がたくさん用意されています。
3SD版限定だったヨッチたちの村に遊びに行けるようになり、歴代シリーズの世界を冒険できるのも楽しかったです。なぜそうなるのかはヨッチが説明してくれるので、PS4版ユーザーもご安心を。
また個人的にはウマレースが苦手な人のために用意された“おうごんのたづな”が強すぎて、驚きました。スピード早い! スタミナ減らない! 最高!! ウマレースに縁のある地で簡単に手に入りましたが、ある程度の軍資金が必要になるのでがんばって貯めてください!
ここで紹介した以外にも、シリーズおなじみのカジノや多彩なクエストなどなど、まだまだいろいろなコンテンツが待っています。私も到底遊び尽くせていないので、これから寝る間を惜しんでプレイする予定です。
作品のファンはもちろん、快適なシステムや王道の物語などRPG好きな人にも自信を持ってオススメできる作品ですので、ぜひ皆さんも遊んでみてください。
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『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』公式サイトはこちら
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ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S
- メーカー: スクウェア・エニックス
- 対応機種: Switch
- ジャンル: RPG
- 発売日: 2019年9月27日
- 希望小売価格: 7,980円+税
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S(ダウンロード版)
- メーカー: スクウェア・エニックス
- 対応機種: Switch
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2019年9月27日
- 価格: 7,980円+税
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S(ゴージャス版)
- メーカー: スクウェア・エニックス
- 対応機種: Switch
- ジャンル: RPG
- 発売日: 2019年9月27日
- 希望小売価格: 9,980円+税
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S(ゴージャス版)(ダウンロード版)
- メーカー: スクウェア・エニックス
- 対応機種: Switch
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2019年9月27日
- 価格: 9,980円+税