電撃オンライン

アニメ『神田川JET GIRLS』は東京オリンピックを見据えた作品だった!? 原案・高木謙一郎さんインタビュー

電撃オンライン
公開日時

 TVアニメが絶賛放送中で、2020年1月16日にはマーベラスからPS4用ソフトが発売予定の『神田川JET GIRLS』。本作の原案を務める高木謙一郎さんへのメールインタビューをお届けします。

 『神田川JET GIRLS』は、ジェットレースに青春をかける少女たちをTVアニメやゲームなどで描き出すメディアミックスプロジェクトです。鳴子ハナハルさんによる魅力的なキャラクターたちがジェットレースを通じて出会い、レースを繰り返しながら絆を深めていく、青春群像劇となっています。

 メールインタビューでは、『神田川JET GIRLS』が誕生したきっかけや、キャラクターのコンセプトに関するお話を聞くことができました。

高木謙一郎さんメールインタビュー:おっぱいだけじゃない『神田川JET GIRLS』の魅力とは?

――本作に登場する“ジェットレース”は現実にはまだないスポーツですが、このスポーツを考え出した理由や、コンテンツの軸として展開しようと思った理由をお聞かせください。

 2017年に企画書作成がスタートしました。そのころ、武器で戦う美少女作品ではないオリジナルを作りたいと思ってまして、2020年には東京オリンピックがあるし、さまざまなスポーツが年々注目されていくであろうと仮定して、そこにピュアでストレートなスポ根作品が生まれるのはおもしろいんじゃないかと思いました。

 東京河川を疾走するジェットマシンは現実と非現実の狭間で魅力的な映像となり、部活動のような親近感も醸し出す不思議な作品になるぞ! と思ったのです。


――上記にかぶる質問ではありますが、単なるレースではなく、“ジェッター”、“シューター”という役割を付与した点についても、狙いなどをお話しいただけますでしょうか?

 2人で乗っているという見た目のおもしろさとゲームとしても他のレースゲームとは違う戦略性を生み出す要素として考案しました。

 また、キャラクターたちの成長を描くことは今作の重要なポイントです。『VALKYRIE DRIVE(ヴァルキリードライヴ)』シリーズでもそうでしたが、2人が協力して問題解決や勝利へつながっているのは美少女系作品としては非常に美しいかなと個人的に思ってます。

※『VALKYRIE DRIVE(ヴァルキリードライヴ)』シリーズ:2015年3月20日に始動したメディアミックスプロジェクトで、“女の子が興奮すると武器化する”という斬新な設定を取り入れた美少女セクシーバトルアクション。本作と同じく高木謙一郎さんおよび金子ひらくさんがかかわった。

――ジェットレースのルールや注目ポイントについてお聞かせください。レースでいい順位を獲得することと、ライバルたちを倒すことのどちらに比重が置かれているのでしょうか?

 レースですので、相手をぶっちぎって早くゴールすることが重要です。ですが、レースも人生も人より前に出ていることだけが偉い、なんて思いません。

 サブタイトルの中に小さく入れた“There is more to racing than increasing your speed.”の文字に込めた想いが最終回までに届くとうれしいです。

――本作の舞台は神田川ですが、架空の地域ではなく実在する場所にした理由は何でしょうか? また、舞台が神田川であるがゆえの注目ポイントがありましたら教えてください。

 もともとの企画の発想の中で街中をジェットレースするのは楽しいのでは? というのがありました。

 実際にスタッフで神田川を船で下ってロケハンしてコースを作成してます。普段何気なく見ている秋葉原や御茶ノ水の風景に“あ、ここ見たことある!”みたいな発見を楽しんでもらいたいです。

 ちなみにゲーム版のコースは実際の街並みをベースにしつつもかなり大胆にアレンジを加えたのでアニメとは違ったおもしろさでレースできますよ。

――本作にはいくつかのチームが登場します。それぞれのチームのキャラクターや装備のデザインコンセプトをお聞かせいただけますか?

 まず、各キャラクターにはイメージカラーを設定しました。そこから個性付けのキーワードを出しつつ名前、見た目や性格付けを行ってます。

 やはり、名前自体にも“色”を入れているように、見た目含めてそこに拘ってキャラを作ってきました。


 色が混じりあったときに新たなドラマが生まれますので、パートナー同士も他のチームとでも素敵な色を出せるメインキャラたちになってるのではないでしょうか。




 ちなみにパン姉妹だけは名前に色が入ってないんですけど、お気づきのようにパンツとパンティなので白でもカラフルでも縞々でも変幻自在のアイドルとして存在させてます。

 キャラとともに重要なジェットマシンはデザインの麦谷興一さん、山本七式さんが非常に細かな設定とともに作ってくれています。

 当初、作品イメージだけを伝えて描いてもらったラフデザインがとにかくカッコよくて、デザインの方向性や変形機構などさまざまなところで『神田川JET GIRLS』を特徴付けるマシンたちの“色”のアイデアをたくさんもらいました。

――制作時、印象に残ったキャラクターと、その理由をお話しいただけますでしょうか。

 各キャラクターのキャストを決める時には大量のデモテープを聞きます。

 ずーっと聞いてると違いがよく解らなってきたり、1人に選びきれなくなったりする事がよくあるんですが、主人公の波黄凛役を探している時に篠原侑さんの演技を聴いた瞬間、“あ、凛が居た……”と自分の中で即断でした。初めての感覚でした。

――先日放送された第1話について、見どころなどを教えてください。

 さまざまなシーンで揺れるおっぱいです。金子監督の匠の技が本作でもギラギラ光ってます。


 また、9月26日にTVアニメ第1話先行上映を行いましたが、そこからかなり細かく映像に調整が入ってます。TVアニメ版OPアニメも追加されてるので一度観た人も見どころ満載です!

――その他、劇中で“ここに注目してほしい!”というポイントをお聞かせください。

 『神田川JET GIRLS』はTVアニメとゲームで展開していきますが、それぞれのストーリー流れや味付けが違うんです。それぞれのストーリーの中でキャラクターたちがどのように成長していくのかぜひ注目してもらいたいです。

――本作の制作にあたって、印象に残っていることはありますか? もしもあるようでしたら教えてください。

 平成から令和に変わる夜を金子監督と神田川のプロデューサーたちとで朝まで遊んだことですかね。ハードな夜だったので監督には嫌な思い出かもしれませんが(笑)

――『神田川JET GIRLS』はすでにPS4でのゲーム展開も発表されております。ゲームはどういったジャンルのものになるのでしょうか?

 『神田川JET GIRLS』の肝であるレース部分を実際に操作して遊べます。ゲームならではの遊びとして、ジェッターとシューターを自由な組み合わせにしたり、好きな衣装を着せたりしてネット対戦したりと盛りだくさんの内容になってます。

 アニメで登場するメインキャラたちもみんな登場し、激熱ストーリーで待ち受けるゲームオリジナルキャラの神威と奈楽の登場も見逃せませんよ!

――最後に、放送を待つファンに一言お願いします。

 TVアニメから始まるオリジナル作品として令和元年のここよりSTARTします。紳士枠に収まりきらない幅広い魅力と裏切らないバストできっと楽しい時間になると思ってます。

 おもしろいなと思ってもらえたならば身近な人にも伝えてください。アニメとゲームでおっぱいと同じく2つで1つですけど、どちらか片方だけでもよろしくお願いいたします!!!

(C)2019 Marvelous Inc./HONEY PARADE GAMES Inc. (C)2019 KJG PARTNERS
(C)2019 KJG PARTNERS

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

神田川JET GIRLS DX ジェットパック

  • メーカー: マーベラス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: その他
  • 発売日: 2020年1月16日
  • 希望小売価格: 13,800円+税

神田川JET GIRLS

  • メーカー: マーベラス
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: その他
  • 発売日: 2020年1月16日
  • 希望小売価格: 7,980円+税

関連する記事一覧はこちら