NetEaseが『デトロイト ビカム ヒューマン』などを手掛けたQuantic Dreamを買収

電撃オンライン
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 NetEase, Inc.は、同社のゲーム部門を担うNetEase GamesがQuantic Dream S.A.を買収したことを発表しました。

 以下、リリース原文を掲載します。

NetEaseがフランスのゲームデベロッパー・パブリッシャー大手Quantic Dream を買収

 David CageとGuillaume de Fondaumière率いるQuantic Dreamは、NetEase Gamesにとって最初のヨーロッパのスタジオであり、世界中のゲーム開発とイノベーションをサポートするというNetEaseのビジョンを達成するための重要なステップとなる。Quantic Dreamは、NetEaseの強力なゲーム開発能力を活用しながら、引き続き独立で事業を行い、あらゆるプラットフォームでゲームの開発と販売を行うとともに、サードパーティが開発したタイトルのサポートと販売も手掛ける。

 Quantic Dream は、25年前にフランスのパリで設立されて以来、数々の賞を受賞しているスタジオで、『Heavy Rain』、『Beyond: Two Souls』、『Detroit: Become Human』などの代表的なゲームのクリエーターである。同スタジオは、The Game Awards 2021でLucasfilm Gamesと共同でアクションADV『Star Wars Eclipse』を開発中であることを発表した。

 NetEase, Inc.のCEO兼ディレクターのWilliam Dingは「共通のビジョン、信頼、そして尊敬の念で結ばれたQuantic Dreamとともに、エキサイティングな新しい成長のステージへ進むことに、私たちはとてもワクワクしている。NetEaseは、Quantic Dreamがそのポテンシャルを最大限発揮できるようサポートするという約束を果たし続ける。Quantic Dreamのワイルドなクリエイティビティと卓越したストーリー性と、NetEaseの充実した設備、リソース、実行能力を組み合わせることは、世界中のプレーヤーに提供するインタラクティブなエンターテインメント体験を刷新し得る無限の可能性を秘めていると信じている」と語った。

 Quantic Dream の設立者であり、最高経営責任者(CEO)兼脚本・監督を務めるDavid Cageは「四半世紀に渡り完全な独立を保ってきた私たちのスタジオにとって、今日は重要な節目の日となった。NetEase Gamesは私たちの創造における自由さ、そして独自の多様なチームの意欲と情熱を高く評価している。私たちは、人々の心に響く画期的なタイトルを創り出すという、グループ共通のビジョンを加速することができるだろう。私たちは高度に差別化されたゲームを制作しているが、Quantic Dreamの最高傑作が誕生するのはこれからであると強く信じている。また、過去数年にわたり多大な持株の提供を受けた社員たちが、今回の買収により十分な利益を得ることができることをとりわけ誇りに思う。これは、Quantic Dreamを今日の成功へと導いてきたすべての人に報いるという私たちの継続したコミットメントの証しだ」と述べた。

 Quantic Dream の共同最高経営責任者(Co-CEO) 兼販売責任者であるGuillaume de Fondaumièreは「NetEase GamesがQuantic Dreamに初めて投資を行ったのは3年前だった。この間、共に密接に仕事をしてきて肌で感じたのは、互いのマインドが似通っているということ、そして互いがいかに補完的であるかということだ。NetEase Gamesによる買収は、このプロセスにおいて自然な進化であり、私たちの制作・販売チームが他社を卓越するために必要なあらゆる手段を得ることによってQuantic Dreamがさらなる成長を遂げるまたとないチャンスだ」と語った。

 Quantic Dreamは、物語性に富んだ、プレーヤーの選択によって展開する非線形ストーリーのゲーム制作において、マーケットのリーダー的存在となっている。独自の技術を開発する同スタジオは、モーションキャプチャーの先駆的な活用により、ビデオゲームにはかつてなかった方法で俳優の演技に命を吹き込むことでも知られている。NetEaseは当初2019年にQuantic Dream S.A.の少数株を取得していた。

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