『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』高橋先生が世界大会に向けてコメント。変更点を大木Pが語る
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アプリ『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』を使った世界大会“Dream Championship 2022”に向けた企画記事を掲載します。
本作は、高橋陽一先生原作の『キャプテン翼』を題材とした対戦型サッカーシミュレーションゲーム。簡単な操作で奥深いサッカープレイが可能で、原作を追体験できるシナリオモードに加えて、リーグモードやオンライン対戦が用意されています。
9月からオンライン予選大会がスタートする世界大会“Dream Championship 2022”。その開催に向けて、高橋先生からのコメントを掲載。あわせて大木啓彰プロデューサーに、大会の特徴や見どころなどを語っていただきました。
なお、インタビュー中は敬称略。
高橋先生に世界大会と“NEXT DREAM”について質問
──これまでに世界中のプレイヤーが集まる世界的な大会が開催され続けていることについての感想をお聞かせください。
高橋:世界のさまざまな国の方々に参加していただき、とてもうれしいです。
──今までの大会で印象的だったことやポイントなどありますか?
高橋:上記の答えに近いですが、優勝者の国籍がサウジアラビア、イタリア、香港と毎年変わっていることが非常に印象深いです。リアルなサッカーと同様にワールドワイドであるなぁという印象も持っています。
──今年の大会にどのようなことを期待されていますか?
高橋:例年通りたくさんの方に参加してもらい、また新たなチャンピオンが生まれることを期待しています。日本の方々にもぜひ頑張っていただきたいです。
──“NEXT DREAM”では高橋先生のデザインされた新キャラクターが登場していますが、今後はどのようなキャラが登場する予定ですか?
高橋:すでにアイデアの固まった新キャラクターもいれば、現在進行形で考えているキャラクターもいますので、楽しみにしてください。
──“NEXT DREAM”ではいよいよ日本人対決も始まりましたが、今後の見どころなどをお聞かせいただけますか。
高橋:ヨーロッパの各クラブに散らばった選手たちのそれぞれの頑張りはもちろんのこと、勝敗がついていくので、どこが勝ち上がっていくのかも見どころになると思います。
ワールドカップ予選も並行していくので、そちらも見どころになっていくと思います。
プレイヤーとともに進化を続ける世界大会について大木さんが語る
今年は新たな方式を取り入れる!
──いよいよ4回目を迎える世界大会“Dream Championship 2022”が開催されますが、開催に向けての意気込みをいただけますでしょうか。
大木:4年目ということで、歴史が積みあがってきて、年に1回世界ナンバーワンを決めるという部分でプレイヤーの皆さんが目指す場所となっていると思います。
その反面で、しっかり開催しなければいけないとか、出場選手の皆さんに気持ちよく参加していただけるようにしなければいけないとか、見ている人に楽しんでもらいたいなど、プレッシャーは年々大きくなっています。
とはいえ、こちらが想定している以上に出場した選手たちが盛り上がる場面などを作っていただけているので、今年の大会がどのようなものになるのかというところは、非常に期待しています。
──大きな変更点としてアプリ内のレーティング上位者が決勝トーナメントに参加できる形式が採用されています。こちらはどのような経緯で採用されたのでしょうか?
大木:実はテニスなどスポーツの年間のポイント制度を取り入れる構想は以前からありました。ただ、スパンが1年となった場合、プレイヤーのモチベーションなどを考えて導入するのはどうなのかなと思いました。それで昨年まではオンライン予選、地域予選を勝ち上がる形の短期勝負にしたところがありました。
2020年に行われた2回目の大会のあとにプレイヤーの皆さんと話す機会がありまして、その場で年間でポイントを集計して出場するようなシステムを導入したらどうかという案が出たのがきっかけで今年からレーティングを取り入れてみることにしました。
──レーティングの出場枠が全体の半分ぐらいに指定されています。人数を決めたきっかけは?
大木:正直、人数の設定はものすごく悩みました。ただ、オンライン予選を突破して地域予選を1~2カ月頑張ることと、1年間を通して毎月上位に居続ける頑張りとを考えた時に、レーティング上位で参加する人数を増やさないと納得感がないと思ったため、最終的に今の配分にしました。
──今回、予選ブロックの数が5から4に変更されていますが、こちらの理由をお話ください。
大木:レーティングから上がってくる人数と、予選から上がってくる人数のバランス調整が主な理由です。また、出場選手枠を増やして決勝大会のボリュームを大きくすると、大会の時間が長くなってしまい、選手やスタッフへの負担が増えてしまう点も考慮しました。
日本で開催する大会のため、日本のプレイヤーが多くいたほうが盛り上がるのですが、全体のバランスを考慮して日本ブロックと東アジアブロックを泣く泣く統合しました。“日本・東アジアブロック”では、香港に強いプレイヤーがたくさんいるのですが、そこから日本のプレイヤーが勝ち上がってくれる展開を期待しています。
──レーティング制度によってこれまでの大会で活躍された選手に加えて、参加されたことがないプレイヤーが顔を出すことが予想されます。
大木:これまでは一発勝負という側面が強かったため、その時の運や状況などで、強いけど勝ち上がってこられなかったプレイヤーがおそらくいると思います。
一方でレーティングは毎月のスコアの積み重ねになるので、本当に実力があるプレイヤーが上がってくる可能性は高いと思っています。そのため、今年の決勝大会は去年までよりもハイレベルな戦いになると予想しています。
──確かにこれまでの大会だと、その時のトレンドや試合中のマッチアップの運がかなりありました。
大木:トレンドは特に大きく左右されてしまいます。今まで自分が作ってきたチームと相反するものがリリースされたことで、いち早くそちらに切り替えた人が強いということはあったと思います。
しかし今回は年間で頑張れば出場できる道ができたので、より実力のある人が上がってこられるようになればいいと思います。
──実況・解説の方々もこれまでは流行がありつつ、プレイヤーが使っている選手や戦術をある程度読めていたと思うのですが、今回はより大変そうな印象です。
大木:今回の大会はチーム編成や戦術が本当に幅広いので、事前に勉強会をやろうかという話も出ているほどです。MC、スタッフと協力して、大会を見ていただいている方にわかりやすく、楽しんでいただけるような配信にしていきたいと思っています。
──難しい質問だと思いますが、現時点で活躍しそうなキャラクターはいますか?
大木:本当に読めません(笑)。運営が予想しなかったキャラクターが活躍して、それが人気になったりするのが“Dream Championship”の楽しみ方の1つだとも思うので、そういうキャラクターが出てきてほしいです。
──過去の大会でも、1つ前の予選で使われた選手に対してメタを作ったり、配信された選手をいち早く取り入れたりなど、そういう発展があるのがこの大会のおもしろいところだと感じています。
大木:そうですね。このキャラはこういう使い方ができるんだというところが、運営側も勉強になっているところがあります。
去年、決勝大会直前に強いキャラクターが出たため、そのキャラクターを手に入れて育てた人が強くなっていたところが不満点として挙げられていました。今年の決勝大会はその点を改善し、11月30日までにリリースしたキャラクターしか使えないようにルール調整を行いました。12月に登場したキャラクターは使えないので、直前にチーム編成で混乱することは軽減されていると思います。
参加者も視聴者も楽しめるイベントを目指したい
──昨年の大会から成功率やスタミナを表示されていたうえに、最近ではゲーム内のアップデートで要素が追加されて見せ方が変わってきています。今年の大会で視聴者に情報を出すなど、見せ方を変える予定はありますか?
大木:引き続きより楽しんでいただけるデータを出すようにしつつ、少しブラッシュアップしていこうと思っています。
昨年は公式配信者を募集して海外などで配信していただきました。その時はアプリの観戦機能を使っているので、放送上に付け加えている選手の情報は表示されていませんでした。
公式配信者の方からデータを表示できるようにしてほしいと要望があったので、観戦機能にスタミナなどが表示されるようにしました。公式放送だけではなく、公式配信者の放送もより見やすくなっているかと思います。
──昨年のインタビューでもおっしゃられていましたが、長時間の配信は運営側も大変ですよね。
大木:スタッフを含めて本当に大変です。今年の予選にも朝7時ぐらいから配信するものもあるため、深夜から準備することになります。
ただ、今年は決勝大会は2日間に渡っているので、見ていただく方も昨年より見やすくなっているかと。
──公式配信は毎年同じスタッフ、チームでやられているのですか?
大木:そうです。いいチームに恵まれているうえに経験の蓄積があるため、チーム内で意見を出し合いながら、昨年以上に楽しんでいただける大会にしていきたいです。
──他にキャンペーンやプロモーションで予定されているものはありますか?
大木:はい。去年までは夢球など、汎用的なアイテムをプレゼントしていたのですが、今年は予選限定のアプリ内ユニフォームなど、配信を見ている人しかもらえないゲーム内アイテムなどをプレゼントしようと思っています。現在、いろいろ調整中です。
──現在プレイを休んでいる人や初心者に向けて、施策などはありますか?
大木:Dream Championshipそのものは誰でも参加できるような形でオンライン予選をやっていて、勝ちあがれなくても楽しんでもらえるイベントとなっています。
“Dream Championship”の開幕を記念した特別なガチャや選手を育成できるイベントなども用意しているので、予選を突破できなくても楽しんでもらえるのではないかなと思います。
さらに、今年も優勝予想キャンペーンなど配信を見ている人にも楽しんでもらえるキャンペーンを検討中です。
決勝大会を目指すような意気込みの人以外も楽しめるイベントになっているので、これをきっかけにプレイしていただければありがたいです。
──他に注目してほしいポイントなどはありますか?
大木:先ほども話のなかで出ましたが、今年も公式配信者による配信を予定しています。配信を通してゲーム外でもコンテンツを楽しんでいただけるように、力を入れていくことを改めてお伝えしておきたいです。
各大会に出場された方への賞品についても、ゲーム内のアイテムだけではなく、今年もオリジナルグッズという形で記念になる特別なグッズを用意しているので、そちらも楽しみにしてください。
──高橋先生の色紙も、ファンからするとたまらないもの。配信で出た時の盛り上がりもすごいですね。
大木:我々も欲しいくらいに豪華です(笑)。具体的な内容は言えませんが、今年も楽しみにしていてください。ワールドカップイヤーでもあるので、そういったところも含めてどんなイラストになるのかを想像してお待ちください。
5周年を迎えて“NEXT DREAM”でさらに広がる『キャプテン翼』の世界! 気になるストーリーの続きは?
──昨年からの施策として“NEXT DREAM”を展開していますが、今後こちらのコンテンツの注目ポイントはありますか。
大木:『ライジングサン』の続きのストーリーで高橋陽一先生がお考えになっている構想やプロットなどを膨らませたストーリーとなっています。
どの選手がどこに移籍したかや、どういう思いを持って新シーズンに臨んでいるのかといった部分はすでに描いています。春あたりから試合も始まっていますが、今後は選手による対決が増えてくるので、見どころになると思います。
──現時点で公開されているシナリオのなかで、反響が大きかったシナリオやキャラクターはいますか?
大木:やはり石崎くんの結婚のところ、プロポーズは反響が大きかったです。さらに石崎くんがインテルに移籍するとは誰も思っていなかったようで、そこも驚きポイントでした。
意外なところでは、若島津くんと浦辺くんのシナリオです。私も予想できなかったため、先生からプロットをいただいた時に驚きました。
──作られている中で、「ここはプレイヤーも盛り上がるだろう」という手ごたえはありましたか?
大木:自分も『キャプテン翼』ファンとして驚いたので、反響はあるだろうと思っていました。プロットをいただいた際に「ここはしっかり描かないといけない」と力を入れたつもりです。
──5周年を迎えましたが、この半年間で反響が大きかったキャラやコンテンツなどはありましたか?
大木:エイプリルフールイベントで、1日限定で片桐や見上、賀茂のコーチ陣の若いころを描いたものを展開しました。原作で数ページのものを膨らませて描いたのですが、すごく反響がよかったです。
あと、バルセロナとユベントスとのコラボも反響がありましたね。
──ちなみになぜコーチ陣の若いころをピックアップしようと思われたのですか?
大木:2021年のエイプリルフールで、原作にて人気のある、翼くんが早苗ちゃんに告白するシーンを恋愛シミュレーションのように用意したのですが、その反響がすごかったです。そのため、過去のエピソードのなかからより膨らませて描いたほうが、プレイヤーが喜ぶという手ごたえがありました。
漫画の中でより深掘りできそうなところをいくつかピックアップしたところ、コーチ陣の若いころを描いたらおもしろいのではということで選びました。
実は海外のプレイヤーから、賀茂さんや見上さん、片桐さんの若いころをプレイアブルキャラで出してほしいという要望が、リリース当初からずっと来ているんです。使ってみたいということを希望される方が結構いらっしゃって、その要望に応えたところもあります。
──この記事が出ることで、もしかすると日本にもいるコーチ陣のファンが大きな声をあげるかもしれませんね。
大木:そうですね(笑)。コーチ陣の展開はいつかまた出したいと思っているので、楽しみにしていてください。
──海外のプレイヤーの方と日本のプレイヤーの方で、要望に大きな違いがあるものなのですか?
大木:先ほどの話題についてですが、日本のファンからコーチ陣の若いころをプレイアブルで出してほしいというのは、私の記憶だとなかったと思います。なぜかはわかりませんが、海外のファンからは私のTwitterなどに「この選手はいつプレイアブルで出るのか?」という質問は定期的に来ます。
他にもすごくマニアックな質問が来ることもあります。海外のファンは、日本人とは異なる視点なのがおもしろいところですね。
──最後に、今年の“Dream Championship”開催に向けて、プレイヤーのみなさんに一言お願いします。
大木:今年も皆さんのおかげで無事に開催することが決まって、本当にうれしく思っています。
今回出場する選手は、レーティングから上がってくる選手もいますし、これまでどおりのオンライン予選と地域予選を勝ち抜いて上がってくる方もいらっしゃいます。先ほどもお話ししたのですが、昨年よりもハイレベルな戦いになることを期待していますので、ぜひがんばっていただきたいと思います。
また、大会には出場していない選手や、プレイヤーの方々にも楽しんでもらえるような番組構成や大会の運営をやっていこうと思っています。そのハイレベルな大会を見て楽しんでいただいて、「こういう戦い方をすればより強くなれるんだ」というところをお伝えして、またアプリをプレイしてもらえるとうれしいです。今年もぜひ期待してお待ちください。
©高橋陽一/集英社
©高橋陽一/集英社・テレビ東京・エノキフィルム
原作「キャプテン翼」高橋陽一(集英社文庫コミック版)
©KLabGames
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『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』公式サイトはこちら
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キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~
- メーカー: KLab
- 対応端末: iOS
- ジャンル: SLG
- 配信日: 2017年6月13日
- 価格: 基本無料/アイテム課金
■iOS『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』のダウンロードはこちら
キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~
- メーカー: KLab
- 対応端末: Android
- ジャンル: SLG
- 配信日: 2017年6月13日
- 価格: 基本無料/アイテム課金