『となりの悪の大幹部!』佐伯庸介先生にコメントをもらったら根っからのエンターテイナーっぷりがうかがえる内容に

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 電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする“Spot the 電撃文庫”。今回は、『となりの悪の大幹部』を執筆した佐伯庸介先生のインタビューを掲載します。

 本作は、平和のために戦うヒーローと、元悪の幹部(美人なお姉さん)が繰り広げる日常コメディです。

 街に蔓延る怪人たちを打ち倒す、万色戦隊バンショクジャーの緑色担当、バンショクグリーンこと草間ミドリ。その私生活は荒んでいた。そんな彼の住む部屋のお隣さんに、銀髪セクシーな異国のお姉さん・久里アシェラーと、その娘・タラタットが引っ越してきた!? 美人母娘と夢のお隣さん生活が始まる……かと思いきや、彼女たちの正体は、なんとミドリたちの天敵、元悪の大幹部!?

 佐伯先生には本作が生まれた経緯などを伺いました。執筆にあたっては「自分ではなく主人公が悩んでました」など、いただいたコメントのはしばしから先生のユーモアがうかがえるものとなっています。興味を持ったらぜひ『となりの悪の大幹部』もご一読ください。

──この作品を書いたキッカケを教えてください。

 ここらでひとつ、俺もラブいのを書くか……! と思い始めました。なんかこうなりました。

──作品の特徴やセールスポイントを教えてください。

 銀髪褐色お姉さんと金髪ロリBBAが可愛いです。

──作品を書くうえで悩んだところは?

 主人公が恐らく自作で過去一真面目な男なので、自分ではなく主人公が悩んでました。

──執筆にかかった期間はどれくらいですか?

 3カ月くらいだったかと思います。

──執筆中のエピソードはありますか?

 某先生と思い切りネタ被りしたことが判明し、笑い合ったあと「まあどうせ完成したら別物になるしいいか!」となりました。

──本作の主人公やヒロインについて、生まれた経緯や思うところをお聞かせください。

 主人公は年齢が17~30代まで広くふらふらした結果、今の形になりました。ヒロインは元々銀髪褐色お姉さんが書きたかったのでそのまんまですね。

──特にお気に入りのシーンはどこですか?

 お互いの正体バレのシーン……2章頭の辺りでしょうか。

──今後の予定について簡単に教えてください。

 あっちこっちで仕事をしていますので、またどっかで年内に本が出るかも……出ないかも……。

──小説を書く時に、特にこだわっているところは?

 読んでいて退屈、なシーンを可能な限り無くすこと。

──アイデアを出したり、集中力を高めたりするためにやっていることは?

 外で仕事します。今はやりにくい世の中で困っています。

──学生時代に影響を受けた人物・作品は?

 無数にありますが、作劇につながるところで言えば、漫画家の伊藤勢先生の作品でしょうか。小説家で言えば上遠野浩平先生、秋田禎信先生の作品群かと思います。

──今現在注目している作家・作品は?

 アニメ化とかしたメジャーどころを抜かして言えば『勇者のクズ』でしょうか。小説版もコミック版も面白いです。

──その他に今熱中しているものはありますか?

 故あって『ルパン三世』を原作からアニメ版までどどーっと見ています。

──最近熱中しているゲームはありますか?

 『真・女神転生Ⅴ』、『スーパーロボット大戦30』。仕事の関係で周回遅れで楽しんでおります。

──それでは最後に、電撃オンライン読者へメッセージをお願いします。

 『となりの悪の大幹部!』はとにかく明るく楽しく読めるものを目指しました。お菓子とジュース食べて飲みながら読んでね!

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