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『ハーヴェステラ』先行レビュー。スローライフや探索、アクションの楽しさに要注目!

Ak
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 11月4日発売のNintendo Switch/Steam向け生活シミュレーションRPG『ハーヴェステラ』の先行レビューをお届けします。
※Steam版は11月5日発売

 本作は、スクウェア・エニックスが贈るファンタジー×生活シミュレーションRPG。RPGらしい探索やバトルと、スローライフな生活シミュレーションを楽しむことができます。

 本先行レビューでは、序盤から1~2時間ほどプレイして判明した本作の魅力についてお届けしていきます。

謎めいたストーリーと人々との交流が魅力的なシナリオ

 記憶喪失の主人公が辺境の村に流れ着くシーンから、物語はスタート。

 死季や魔族など、ファンタジーらしいキーワードが出てきますが、記憶喪失の主人公の視点でイチから物語を読めるので、世界観に入り込みやすいです。

 序盤ではまだまだ明らかにならない謎も多く、先を読み進めたくなりますね。


 流れ着いた主人公は、村の人々の助けを借りて生活基盤を築いていきます。

 主人公を手当してくれる女医のクレスさんを筆頭に、村の人々はかなり親切! そのご厚意で、割と序盤から空き家を借りられることになります。

 その空き家を主な拠点として、畑を耕したり、周囲のダンジョンを探索したり、村で物資を購入したりというのが、基本的な本作の流れ。

 時間の経過はありますが、時間制限はないのでゆっくりとスローライフ&探検を楽しむことができます。

 人々との交流も本作の見どころ。序盤ではまだ個別の交流イベントは発生しなかったものの、仲を深められそうな魅力的なキャラクターは多く登場しました。

 とくに主人公と似た境遇の未来から来た少女、アリアはメインヒロインの風格があります。強気で多少当たりがキツイものの、段々主人公に気を許していくというのは王道ですね!

 ほかにも、全身鎧をまとった魔族のディアンサスも魅力的。明言はされていませんが、声からするとおそらく女性で、知識が豊富で頼りになります。彼女とも交流を深められるのかが気になるところ。

畑の管理や釣りなどのスローライフ要素は計画性が重要! 序盤では食糧の確保が課題に?

 序盤から解放される畑では、耕す→種を撒く→水をやるといった流れで、時間経過で作物が収穫できます。

 収穫した作物は料理の材料にしたり、出荷してお金に替えたりできます。料理をするには調理台が必要となるので、まずは金策として利用することになりますね。

 作物は収穫時間に差があるため、すぐに収穫できるけど安価な種を撒いて当面の資金を確保するか、時間はかかるものの高価な種を撒いて長期的な金策とするかはプレイヤーしだい!

 序盤では各種要素の解放のために収穫時間の短い作物を育てるのがよさそうですが、このあたりの計画性でプレイスタイルに幅が出てきそうですね。

 スローライフ系のゲームとしてはオーソドックスなシステムで、チュートリアルも順を追って説明してくれるので、何をやればいいか迷うことは少ないはず。要素がじょじょに解放されていくので、複雑さは感じずに楽しめます。

 序盤では、ダッシュや攻撃など、さまざまな場面で消費するスタミナの管理が重要に! スタミナが切れると攻撃や採集などができなくなるので、計画性が重要です。

 食料を食べてお腹を満たしておくとスタミナは自動回復するので、食糧の確保も大事です。まずは食糧を調理できる調理台を購入するのが目標となりそうですね。序盤のうちは、食材を食材のまま食べることも多いので、あるていどダンジョンに食材を持ち込む必要があります。

アクションはシンプルに楽しめる! ダンジョンでは選択肢によって変化するイベントも

 ダンジョンには、素材の収集やストーリーの進行のために訪れることになります。

 ダンジョンにいるエネミーは、倒すことで素材をドロップします。戦闘の難易度はそこまで高くなく、現時点で挑むと危険なエネミーは一目で分かるようになっているので安心。

 攻撃アクションは使用するボタンも少なく、スキルも含めて操作は比較的シンプル。アクション性は高くないので、アクションゲームに不慣れでも大丈夫です。

 ダンジョンではボス戦もありますが、序盤だからか予備動作がわかりやすく、初見でもそこまで攻略は難しくありませんでした。同行してくれる仲間も頼りになるので、戦闘の敷居はそこまで高くなさそうです。

 ストーリー進行でジョブが解放され、ジョブチェンジが可能に。ジョブごとに使えるスキルの種類によって有効なエネミーが異なるので、使い分けが重要になりそうです。

 スタミナ管理に注意しつつ、敵の弱点に合わせてジョブを切り替え、スキルを使っていくのが戦闘の基本的な流れ。ジョブごとにスキルに個性があるので、ジョブが増えていくとアクションの選択肢も増えていきそうです。

 ダンジョンでは選択肢が発生することも。怪しいキノコを食べるか食べないか、開錠に時間がかかりそうな宝箱の開錠に挑むかなど、選択肢はさまざまです。

 スタミナや時間に余裕がないときは無視するのもアリですが、貴重なアイテムが入手できる場合もあるので悩みどころ。序盤のうちはそこまで致命的なデメリットは発生しなかったので、積極的に挑戦してみてもいいかもしれません。

 ダンジョン内では通常のフィールドと同様に時間が経過し、夜遅くになるとステータスの減少などの悪影響があります。そのため、無理せず拠点に帰るという選択も重要。(一瞬で拠点に戻れるアイテムもあります)

 なお、ダンジョン内で倒れると拠点に強制的に戻り、一定の金額を治療費として没収されるほか、次の日の正午過ぎからスタートしてしまうというデメリットがあります。畑での栽培も含めて、日々の計画性が重要になりそうなゲーム性ですね。

 各種クラフト要素など、短時間のプレイではまだまだ見えてこない部分も多かった本作の魅力。とくにペットの育成要素などは気になるところです。

 ストーリーも気になる展開が多かったので、発売が待ち遠しいですね! なお、製品版へセーブデータが引き継げる体験版がニンテンドーeショップで配信中ですので、気になった方はぜひ遊んでみてください。

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