アーケード版とは多少違うけどやっぱり『タツジン』は名作なんです!
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10月27日に発売される『メガドライブミニ2』に収録されているタイトルについてレビューしていきます。
『メガドライブミニ2』は、令和初のゲーム機として話題を呼んだ、ミニハードの決定版『メガドライブミニ』から、内容を一新し、『メガドライブ2』を再現した新デザインでさらなる小型化を実現しつつ、大きくパワーアップした新ハードです。
特別企画では、さまざまなライターがソフトの特徴や魅力を語っていきます。今回掲載するのは『タツジン』です。
『タツジン』 文:豊臣和孝
シューティングがゲームセンターの花形だった1980年代の後半、数ある作品のなかでもトップクラスの人気を誇った『タツジン』。アーケード版の稼働から約1年後にリリースされたメガドライブ版は、高い注目を……と言いたいところですが、マニア筋からBGMのテンポや画面サイズ、一部ショットなど仕様や再現度の違いを指摘されたことが影響したのか、秋葉原のみならずどこにいってもお値打ち価格で売り場に並んでいる状況でした。
ただ、それはあくまでもアーケード版を至上とするユーザー評価で「完全移植なんて無理なんだから楽しく遊べればいいじゃん」といった人にはきちんと受け入れられていたのも事実。
パターン構築が重要で難易度が高い作品ですが、ボタンを押してからの発動が早く緊急回避に役立つ“ボム”はまさに発明品で、多少ミスをしても「やっちまった! でもがんばればなんとかいけそう!」とゲーマーの挑戦心を掻き立ててくれます。ひたすら撃って避けてヤバイと思ったら即ボム。シンプルだけど絶対的な様式を高いレベルで確立させた『タツジン』は、まぎれもない名作だと思います。
『メガドライブミニ2』版は、BGMをアーケード準拠とメガドライブ版から選択可能。初期型メガドライブの硬くてデカい3Bパッドに苦戦した人も、メガドライブミニ2の快適6Bパッドなら当時拝めなかった5周エンドも狙えちゃうかも!?
タイトル説明(公式サイトより)
東亜プランの代表作となった大ヒットシューティングです。赤いノーマルショット、青いサンダーレーザー、緑のタツジンビームと、必殺のタツジンボムを上手に使いながら、ギタン星人と戦います。BGMをオリジナル速度で聴けるモードを追加。
(C)TATSUJIN Co., Ltd.
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