『ふしぎの海のナディア』はアニメ原作ゲームとしての魅力だけでなく、RPG的な完成度も高かった!
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10月27日に発売される『メガドライブミニ2』に収録されているタイトルについてレビューしていきます。
『メガドライブミニ2』は、令和初のゲーム機として話題を呼んだ、ミニハードの決定版『メガドライブミニ』から、内容を一新し、『メガドライブ2』を再現した新デザインでさらなる小型化を実現しつつ、大きくパワーアップした新ハードです。
特別企画では、さまざまなライターがソフトの特徴や魅力を語っていきます。今回掲載するのは『ふしぎの海のナディア』です。
『ふしぎの海のナディア』 文:そみん
1990年代前半、メガドライブのある種の弱点はRPGの少なさでした。のち人気シリーズとなる『シャイニング&ザ・ダクネス』が発売されたのが1991年3月29日ですからね。少なくとも、自分はRPGに飢えていました。
そんな1991年3月19日に発売されたのが『ふしぎの海のナディア』。ジャンル的にはアドベンチャーで、レベル上げなどのRPG的な要素はないものの、2Dキャラを動かして会話したり、ダンジョンを探索したりと、いわゆる“RPGらしさ”が詰まっており、思わず「凄いわジャン! 大発明じゃない!!」と興奮しながらプレイしたものです。
アニメ版をなぞって結末まで描かれるので、アニメ版を知らなくても『ナディア』のストーリーを把握できるところも◎。てか、アニメ放送中にゲームが発売され、アニメよりも先に物語の結末まで描かれたという部分も、ある意味で本作が伝説と呼ばれる由縁といえるでしょう。
アニメとは異なる展開となっているのもポイント。ゲームをクリアしたら、ぜひアニメも楽しみましょう!
あと、オープニングの演出が神がかっていたのも思い出深いです。主題歌の歌詞までちゃんと表示されて、ほんと、TVアニメのオープニングって感じで感動したもの。ゲームを遊ぶとアニメも見たくなる……アニメ原作のゲームのお手本の1つといえる傑作だと思います!
タイトル説明(公式サイトより)
人気アニメを追体験できるアドベンチャーです。19世紀の終わり。謎の少女・ナディアと出会った主人公の少年ジャンは、謎の宝石「ブルーウォーター」をめぐる事件に巻き込まれていきます。全6章からなる物語は、アニメとは異なる展開も。
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