『エクスランザー』といえばラスタースクロールと色数。いい意味でマニア向けの良質ロボアクション!
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10月27日に発売される『メガドライブミニ2』に収録されているタイトルについてレビューしていきます。
『メガドライブミニ2』は、令和初のゲーム機として話題を呼んだ、ミニハードの決定版『メガドライブミニ』から、内容を一新し、『メガドライブ2』を再現した新デザインでさらなる小型化を実現しつつ、大きくパワーアップした新ハードです。
特別企画では、さまざまなライターがソフトの特徴や魅力を語っていきます。今回掲載するのは『エクスランザー』です。
『エクスランザー』 文:そみん
“7種の武器を持ち、光をパワーに変換できる人型戦闘マシン「エクスランザー」と、合体可能な2種の支援機を駆って、少女ニーナを狙う、オジー・ワイズ率いる機兵師団と戦います。”
……上記は『メガドライブミニ2』のサイトの紹介文ですが、これだけでもう熱いですよね。自分の中では『エクスランザー』はマニアックな傑作という位置づけです。
複雑な操作やシステムもありながら、探索+アクション+シューティングが見事に融合したゲームシステムは絶品です。ちょっととっつきにくいかもしれませんが、気がつくと6ボタンを華麗に使い分けながらゲームを遊ぶ快感を得られるはず。
そんなゲームシステムのすごさもさることながら、本作をマニアックと呼ぶ由縁は、あふれんばかりの技術力アピール。当時の広告でも128色という色数が強調されていましたし、パッケージ裏でも“通常の2倍の色数”といううたい文句がおどっていました。
まあ、今や色数は数えられないレベルの話になっていますが、当時はほんとすごかったんですぜ。しかも、単に色が多いだけじゃなくて、洞窟やら大自然やらのビジュアル演出がマジで美しい。今見ても芸術的。
ラスタースクロールとか多重スクロールとか、2Dグラフィックならではの匠の技術を堪能できる芸術作品としても『エクスランザー』はメガドライブ史に残る傑作の1つだと自分は思っています!
タイトル説明(公式サイトより)
6つのボタンを駆使して戦う、SFロボットシューティングです。7種の武器を持ち、光をパワーに変換できる人型戦闘マシン「エクスランザー」と、合体可能な2種の支援機を駆って、少女ニーナを狙う、オジー・ワイズ率いる機兵師団と戦います。
(C)SEGA
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