故障も気にせずあの『ナイトストライカー』を自宅で遊べるのが最高だった
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10月27日に発売される『メガドライブミニ2』に収録されているタイトルについてレビューしていきます。
『メガドライブミニ2』は、令和初のゲーム機として話題を呼んだ、ミニハードの決定版『メガドライブミニ』から、内容を一新し、『メガドライブ2』を再現した新デザインでさらなる小型化を実現しつつ、大きくパワーアップした新ハードです。
特別企画では、さまざまなライターがソフトの特徴や魅力を語っていきます。今回掲載するのは『ナイトストライカー』です。
『ナイトストライカー』 文:豊臣和孝
本作は1989年にタイトーがアーケード向けにリリースした大型筐体3DシューティングのメガCD移植版です。アーケード版『ナイトストライカー』は当時からカルト的な人気が高く、さらにはアナログスティックを中心に故障が多い筐体として有名で、「あの店の『ナイスト』はメンテがしっかりしてる」など各地の稼働情報をパソコン通信のBBSで共有している人たちがいたことを覚えています。
ゲームシステムは、正面からくる敵をショットで倒しながら障害物を避けつつ次のステージを目指していくというもの。各ステージクリア後に分岐があり、地上があるステージでは自機を一番下にもっていくと車輪が出て地上走行モードになりスコアが加算。『ナイスト』のスコアといえば、ショットで敵を倒さず、なおかつダメージを一度も受けずにステージクリアで得られる超絶ボーナス“パシフィスト”は、先達のコアなファンのみならず当時のアーケードゲーマーならたいてい知ってる鉄板知識(ネタ)みたいなところがありました。
メガCD版は、粗いグラフィック解像度と引き換えにアーケードに近い操作感覚や疾走感を実現。ここで重要なのが、より『ナイスト』っぽく遊ぶためのアナログデバイス。当時メガドライブに対応していたのは電波新聞社のカブトガニこと『XE-1AP』ですが、メガドライブミニ2には令和の世に復刻された『サイバースティック』が! 徹底的にこだわる人には必須かもしれませんね。
タイトル説明(公式サイトより)
アーケードで話題を呼んだタイトーのハイスピード3Dシューティングです。自機・インターグレイを駆り、分岐のある6つのラウンド・全21ステージを戦います。メガCD版では、アレンジBGMへの切り替えも可能です。
(C)TAITO CORPORATION 1989, 1993 ALL RIGHTS RESERVED.
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