GB『カエルの為に鐘は鳴る』の発売日。コミカルと見せかけてジーンと来た思い出 【今日は何の日:9月14日】

ネオン
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 皆さんこんにちは、恩頼ネオン(@Dol_neon)です!

 今から30年前の1992年9月14日にゲームボーイ用ソフト『カエルの為に鐘は鳴る』が発売されました。

あこがれの姫を救うため、熱血王子が大冒険

 公式には“変身ギャグベンチャー”と聞いたことがないジャンルの本作。

 憧れのお姫様がさらわれたという話を聞いて、主人公のサブレ王子とライバルのリチャード王子が、互いより先に姫を救い出すことを目的に、冒険の旅に出発するのが物語の発端。

 主人公は熱血漢でライバルはクールと、表面だけは王道を貫いているような作品です。

 ただ、ゲーム全体に漂う雰囲気はコミカルで急にセリフ回しが時代劇調になったり、「そんなのあり!?」と思うような問題の解決策が提示されたり、突っ込みたくなるような展開が満載でした。

 さらに、1992年当時のパロディも豊富。埋蔵金を発掘しようとしている“こぴーらいたー”なんて今、通じるネタなんですかね?(笑)

 システムは一見アクションRPGのようですが、バトルは完全にオートでランダム要素はなし。勝てない敵に何度挑んでも結果が変わることはありません。

 つまり、倒さなければ先に進めないボスは実質的にはカギのかかったトビラのような位置づけ。メインになるのは、小気味よく進むストーリーとアクションパズルのような謎解きでした。

 ある事情から人間、カエル、ヘビの3つの姿になるサブレ王子。それぞれの姿の特徴を生かした謎解きやアクションは難しくはないけれど、達成感はしっかり得られる絶妙な難易度なんです。

 決してボリュームたっぷりのタイトルではありませんが、そのぶん短時間にギュっと詰まった満足感が格別。

 コメディとパロディで押し切っていくからこそ、終盤での展開に不思議な感動を抱くタイトルでした!


恩頼ネオン:電撃オンラインのライター。アニメ、ゲームが大好きです! Twitterでも“今日は何の日”やってます♪


※画像はニンテンドー3DS“バーチャルコンソール”版のものです。
©1992-2012 Nintendo
© KADOKAWA Game Linkage Inc.
キャラクターデザイン:津路参汰(ニトロプラス)

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