終末世界を人とメカの兄弟が駆ける！ 探索＆戦略バトル『ミアズマ クロニクル』は物語に超期待【電撃インディー#320】
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9月12日に開催された505 Games Japanによる新作発表＆試遊イベント“ROUTE 505”の第2部において、新作7作品の試遊が行われました。そのなかで、国内初の試遊で注目された『Miasma Chronicles（ミアズマ クロニクル)』のミニレビューをお届けします。
『Miasma Chronicles』は、PS5/Xbox Series X|S/PCとして、2023年配信予定です。
なお、『Miasma Chronicles』は、東京ゲームショウ2022の505 Gamesブースでも出展されます。
電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます！
『Miasma Chronicles』とは？
本作は、今からそう遠くない近未来、“ミアズマ”と呼ばれる恐ろしい力によって引き裂かれたアメリカを舞台に展開する、タクティカルアドベンチャーです。
主人公のエルヴィスは、赤ん坊の時に炭鉱の町・セデンタリーに連れて来られ、母親代わりのロボット“兄”に育てられた青年。“ミアズマ” を操ることができる不思議なグローブを母から譲り受け、“ミアズマ”によって荒廃した世界を駆け巡ることになります。
その最大の特徴は、リアルタイム探検とRPG要素のあるターン制タクティカル・コンバットをかけ合わせたゲームシステム。
開発を手がけるのは、ターン制タクティカルゲーム『Mutant Year Zero: Road to Eden』の開発として知られるThe Bearded Ladies。戦略ゲームには定評があるので、本作でのタクティカル・コンバットにも期待できそうです。
世界の探索とタクティカルコンバットを体験！
試遊では、物語の序盤から、しばしの世界探索とチュートリアルとしてバトルの一連の流れを楽しめました。
最初のムービーのあと、まずは探索パート。世界はかなり荒廃しており、この世界を引き裂いたという“ミアズマ”の力の大きさを感じさせます。
マップはかなり広大で、最初はどこへ向かうのかが分かりにくいですが、左スティックを押し込むことで、周囲をサーチし、進むべき道筋が表示されます。基本的にはこのガイドに沿って移動すればいいので、とても分かりやすいです。
そしてある程度進むとバトルが発生。このバトルが、本作の大きな特徴となっているターン性のタクティカルコンバットです。ターンごとに仲間のキャラクターたちに移動や攻撃を指示し、敵の全滅を目指していきます。
タクティカルコンバットとしては馴染み深いシステムなので、ゲーム慣れしている人なら問題なくプレイ可能。操作もしやすく、じっくり考えながらプレイすることができました。
また、攻撃に入ると射撃のデモになるのですが、これがかなりの迫力！ まるでアクションゲームのような爽快感で、バリバリと敵を攻撃してくれるのです。
さらに、フィールドマップでそのままバトルになるので、周囲にはさまざまな障害物が存在します。このため攻撃しにくい場合もあるのですが、どこに移動すれば攻撃可能かなどが表示されるので、プレイ感覚はとても快適でした。
最初の戦闘が終わると再びムービーがあり、試遊は終了となりました。時間的には短かったですが、ゲーム全体の雰囲気は十分掴める内容でした！
ポストアポカリプスの世界観がクール！
舞台は近未来で、謎の力“ミアズマ”によって破壊されたアメリカなのですが、この世界の荒廃っぷりがかなりいい感じ！ 探索パートでは、斜め俯瞰の画面で展開するのですが、全体を見渡しやすく、なおかつ圧倒的に美しいグラフィックで、操作しているだけで気持ちよくなります。
試遊できたのは一部のマップのみでしたが、紹介映像などを見ると、街のような場所や自然の残る森のような場所など、さまざまな情景を楽しめそう。こうした終末世界が大好物である自分には、この世界をあちこち探索できると考えるだけでワクワクしてきます！
キャラクターたちの個性もインパクト大！
キャラクターの魅力が高いのも本作の特徴。主人公エルヴィスは、炭鉱の町・セデンタリー出身の青年で、いつかヒーローになりたいと思うメカニック。
手袋をした手をかざし、怪しげな物体を操ろうとするシーンもあり、特別な力の持ち主のようです。世界の背景だけでなく、彼個人の過去も気になるところ。
また、エルヴィスと一緒に冒険している奇妙なロボットが、エルヴィスの“兄”であるディグズ。爆発が大好きというヘタレロボで、どこか愛嬌がある動きが特徴です。
エルヴィスの危機にすぐ駆けつけるなど、映像だけでも深い信頼関係にあることがわかります。見た目はかなり古い感じのロボットですが、探索パートでちょこちょことついてくる姿は愛らしい！
さらにスタイリッシュに敵を攻撃する銀髪の女性、ジェイドは、使命感を持った傭兵。まだ詳細は不明ですが、ヒロイン的立場になるのかも。
そしてもう1人、瓶の中に首だけが入った男性、メイソンも気になります。首から下は簡素な機械のみで、どうやって吸うのかわからない葉巻を手に持った姿は、かなりのインパクト！ 味方っぽいのですが、どのような立ち位置にいるのかに注目です。
“ミアズマ”を巡るストーリーにも期待！
個性的なキャラクターたちが織り成すストーリーにも期待できます。まだ全貌はまったく分からないですが、謎の力“ミアズマ”の真相に迫るファンタジーストーリーになるようです。
エルヴィスとディグズの兄弟が荒野で探し求めるものが、人類の歴史を変えるかもしれないというので、かなり壮大な物語になりそう！
また、敵となるのは武器を持った獣人のような相手を確認できたのみで、少なくとも人間ではないようです。この敵勢力も気になりますね。
ちょっと触っただけでも、世界観やストーリーの深さが分かり、この先待ち受ける冒険に期待が高まります。ポストアポカリプス（終末）的な世界観は好みが分かれるところですが、好きな人なら、絶対ハマると思います!! 気になる人はぜひチェックしてください！
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