可愛い狐と蛙が迷い込む不思議な世界。和風で怪しげな雰囲気に引き込まれる『狐ト蛙ノ旅』【TGS2022おすすめインディー10選/電撃インディー#323】

まさん
公開日時

 2022年9月15日~18日の期間で開催(15日と16日はビジネスデー)されている“東京ゲームショウ2022”。インディーゲーム担当ライターのまさんが、会場内で見つけたオススメの作品を紹介していきます。

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

オススメタイトルその2:『狐ト蛙ノ旅 アダシノ島のコトロ鬼』

 会場内に展示されているインディーゲームから、担当ライターが遊んでおもしろかった注目のタイトルを取り上げていく10選企画。2本目は、リアスさんが送る雰囲気バツグンの作品『狐ト蛙ノ旅 アダシノ島のコトロ鬼』です。

 本作は、情緒のある体験を持つゲームをリリースするために生まれたroom6を運営母体とするレーベル“ヨカゼ”がパブリッシングを行っている作品。ということで、当然ながらもう雰囲気がバリッバリに良いです。

 ヨカゼ自体も私が信頼しているパブリッシャーの1つで、これまで出してきたゲームも『アンリアルライフ』などの名作が多いです。雰囲気が良くて、ゲーム体験としても素敵なんですよ。なので、本作も期待している1本。

 本作は、和風のようで違うような不思議な日本を舞台に、主人公の少女“狐”とパートナーの蛙が島を探索するというアドベンチャーです。上にあげた画像を見て欲しいのですが、飲み屋のような建物内の描き込みが細かいですよね。独特な世界観をしっかり表現しています。

 基本的には歩いて情報を聞きながら進めていくアドベンチャーですが、祠に火を灯して道をふさぐ瘴気を振り払ったり、コトロ鬼と呼ばれる鬼から逃げたりといったアクセントも。回数制限のある光で鬼を足止めしながら逃げ回るのは、ちょっとした鬼ごっこといった感覚です。

 TGSのバージョンでも、祠に光を灯したり、鬼から逃げ回ったりといった基本的な部分を体験することができました。3Dのキャラクターに2Dのような温かみのある絵柄は魅力的で、不思議ではあっても不気味ではなくどこか気になる風景も目を引きます。これまた、発売が楽しみな作品が増えました。


©2022 Rias & room6 All Right Reserved.

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら