じゃんけんのようなバトルと仲間との冒険が楽しいタイムループ系RPG『In Stars And Time』【TGS2022おすすめインディー10選／電撃インディー#324】

　2022年9月15日～18日の期間で開催（15日と16日はビジネスデー）されている“東京ゲームショウ2022”。インディーゲーム担当ライターのまさんが、会場内で見つけたオススメの作品を紹介していきます。

　なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます！

オススメタイトルその3：『In Stars And Time』

　会場内に展示されているインディーゲームから、担当ライターが遊んでおもしろかった注目のタイトルを取り上げていく10選企画。3本目は、insertdisc5のRPG『In Stars And Time』です。

　毎年、TGSの会場に行って楽しみなのはノーマークだった作品に出会うこと。私もすべてのゲームをチェックしきれているわけではないので、会場内で突然出会うものもあります。出会ってから家に帰り、Steamのウィッシュリストに入れるのが楽しみの1つなんですよね。

　そんな私の楽しみにあった素敵な出会い。デモ版を最後まで遊んで「本編もやりたい！」と思えたinsertdisc5のRPG『In Stars And Time』を紹介します。

　本作は、主人公のシフリンが同じ2日間を何度も繰り返してしまうタイムループ系のRPG。パブリッシャーのArmor Games Studiosより、Nintendo Switch版の発売も予告されています。

　戦闘シーンの画像を見ても『UNDERTALE』にも影響を受けたリスペクト的な雰囲気もありつつ、特徴的なのはバトルシステム。いわゆるコマンドバトルなのですが、属性が火や水ではなくグー、チョキ、パーの3すくみになっています。

　グー属性の攻撃でパー属性の敵に攻撃するとダメージが抑えられ、逆にグー属性でチョキ属性に攻撃するとダメージアップ。感覚としてわかりやすい！

　同じ属性の攻撃を5回連続で行うと、パーティ全員のカットインが入って特殊攻撃が発生。『ペルソナ』シリーズの総攻撃のように大ダメージを与えられます。

　TGSで体験しただけでも、この属性を意識したバトルがなかなか凝っていたんですよ。仲間たちのスキルには自分のターンをほかの味方に回すものがあり、弱点属性を持つ仲間に交代しながら攻撃したり、あえてガードしながら同じ属性攻撃を狙ったりと、戦略を組み立てて戦っている感覚がありました。

　メニュー画面も遊び心があって好きなタイプですね。こういう細かいところにこだわるのが、インディーゲームの良さだなと。仲が良い4人が冒険する物語も見どころで、体験版の時点でもテキストが練られていました。和気あいあいとした冒険からのタイムループの始まりは、先が気になる展開。最後までしっかり楽しめそうな予感がします。個人的にツボにハマりました。

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