個性的すぎて気になっていた『ナナと魑魅魍魎の町』を遊んでみたらその理由がわかった【TGS2022おすすめインディー10選/電撃インディー#326】

まさん
公開日時

 2022年9月15日~18日の期間で開催(15日と16日はビジネスデー)されている“東京ゲームショウ2022”。インディーゲーム担当ライターのまさんが、会場内で見つけたオススメの作品を紹介していきます。

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

オススメタイトルその5:『ナナと魑魅魍魎の町』

 会場内に展示されているインディーゲームから、担当ライターが遊んでおもしろかった注目のタイトルを取り上げていく10選企画。5本目は、STAPgamesの2Dリズムアクション『ナナと魑魅魍魎の町』です。

 尖っていてクセのある作品でも、そこが良いと受け入れられるのがインディーゲームの良さ。ここでは、メジャーだと出てこないような驚きのある1タイトルを紹介します。

 良い意味で、初代PSの頃に出ていたようなチャレンジングなタイトル。それが『ナナと魑魅魍魎の町』です。

 毎年、知り合いと一緒に“INDIE Live Expo”を眺めるのが楽しみの1つとなっているのですが、本作は“INDIE Live Expo Winter 2021”で紹介されて多大なインパクトを残していった作品。

 とにかく見ただけでは和風ホラーなのだろうということ以外、何もかもがわからない! よくわからないのですが、その独特で尖ったセンスに惹かれて「いったいこれはなんだ」と話題にしたくらいには記憶に残ったゲームだったのです。

 実際、すぐにゲーム画面を見ても分からないでしょう。まずは、展示してあった操作説明を読んでもらうほうが早いと思います。

 というわけで、上の画像を見てください。本作は、リズムアクション+じゃんけんのような3すくみのバトルが特徴。右から左に流れる〇が黄色の線に来たときにリズムに合わせてタップすると、タップしたボタンに合わせた行動をします。

 赤なら攻撃。青なら祈力(攻撃に必要な数値)回復。黄色なら防御です。通常の行動は右側の3つのボタンで、左側にある3つのボタンは祈力を消費して行う特別な行動。相手のガードを貫通する攻撃や、強力な防御などが発動します。

 白い〇に合わせてタップすると次に敵がとる行動が確率でわかるようになっており、変化したモーションを見てそれに応じた反応をすることがポイント。

 開発者の方に説明してもらってからプレイしたのですが、リズムに合わせて防御や攻撃を行う楽しさ。いつ、祈力を溜めるかの駆け引き。よくわからない敵のモーションから行動を読む独特の感覚が味わえて、これがまた楽しいんですよ。

 トン、トン、攻撃(敵にガードされる)。トン、トン、あ、チャンスなのに祈力が足りない。といった感じで駆け引きも成立しており、バトル部分がなかなか楽しい。

 かんたんモードでやってもTGSバージョンでは難易度が高く、体力が回復しない連戦だったので3戦目で負けてしまいました。ですが、見た目の奇抜さだけではなくゲームとしても結構考えられているように見えます。

 PVを見る限り、物語や会話などもありそうなのですが、今回体験できたのはバトル部分のみ。詳細は、まだまだ不明な点が多いです。相当に個性のある作品なのですが、実際に遊んだらさらに強烈な印象を残していってくれました。

「ナナと魑魅魍魎の町」-紹介動画


本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら