ワイヤーアクションなど忙しい操作と自分の感覚がかみ合った時の快感が良かった『ラスティッド・モス』【TGS2022おすすめインディー10選/電撃インディー#327】
- 文
- まさん
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2022年9月15日~18日の期間で開催(15日と16日はビジネスデー)されている“東京ゲームショウ2022”。インディーゲーム担当ライターのまさんが、会場内で見つけたオススメの作品を紹介していきます。
なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
オススメタイトルその6:『RUSTED MOSS(ラスティッド・モス)』
会場内に展示されているインディーゲームから、担当ライターが遊んでおもしろかった注目のタイトルを取り上げていく10選企画。6本目は、PLAYISMブースにある2Dアクション『RUSTED MOSS(ラスティッド・モス)』です。
インディーゲームのパブリッシャーとして、今やゲーマーなら知らない人はいないくらい有名となったPLAYISM。展示してあるゲームも、さまざまな層に刺さるものばかりです。どれを取り上げても良かったのですが、そのなかから今回はじめて展示された『RUSTED MOSS(ラスティッド・モス)』に注目したいと思います。
本作は人間に育てられた妖精の代わり子ファーンが、銃器片手に突き進んでいくメトロイドヴァニア系の2Dアクション。
銃器は強力な溜め撃ちが可能で、溜めてから撃つとババババッと一気に連射できるのが快感です。さらに、右アナログスティックで発射できる方向も自由に定められます。
ツインスティックシューター的な操作で撃つ方向を微調整できることもあって、敵の軌道もけっこう嫌らしい動き。こっちに突撃してこないで!
そして、ここからが重要なのですが、本作にはグラップリングアクションがあります。ゴムのようにびよんびよん伸びるワイヤーを引っ掛けて、反動で崖の反対側にわたったり、敵の攻撃を回避したりと、使い道もいろいろ。いや、いろいろと言うよりも使わないと先に進めない構造ですね。
ダメージ床や落とし穴、道なき道もグラップリングで飛び越し、ぶら下がりながら敵を撃つ。もちろん、ワイヤーを打つ角度を自由に設定できます。
実際に遊んでみると、慣れるまで手が忙しい! 銃を溜めながらRTボタンでグラップルして、そこから右スティックで角度を変えて銃を放つ。敵に隙が出来たタイミングで回復して……とコントローラーを持つ手が慌ただしくなるくらい、同時に操作することが求められてきます。
グラップル中に攻撃されてダメージ床に落下してギギギギと歯がみしたり……。操作は大変なのですが、うまくスタイリッシュに戦えると気持ち良い!
会場では、15分以内にボスを撃破できるかどうかをタイマーで測ってくれました。自分の場合は撮影もしていたので、ボスについた時点で時間ギリギリ。操作に慣れて第2形態に勝てそう……というところで時間切れ。う~ん、悔しい。
自分自身でスタイリッシュに動かせるまで遊ぶのも楽しそうですし、上手い人のプレイも見たくなる。ひと筋縄じゃいかない手ごたえのあるアクションを求める層に向いていそうなゲーム、という印象でした。
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