仲間との連携がカギ! タクティカルバトルと学園ホラーな雰囲気のRPG『Demonschool』に好きを感じた【TGS2022おすすめインディー10選/電撃インディー#328】
- 文
- まさん
- 公開日時
2022年9月15日~18日の期間で開催(15日と16日はビジネスデー)されている“東京ゲームショウ2022”。インディーゲーム担当ライターのまさんが、会場内で見つけたオススメの作品を紹介していきます。
なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
オススメタイトルその7:『Demonschool』
会場内に展示されているインディーゲームから、担当ライターが遊んでおもしろかった注目のタイトルを取り上げていく10選企画。7本目は、Ysbryd Gamesブースに展示されていたタクティカルRPG『Demonschool』です。
TGSのインディーゲームコーナーは、会場マップの右上にあるHALL1に固まっています。でも、じつはそこだけじゃありません。
小さなパブリッシャーから最近参入した大手の出版社まで、会場内にはいたるところにインディーゲームが展示されています。
そうした作品を探しに会場全体を回るのもオススメ。とくに壁際のスペースは、海外の小規模メーカー作品やインディーゲームが展示されていることもあって見逃せないんですよ。おもしろそうな作品が展示されているので、ゲーム好きなら壁際をグルっと回ってみると楽しめますよ。
本作は、そんなHALL6とHALL7の壁際。インディーゲームコーナーとは正反対の場所にあるYsbryd Gamesコーナーに展示されていた作品です。
オカルトをテーマにした学園物で、『ペルソナ』シリーズや『真・女神転生』シリーズに影響を受けたというRPG。はい、大好物。絶対遊びます。
そんな勢いのままに、TGSバージョンを体験。TGSバージョンでは、ストーリーの一部を遊べるモードと戦闘に特化した高難易度バトルのモードの2つから選択できました。
ちなみに、バトル自体がなかなか頭を使う難易度なので、最初は戸惑うかもしれません。まず、ストーリーのほうを遊んでみたほうがいいかも。
翻訳はされているのですが、途中から漢字の抜けがあって物語自体はふわっとした理解になってしまうのですが、序盤の掛け合いだけでも雰囲気がバッチリつかめます。
拠点となるクラブハウスをベースに、大学生の仲間たちと街をめぐって悪魔絡みの事件を調査するのは、なるほど確かに影響を受けていると納得。それでいて、ただインスパイアされただけではなく、しっかりとしたオリジナリティもあります。
とくに、タクティカルな戦闘の部分は展示版の時点で絶妙なバランス。最初の行動ターンで味方の行動を指示したあと、一斉に動き出すというシステムなのですが、考えさせられることが多くて頭を使います。
“開始”を選ばなければ、いつでも行動をキャンセルできるので、どう動かすか悩みまくり。キャラクターごとに用意されたAPを消費して、全員で共有している行動回数をどう使うかも重要です。
主人公を4回動かしても良ければ、全員で1回ずつ行動するのもアリ。囲んで攻撃すればカットイン付きのコンボも発動するので、味方の配置もおろそかにできません。
敵の行動も容赦がなく、次々と来る増援をどうさばいていくかも肝心。よく考えられたバトルと、大学を舞台にした独自の雰囲気。キャラクターたちの掛け合いもいい感じです。
自分は、海外が作る日本のゲームにも影響を受けたJ・RPG(海外製の日本風RPGにつくジャンル名)が大好きなのですが、この作品もチェックしておくべきだと感じました。
© Necrosoft Games LLC. All rights reserved. Published by Ysbryd Games Worldwide Limited.
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