『CoD MWII』ベータテストプレイレポート。スピーディなゲーム展開は健在! カスタマイズ要素はより奥が深く
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- 柏又
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10月28日に全世界で同時発売される人気FPS最新作『Call of Duty: Modern Warfare®II』。本作は、2019年に発売された『Call of Duty: Modern Warfare®』の続編で、世界規模に拡大する戦いに特殊部隊“タスクフォース141”のメンバーとなって挑みます。
ストーリーを楽しむキャンペーンモードとオンライン対戦モードであるマルチプレイヤー、そしてストーリー主導の強力プレイモード“スペシャルオプス”の3つのモードが搭載されたボリュームたっぷりの内容が特徴です。
9月17日より本作の対戦モード、マルチプレイヤーのベータテストが開始されました。
ベータテストは、PS5およびPS4プレイヤーが対象の9月17~21日と、そこからさらにXboxとPC版のプレイヤーが加わる9月23~27日の2つの期間に分かれています。ここでは前半の期間に行われたテストの模様をPS5版をもとにお届けします。
プレイヤーの体力は前作より多め。一部PERKはマッチ中に発動するシステムに変化
前作にあたる『Modern Warfare』は、うかつに相手の前に出ると瞬時にキルされるような緊張感のあるゲームプレイが特徴でした。今作は比較的体力が多めに設定されているようで、比較的無理がきく印象を受けました。ダッシュボタン2度押しで使える“タクティカルダッシュ”や、近接攻撃ボタンで武器を障害物にマウントして射撃を安定させるなど、過去作のアクションは健在ですね。
大きな違いとしては、タクティカルダッシュ中にしゃがみボタンでダイブ(前方飛び込み)が可能になり、ダッシュから素早く伏せ状態に移行できることでしょうか。筆者はドミネーションルールを中心にプレイしていたのですが、過去作よりもゲームの進行がスピーディで、ケアパッケージを展開している余裕がないくらい同じ場所での攻守の変化が早い感じの対戦が多かったですね。
また、今作はプレイヤーキャラの特殊能力PERKの仕様が大きく変化したのも重要ポイント。今作のPERKは基本とボーナス、アルティメットの3つに区分されていて、対戦開始時は基本PERK2つのみ効果があります。ボーナスとアルティメットに区分されている各1つのPERKはゲームが進行する間に機能がオンになる仕様となりました。
ボーナスやアルティメットに区分されたPERKは効果を実感しやすい、強力なものが多い印象で、対戦開始時と終盤でかなりプレイ感が変わってくるあたりは新鮮でしたね。
ユニークかつ緊張感ある新ルールも見どころ
前半のベータテストでは、『Call of Duty』伝統である6人対6人の対戦形式を中心としたゲームモードで対戦できました。フィルターでプレイヤーの遊びたいルールのみをリスト化、マッチングを行う仕様は今作も同様です。それとは別に注目ルールとしていくつかの新ルールで遊ぶことができました。
リスポーンなしの緊張感あるプレイが特徴の“プリズナーレスキュー”と“ノックアウト”
ベータテスト初日で目を引かれたのは、今作で新たに追加された“プリズナーレスキュー”と“ノックアウト”。いずれも倒されるとリスポーン(復活)できませんが、生存している味方から蘇生を受けることが可能です。相手を全滅させるか、目標を達成すれば勝利なのは“サーチ・アンド・デストロイ”ルールに近いですね。
“プリズナーレスキュー”は攻撃と防衛に各チームが分かれ、攻撃側は相手陣地にいる人質を回収して自陣まで運ぶこと、防衛側はその阻止が目的です。攻撃側は、マップに2人いる人質を1人回収するごとにポイントが加算、防衛側は相手の意図をくじいて対戦を終了させるとポイントを獲得できます。対戦は複数ラウンドに渡って行われ、獲得したポイントが規定値に達した側の勝利となります。
人質を運んでいるプレイヤーはハンドガン以外の武器が使用できなくなるなど、行動に制限を受けるので攻撃側は、撃ち合いで優勢でもしっかりとしたチームワークを要求されるように感じました。
もうひとつの“ノックアウト”は、マップ上に1つだけ置かれた荷物を回収し、最後まで保持していたチームの勝利です。荷物を持ったプレイヤーの位置は周りからまるわかりなので、味方がしっかり守れるかがポイントとなるでしょう。
また、開幕から荷物を取られて守りを固められると厳しくなる場合もあるので、荷物を相手に奪わせないプレイがまず重要になりますね。
従来とはまったく異なる感覚で楽しめる“3人称視点”モード
PlayStationの全ユーザーがプレイ可能となった3日目から導入されたのが“3人称視点モッシュピット”。“モッシュピット”複数のルールの中からランダムで選ばれたものを遊ぶモードですね。テストではチームデスマッチとドミネーション、ハードポイントが遊べました。
このモードはその名の通り、自身のキャラクターを3人称視点で操作して戦います。3人称といっても武器の照準をのぞき込む際は主観視点です。最初は3人称から主観に視点が変わる間隔に戸惑いましたが、『コール オブ デューティ』の世界を3人称視点で遊ぶのは結構新鮮でなかなか面白かったですね。
なお、今後のアップデートでは大人数が参加して広大なマップで戦う“グラウンドウォー”が開放されるらしいので、広範のベータテストも楽しみですね。
今作のカスタマイズ要素は武器の使い込みに新たなシステムを導入
先にあげたPERKのほか、今作では武器のカスタマイズ要素も一新されました。今作の武器も経験値を溜めてレベルアップ、アタッチメントなどがアンロックされるのは従来通りです。今作で目を引くのは銃の基幹部分である“レシーバー”の存在でしょう。
今作の武器には、従来通りキャラクターのレベルアップでアンロックされるものと、武器レベルの上昇でレシーバーがアンロックされて使用可能になるものの2タイプがあります。
レシーバーがアンロックされる武器は、進行状況が上の写真のようになっています。写真では画面左端の“M4”のレベルを上げると、ライトマシンガンの“556 ICARUS”とバトルライフルの“FTAC RECON”のレシーバーがアンロックされます。ここから“556 ICARUS”のレベルを上げると“M16”が、“FTAC RECON”なら“FSS HURRICANE”がアンロックされるというわけです。
さらに、このツリー状のラインでつながれた武器間では、一部のアタッチメントが共有できるところも見逃せません。先の武器をアンロックするために別カテゴリーの武器レベルを上げる面倒さはあるものの、カスタマイズの幅があがるのは利点だと思いますね。
次のベータテストは9月23日からスタート!
この原稿を書いている時点で第1週のベータテストの最中ですが、テンポのよい『Call of Duty』ならではのバトルはしっかりとしていて非常に楽しいです。今作は現代戦なので、各種ハイテク兵器が盛りだくさんなところも興味をそそります。壁を貫通して向こう側の敵を攻撃する“ドリルチャージ”など、使いどころのおもしろいガジェットも多いですね。
なお、次回のベータテストは9月23日からスタートします。第1週目から引き続きPlayStationユーザーは全員参加が可能です。その他のハードは、予約者などを対象としたアーリーアクセスが9月23日から、全プレイヤーが参加可能となるのは9月25日からとなります。
無料でプレイできるこの機会に、最先端のFPSを体験してみてはいかがでしょうか。
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