人間じゃなくても疲れる時代。注目作『バイナリ・シンドローム』特別体験版を遊んできました【TGS2022おすすめインディー10選/電撃インディー#329】
- 文
- まさん
- 公開日時
2022年9月15日~18日の期間で開催(15日と16日はビジネスデー)された“東京ゲームショウ2022”。インディーゲーム担当ライターのまさんが、会場内で見つけたオススメの作品を紹介していきます。
なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
オススメタイトルその8:『バイナリシンドローム』
会場内に展示されているインディーゲームから、担当ライターが遊んでおもしろかった注目のタイトルを取り上げていく10選企画。8本目は、青エビ研究所のコマンドクリックADV『バイナリシンドローム』です。
はじめての出会いも良いけれど、前々から注目している作品を見に行くのもTGSの楽しみの1つ。この『バイナリ・シンドローム』もそうです。
すでに体験版が出ているので、どういうゲームなのかも体験済みですが、やはりTGSにあるものをレポートするのとでは注目度が違いますからね。おもしろそうな作品には注目してもらいたい。今回は特別体験版が展示されているとのことで早速遊んできました。
本作は、アンドロイドをカウンセリングしていくPC-98リスペクトのコマンドクリック型アドベンチャー。
20色のドット絵で塗られた懐かしいようで新しい特徴的なグラフィックと、さまざまな用途に応じて作られたアンドロイドをカウンセリングして病気の原因を探る物語が見どころです。
TGSの特別体験版では、3体のアンドロイドから好きなものを選んで5分程度のカウンセリングを体験できました。
自分は、Steamのデモ版だと選べなかったニゲルちゃんを選択。ModelNumberが2g60でニゲルという語呂合わせ感がカワイイ。でも、よく見ると物騒な設定の軍事アンドロイドです。
いや、なんか普通にカワイイ。そして、悩みがやっぱりアンドロイドらしいですね。充電が100%にならない。それはすなわち、人間でいうところのストレスから自律神経が乱れている症状に近いとか。なるほど~。アンドロイドにしかわからない悩みってあるんですね。軍事用だもんなあ……。
カウンセリングが進むと、カルテにも症状が書き込まれていきます。さらに進むと意外な事実がわかったりするのでしょうが、今回は特別体験版。とりあえず、悩みを聞いてあげてまた次回ということで、そこまで深く心に踏み込まずに診察が終わりました。
製品版では移動コマンドなども使えるみたいですが、基本はLOOK(見る)、TALK(話す)、THINK(考える)のコマンドを選んでいくタイプで複雑ではなさそう。ほかにない世界観の物語にも興味を引かれますし、完成まで待つのがより楽しみになりました。
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