『シン・クロニクル』松永Dインタビュー。ハーフアニバーサリー記念施策の注目ポイントは?
- 文
- まり蔵
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iOS/Android用RPG『シン・クロニクル(シンクロ)』の開発者インタビューをお届けします。
9月23日に『シンクロ』がサービス開始から半年を迎えます! これを記念して、『シンクロ』総合ディレクターの松永純さんにお話を伺いました。
ハーフアニバーサリー記念施策の注目ポイントを中心に、ユーザーから寄せられている反響や要望や、先日まで開催されていたキャラクター人気投票、そして今後の展望についてなど、さまざまなことに答えていただきました。ぜひご覧ください!
ハーフアニバーサリー記念・開発者インタビュー
――『シンクロ』ハーフアニバーサリー、おめでとうございます! サービス開始から半年経ってみていかがでしょうか?
ありがとうございます。
正直なところ、きちんとプレイしてくださっている皆様に届けられたこと半分、まだまだお届けできていないこと半分という感じです。
ですので、ここまで半年遊んでくださったプレイヤーの皆様には本当に感謝ですし、ここからさらに、届けたい内容を充実させていきたいと思っています。
ストーリーについて
――半年で4章というペースは、想定していたスケジュール通りでしょうか?
ここまでは、おおむね想定通りのスケジュールです。
一方で、まだ最新章をクリアした方の人数が増えきっていないというのと、イベントストーリー配信の比重を想定より上げたこともあり、4章以降はペースを落としての配信となる予定です。こちらすでにクリアして楽しみにしている方には申し訳ありません。
スケジュールは近日発表いたします。第5章も怒涛のストーリー展開を用意しておりますので、お待ちいただければと思います!
――メインストーリーとは別に、サブストーリーにも力が入れられていますよね。今後サブストーリー面で挑戦したいことなどはございますか?
サブストーリーのほうで力を入れているのは、やはり本編では描けない魅力をきちんとお届けすることです。地上が舞台だからこそできるヘルドラの大地で生きる人々のドラマや、夏のストーリーのような本編とは真逆のコメディ中心で笑って一息つけるようなドラマを、今後もやっていきたいと思っています。
一方で、ギュンターとアンネなど、各章で選ばれたゲストキャラのみが登場するシーンといった、本編を遊んでいるからこそのおもしろさがあるドラマというのも、サブストーリーではお届けしたいです。
今回のハーフアニバーサリーのストーリー「咎人たちは南天に舞う」では、本編序章で登場したヴィオレット隊長が物語のカギとして登場します。皆さんが序章で手に入れたヴィオレットにまつわるアイテム、ヴィオレットの親友ロワーナ、そしてふたりと旧知である団長リーハンを軸にドラマが展開します。クライマックスでは『序章の運命選択』を選んだからこその熱い展開が待っているので、皆さんぜひこちらのストーリーをプレイしていただきたいです!
――ユーザーの声がストーリーに影響を与える部分はありますでしょうか?
はい。今回のサブストーリーのお届けの仕方など、いただいたご意見を反映するところは多くあります。また、各キャラクターに対する熱い声も多くいただいており、各スタッフいつも拝見させてもらっています。
なので物語の検討の中でも、実際に多く反響をいただいたドラマがどういったものか、といった話をしながら決めていくところも大きいです。
なにより、ストーリーを書くうえで、大きな活力とさせていただいています。ひきつづき、お声をいただけたらうれしいです。
ハーフアニバーサリーの施策について
――ハーフアニバーサリーということで、すでにさまざまなイベントが行われていますが、改めて見どころを教えてください。
はい、さきほど話してしまいましたが、今回のイベントストーリー「咎人たちは南天に舞う」は、本編を遊んだからこその熱さに満ちた、気合の入ったシナリオになっているので、ぜひプレイしていただければと思います。
また今回から“ミュトススタンプ”という形で、シナリオ開放のポイントによってイベントガチャも回せるようになっています。
ハーフアニバーサリーはさまざまなイベントを実施していますが、メインストーリーや各コンテンツどれを遊んでもポイントが貯まるようになっていますので、ぜひ自由に遊びながらストーリーを楽しんでいただければと思います!
――新しいコンテンツとして“煉獄の門”が実装されましたね。
はい、9月からシーズン1をスタートさせていただきました。
こちらのコンテンツは曜日ごとに登場するボスキャラを撃退し、最高ダメージを目指すというバトルコンテンツになっています。
メインストーリーや、イベントのバトルと比べて、よりいっそうパーティ構築を楽しめるゲーム内容になっています。
これまでに集めたキャラを駆使して各曜日のパーティを作り、獲得した武器やキャラでシーズンを通してちくちくパーティを強化してハイスコアを伸ばしていくのがとても楽しいモードです。
参加させたキャラの意外なスキルがハイスコアの原動力になったり、プレイするほど楽しい内容になっているので、ぜひ遊んでみてください!
“運命の選択”について
――1章から4章までの“運命の選択”について、ユーザーのの比率で特徴的だった分かれ方をしている章はありましたでしょうか?
直近ですと、第4章に関しては大きく赤の扉のほうに、選択が偏りました。4章は青の扉は「カーヴァル」、赤の扉は「ウルナ」という男女のキャラが運命に関わります。
シンプルにウルナが可愛い、というのもあると思うのですが、これまで男女のキャラクターで運命の扉が分かれるのは、第1章、第3章でもやってきており、そのうえで“選択”の比率に大きな差はなかったので、どうしてだろうと思っていたのですが……。
その理由のひとつに「ミュトスのために赤の扉を選んだ」というご意見をよく見かけました。
ウルナが、ミュトスと仲よくなっていく第4章のストーリー展開を受けてのことだと思うのですが、プレイヤーの皆さんが、ミュトスというメインキャラに対して、強い愛着を感じてくれている結果が大きな差を生んだのだとしたら、とても、本当にありがたいことだなと思います。
――3章では、ずっと青、もしくはずっと赤を選んでいる人は異なる終盤になったというウワサを聞きましたが、これは本当でしょうか?
はい、本当です。
とはいえ、その異なるルートのほうが、より重要な物語になっているということはないです。
“運命の選択”と同様に、3つのストーリーはそれぞれ展開は異なるものの、それぞれが「いくつもの運命を乗り越えたからこその展開」と感じてもらえるものにしています。まだ未クリアの方は、ぜひここまでの選択ゆえに起きるクライマックス展開を楽しんでいただきたいです。
――今後も、特定の“運命の選択”の組み合わせで、異なる演出や展開が楽しめる部分も増えてくるのでしょうか? プレイヤーによって、膨大な組合せになる気が……!?
はい、今後もこうした展開の変化は用意をしていきますので、ぜひ楽しんでいただきたいです。
とはいえあまり複雑な組み合わせにすると、物語の大きな流れが感じにくくなるので、そういった分岐にはしないつもりです。ひとつひとつのルートそれぞれを丁寧に熱く描きたいと思います。
キャラクターについて
――電撃オンラインで実施した「ハーフアニバーサリー 人気投票」では100人近いキャラクターがエントリーされていますが、開発・運営スタッフのなかで人気のキャラはいますか?
――ちなみに、イケメンや美人がそろっている『シンクロ』のキャラたちですが、イラストの発注はどのような決まりがあるのでしょうか?
イケメン、美人にするための決まりというのはないので、そこはひとえにキャラクターデザインをしてくれている作家さんたちの実力が凄いからですね。
ハーフアニバーサリーでも、新キャラクターのロワーナをはじめ、魅力的なキャラクターが物語を盛り上げてくれています。
これまでのキャラも含めて、ドラマにもたくさん登場していろんな表情を見せてくれるので、ぜひ堪能してください!
――今も南方騎士団だけでなく、各地のキャラが仲間になっていますが、メインストーリーの展開と合わせて実装できるキャラの幅も広がっていきますか?
はい。四方の大騎士団のうち、東方騎士団がまだ未登場ですが、次のメインストーリーに合わせて登場予定です。
こちら発表はこれからとなりますが、気合を入れて制作しておりますので、お待ちいただければと思います!
ユーザーからの反応について
――サービス開始から半年が経過して、ユーザーからの意見で多いのはどういったものですか?
厳しい意見はやはり、オンラインイベントと報酬などのサービス面についての意見が多いです。アンケートでも顕著でした。
こちらはサービス開始以降、改善を進めさせてもらっていますが、ここからも引き続き、いただいたご意見にもとづいて改善を行っていきたいと思います。
またストーリーはよき反響をいただいておりますが、本気で楽しんでいただけたからこその、こだわりのあるご意見もいただいています。特にありがたいと感じたのは、本作の根幹でもある“運命の選択”についての意見をいただけたことです。
物語の受け取り方はやはり人それぞれで、サービス開始以降、運命の選択にドキドキできたという反響の一方で、選ばなかったほうの物語も見たいといった声や、仲間にできなかったキャラを入手したいといったご意見もいただいていました。
ここはコンセプトですので変えるべきでないと考える一方で、なにかしらの補完要素については検討すべきかと思い、その旨を報告させていただいたところ、「選んだ物語を大切にしたい」、「自分の中でもう受け入れたものだから」と、そうした補完が不要だという意見を多くいただいたんです。
こちらは本当に重要な要素なので、アンケートにてより詳細なご意見を集めさせていただき、判断をさせていただきましたが、やってほしい・やってほしくないという率直な意見を熱量とともにたくさんいただけたことで、きちんと決めることができました。本当にありがたかったです。
また先ほども触れましたが、アニバーサリーストーリーのクライマックスでは、本編序章の運命選択をしたからこその、本作ならではのドラマを用意させてもらっています。
これはユーザーの皆さんからいただいた、本作の「選ばなかった運命について」の多くの意見を受けて、開発チームとして、そのテーマをどう扱うかという議論の、ひとつの答えを込めさせていただきました。本作のストーリーに思い入れを抱いてくださっているすべての方々に、ぜひプレイしていただきたいです。
――『シンクロ』は、アンケートや開発レターなどでかなりユーザーと意見を交わしているという印象なのですが、今後もそういった部分を強化していきたい考えはありますか?
はい、今後もぜひ交わさせていただきたいと思っています。また1人で楽しめるRPGタイトルだからこそ、プレイヤーの皆さん同士で、一緒に楽しんでいることを感じられる機会も大切だなと思っていますので、そうした機会も積極的に作っていきたいと思っています。
――ユーザーから開発への「してほしいこと」はたくさん届くと思いますが、逆に開発・運営からユーザーに「してほしいこと」はありますか?
そうですね。やはりストーリーを楽しんでいただくうえで、友達も誘って一緒に遊んでもらえたら嬉しいです。運命の選択によって、プレイヤー一人一人の展開が異なる部分を比べて、楽しんでもらえたらと思います。
よろしくお願いします!
『シンクロ』の今後について
――最後に、1周年に向けて力を入れていきたいところなどを教えてください!
はい、まずはなんといっても、メインストーリーの追加をしっかりと行っていきたいと思います。魅力的なキャラクター、熱いストーリー展開、だからこそドキドキするクライマックスでの運命の選択といったところを、強く感じてもらえるよう頑張っていきます。
そしてゲーム面では、半年が経過して、各キャラクターに対する思い入れが深まったり、お気に入りのパーティ編成といったものもできてきている状況かと思いますので、より育成を楽しめる要素の追加や、これまでのイベントや攻略コンテンツのアップデートといった点を行っていきたいと思っています。
今後のアップデート計画は、生放送にて発表させていただければと思っております。
ここからも『シン・クロニクル』の物語とキャラクターをより強く楽しんでいただけるよう頑張っていきますので、どうかよろしくお願いいたします!
電撃オンラインアプリが配信中
電撃オンラインで掲載している記事をチェックできるアプリが配信中。本アプリでは『シン・クロニクル』の最新情報やプレイ日記が見やすくまとまっているので、おすすめです! ぜひチェックしてみてくださいね。
©SEGA
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シン・クロニクル
- メーカー: セガ
- 対応端末: iOS
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2022年3月23日
- 価格: 基本無料/アイテム課金
シン・クロニクル
- メーカー: セガ
- 対応端末: Android
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2022年3月23日
- 価格: 基本無料/アイテム課金