『機動戦士ガンダム 水星の魔女』2話感想。スレッタとエアリアルが拘束!? さらに仮面のキャラも登場
- 文
- てけおん
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10月9日に放送され、配信もスタートしたアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第2話“呪いのモビルスーツ”の感想をお届けします。
【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第2話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。
第2話にしてついにオープニング映像が公開されましたね! このOPでは本作においてスポットが多く当たるであろうキャラクターとMSが次々とピックアップされています。これだけでもうワクワクさせてくれる、そんな映像になっていました。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』オープニング映像(ノンクレジット)|YOASOBI「祝福」
さて、アバンタイトルまで時間を戻しまして、気になったのはシャディク・ゼネリの「オックス・アースか……」というセリフ。エラン・ケレスは1話で「GUNDアーム……ガンダム……」とつぶやきますが、シャディクもまたエアリアルがどういうモビルスーツ(MS)なのか見当がついていたのかもしれませんね。シャディクが深い知識や見る目を持っているんだなと思わせてくれるこういう描写、大好きです。
ちなみに“オックス・アース”とは、MS製造企業のこと。元々は身体機能拡張技術でる“GUND”を研究する組織“ヴァナディース機関”を買収し、GUNDフォーマットをMS軍事転用に利用した企業です。このあたりは『水星の魔女』の前日譚である“プロローグ”で詳しく描かれていますので、まだご覧になっていない人はぜひご覧ください。
そしてAパートが始まるやいなや、スレッタの身柄とエアリアルは拘束され、その処遇を巡って物語が展開していきます。この世界でガンダム――GUNDフォーマットを軍事転用したMS――の存在がどれだけ危険視されているのか、まさに第2話のサブタイトルである“呪いのモビルスーツ”であるということを冒頭から視聴者に見せつけてくれます。
エアリアルについて審問会が開催されることとなり、水星に本社を置くシン・セー開発公社のCEOにして、エアリアルの開発責任者・プロスペラが登場します。仮面をまとい謎だらけの彼女ですが、ヴィム・ジェタークとの会話では、ヴィムに対して「そちらが私に頼むのです」と言っていたのが気になりました。“ヴィムが頼むこと”の内容とは、いったいなんなのでしょうか?
さて、肝心の審問会でプロスペラは、エアリアルはGUNDフォーマット搭載機ーーガンダムではなく、新型ドローン技術を用いた機体だと説明します。ここで気になったのはプロスペラの「GUNDフォーマットが搭載されているならデータストームが検出されるはず」というセリフですね。思い返してみると、1話の戦闘シーンではスレッタがガンビットを起動する直前からコックピットを降りるまで、その顔が画面に映ることはありませんでした。ひょっとすると“データストームの影響”と関係のある演出だったのかもしれません。
さらに審問会が進むと、ミオリネが登場して父であるデリングに決闘を申し込みます。この時デリングに気圧されたミオリネが自分を奮い立たせるために「進めばふたつ」とつぶやいたり、「(決闘で)私たちが勝ったら……」と“私たち”という表現を使っていたりするところ、第2話の中でも「おおっ!」ときたシーンですね。スレッタが第1話で“進む決断”をしたことは、ミオリネの心に少なからず影響を与えたということなのでしょう。それが如実に表れたシーンのように思いました。
Bパートのラストでは、ミオリネがスレッタに決闘が決まったことを告げるのですが……スレッタが負けた場合に払う代償の大きいことといったら! まだ見ていない人は、ぜひ配信などで本編をチェックしてみてくださいね。
その後、本作のエンディング映像がシユイさんの歌う『君よ 気高く荒れ』とともに公開! YOASOBIの『祝福』もそうですが、この曲もまためちゃくちゃ『水星の魔女』の世界観を取り入れたものなんだなと思わせてくれる内容になっています。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』エンディング映像(ノンクレジット)|シユイ「君よ 気高くあれ」
そしてエンディングの後――いわゆるCパートでは、OPにも登場した赤い装甲に包まれたMSの姿が! このMSの名前などは調べればすぐに出てくるでしょう。しかし、本編で楽しみたい人もいるかと思いますので、この記事では伏せておきます。
そんな赤いMSですが、ものすごい機動でディランザ2体の射撃を回避し、本体から分離した腕と2つのユニットによるビーム刃の攻撃で、ディランザ2体をバラバラにしてしまいました。えっ、この攻撃方法って!?
赤いMSの攻撃方法や、プロスペラが言った「そちらが私に頼むのです」の真意、スレッタに興味を抱いたというエランのことなど気になることがいっぱい出てきた第2話“呪いのモビルスーツ”。配信などで2度3度と楽しみつつ第3話“グエルのプライド”を待ちたいと思います。
その他気になったこと
第2話ではたびたび“魔女”という単語が出てきました。これは推測でしかありませんが、GUNDフォーマットを搭載したMSを操縦する人のことを指して“魔女”と言っているんでしょうか?
その他気になったこととしては、宇宙居住者“スペーシアン”と地球居住者“アーシアン”の対立……というか、アーシアンが差別されていることが垣間見えるシーンが所々に挿入されます。この世界では、宇宙産業の発展から両者間の経済格差が広がったことで、スペーシアンとアーシアンの間に分断・衝突が生じているのですが、生徒はもちろん、教師にさえそれがにじんでいます。食堂で差別的な扱いを受けて去っていくニカ・ナナウラの表情がまったく見えないところにちょっと不穏な印象を受けました。
もうひとつ気になったのは、地球に行くことを目論んでいるミオリネの協力者です。1話で宇宙空間を漂っていたミオリネですが、単に向こう見ずであの行動を取っていたのではなく、協力者がいるがゆえのことだったのだと明かされます。その協力者もただ単に金銭目的で動いているようではなさそう。ふくよかな女性が口にした「宇宙には新しいルールが必要」という言葉、気になった人もいるのではないでしょうか。
……と、ここまで第2話の感想や特に気になった部分を取り上げましたが、第2話を実際にご覧になった人ならわかるように、すべての要素を拾い上げられたわけではありません。この作品、メッチャクチャ情報が詰め込まれていますし、ぜひご自身の目でご覧になってみることをオススメします! 配信情報については、記事の最後をご確認ください。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
【スタッフ】※敬称略
企画・制作:サンライズ
原作:矢立肇/富野由悠季
監督:小林寛
シリーズ構成・脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン原案:モグモ
キャラクターデザイン:田頭真理恵/戸井田珠里/高谷浩利
メカニカルデザイン:JNTHED/海老川兼武/稲田航/形部一平/寺岡賢司/柳瀬敬之
チーフメカアニメーター:久壽米木信弥/鈴木勘太/前田清明
副監督:安藤良
設定考証:白土晴一
SF考証:高島雄哉
メカニカルコーディネーター:関西リョウジ
設定協力:HISADAKE
プロップデザイン:絵を描くPETER/えすてぃお
コンセプトアート:林絢雯
テクニカルディレクター:宮原洋平
美術デザイン:岡田有章/森岡賢一/金平和茂/玉盛順一朗/上津康義
美術監督:佐藤歩
色彩設計:菊地和子
3DCGディレクター:宮風慎一
モニターグラフィックス:関香織
撮影監督:小寺翔太
編集:重村建吾
音響監督:明田川仁
音楽:大間々昂
製作:バンダイナムコフィルムワークス/創通/MBS
【出演声優】※敬称略
スレッタ・マーキュリー:市ノ瀬加那
ミオリネ・レンブラン:Lynn
グエル・ジェターク:阿座上洋平
エラン・ケレス:花江夏樹
シャディク・ゼネリ:古川 慎
ニカ・ナナウラ:宮本侑芽
チュアチュリー・パンランチ:富田美憂
デリング・レンブラン:内田直哉
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