読者が選ぶサンソフト人気投票結果発表。ファミコン時代の神ゲー・クソゲーもランクイン

ネオン
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 SUNSOFT is back! 電撃オンラインで行ったサンソフト関連の人気投票結果を発表します。この記事では好きなゲームの人気投票結果をお届けします!

 投票受付を行ったのは2022年9月15日から10月2日まで。好きなゲームの1位から3位までを投票していただき、それをポイントに換算して集計を行いました。
(一部、明らかな誤字は正しいタイトルのものとして集計しました。複数作品への投票は無効としましたが、複数のハードで発売された作品は、1作品に集約したものもあります)

  • ▲電撃オンラインのライターのネオンです! 遊んだことがないゲームも多いですが、みなさんの熱量あふれるコメントを読むと、いろいろ遊びたくなっちゃいます。

SUNSOFT is back ! レトロゲームの風雲児「SUNSOFT」が令和に復活!

好きなサンソフト作品の結果は?

 まずは前哨戦ということで、11~20位を発表します。どうぞ!

・11位:かんしゃく玉なげカン太郎の東海道五十三次

・12位:ルート16ターボ

・13位:超惑星戦記メタファイト

・14位:デッドゾーン

・15位:バットマン

・16位:ラフワールド

・17位:はしれへべれけ

・18位:アストラスーパースターズ

・19位:弁慶外伝

・20位(同数):バトルフォーミュラ

・20位(同数):OUT LIVE

 ……おお、ファミコンの名作を中心としたラインナップですが、ここでかなり有名な『東海道五十三次』が姿を見せていますね。もっと上かと思いましたが、ある意味で波乱の予感!? 『超惑星戦記メタファイト』も、もっと上かと思いました!

 14位の『デッドゾーン』はファミコンディスクシステムのアドベンチャーですが、音声合成で“しゃべる”ことで知られる作品です。ゲーム冒頭の「なぜオレはここにいるんだ?」というセリフも有名ですね。

 15位の『バットマン』はいろいろなハードで発売されましたが、特に投票が多かったのはファミコン版。グラフィックやゲームシステムはもちろん、音楽の評価も高く、サンソフトのファミコンゲーム後期の傑作として灘高い作品と言えます。
(余談ですが、映画を題材とした『グレムリン2 新種誕生』も良ゲーで、30位にランクインしていました)

 18位の『アストラスーパースターズ』はアーケード用対戦格闘ゲームで、セガサターンに移植されましたが、現在ではプレイできる環境が少ない幻のゲームの1つです。

 19位の『弁慶外伝』はPCエンジンで発売されたRPG。のちにスーパーファミコンで発売された『弁慶外伝 沙の章』とセットで投票する方も多かったです。

 ちなみに21位以下には『MYST』『トリップワールド』『へべれけのぽぷーん』『メルヘンヴェール』などなど、なつかしのタイトルも。マニアックな少数票としては『謎のマガジンディスク ナゾラーランド』の名前もちらほらありました!

 さて、ではいよいよベスト10の発表です!

10位:ギャラクシーファイト

 アーケード用対戦格闘ゲームでネオジオやセガサターン、PlayStationでも発売されたのだ! SF的な世界観が特徴で、獣人的な女性キャラのルーミを覚えている人も大人気だったのだ! やっ、やっ、勝ちなのだ!

●投票者からのコメント

・格ゲーでありながら画面端のない仕様、ガードキャンセルの存在もスピード感に寄与していて読み合いに奥深さを与えている。全体的にグラフィックもサウンドも高次元でバランスが取れている。(大黒Xさん)

・ループするステージやダッシュ攻撃などのシステム。SFものであるのでバラエティに富んだキャラクターや技があって面白い。逆光になった絵がカッコいい。(とんび@鳶嶋工房さん)

・メリハリの効いたドット絵とキレの良いモーション、カッコイイ音楽にストレスを感じさせない操作性。世界観のパッケージングが秀逸です。(ゼロニさん)

9位:アルバートオデッセイ

 スーパーファミコンで発売されたシミュレーションRPG。なかなか衝撃的なエンディングでしたが、SFCで続編『アルバートオデッセイII 邪神の胎動』が発売されました。また、セガサターンでは『アルバートオデッセイ外伝~LEGEND OF ELDEAN~』も発売されました。

●投票者からのコメント

・私の人生で一番好きなゲームです。シミュレーションとRPGを組み合わせた斬新なシステムはさることながら、雰囲気のある世界観、ビジュアル、音楽、キャラクター全て最高です。私が一番好きなのは賛否両論あるEDです。衝撃的で一生忘れません。(住本優さん)

・シミュレーションとRPGが同時に味わえる楽しさ。アニメーションの戦闘シーン。ソフィアちゃんのかわいらしさ。一作目の悲劇的な結末。それらすべてが融合した面白さが大好きです。(りみてぃさん)

・サンソフトの作品群では異質ではあるものの、試験的にレベルはいくつまで上がるのか検証した事がありますが、どうやら無限のようです!w 重厚な楽曲や1作目の残酷なEDもサンソフトらしいと言えばらしいです。サントラは3作分全て所持しています。(ジストさん)

8位:すごいへべれけ

 『へべれけ』キャラクターが登場するスーパーファミコン用対戦ゲーム。4人対戦が可能で、多人数対戦ゲームの元祖の1つかも。

 オープニング曲がクセになるほか、タイトル画面で「上、下、右、左、A、B、X、Y」と入力するとゲーム名が『すごいぜへべれけ』に変わり、同キャラ対戦が可能となるのは、わりと有名。

●投票者からのコメント

・SFC当時としては、4人対戦できる対戦格闘ゲームなんて画期的。ゆるいキャラに簡単な操作性ながらもパンチ、キック、投げ、必殺技、そして超必殺技となかなか作り込まれててステージギミック、負けてもぽぷーんで邪魔をする、アイテムあり。ほんとに今で言う、スマブラの原点じゃないかと思えるゲームでした。さらに当時はCDではなくSFCはカートリッジだったのに豪華声優陣の起用にスペックの限界に挑戦した(!?)気象システムなど(重いのでOFFで遊んでましたw)へべれけシリーズの中でも名作中の名作!(あいくりさん)

・面白いからです。バランスが良く地味な削り合いをする格闘ゲームは「スポーツ」でしかなく「ゲーム」とは思えません。その点『すごいへべれけ』はあまりにピーキーな怪しいバランスでまとまっている奇跡のような作品で、明らかな名作格闘ゲームと言えます。(tdhrさん)

・みんなでワイワイ遊べるところがとてもよかった。謎の留守番電話音声などの隠し要素も多く、やられたあとのぽぷーん状態で悔しさをレバガチャにぶつけた時に自爆の隠し技が出た時の感動を覚えています。一人でのやりこみも難易度が良い感じに分かれていて面白かった!(ちんぎんどれいさん)

・すごいへべれけ!! でっでっで!! デデデデッ!! うううううぴょーうぴょーうぴょーとーぜんですわっとっとっとーぜんですわ! つまり、当然なのです!! 真面目な話をすると、このゲームのためにマルチタップとホリパッドを買って遊びました。おーちゃんで歌ってばかりいた気がします。(鹿てっくさん)

7位:リップルアイランド

 ファミコンのアドベンチャーゲーム。闇の皇帝ゲロゲールに攫われたナサレル姫を救出するため、カイルが旅立ちます! 姫との結婚エンドもいいですが、青髪の少女キャルとのエンドを選んだ人も多いのでは?

●投票者からのコメント

・子どもの頃、サンソフトさんを知るきっかけになったソフトです! かわいいやわらかい色彩のゲーム画面や音楽に一気に引き込まれました! 2面で家族総出で森で木の実を探したのはいい思い出です(笑)(はせにょさん)

・(恐らく)ファミコンで最初にアニメーションするアドベンチャーゲームということで非常にインパクトがありました。ファミコン初ではないとしてもあそこまでアニメーションし、かつきれいな色遣いのゲームは当時斬新で、今見ても色あせないと思います。ストーリーもシンプルながら見どころが多く、すべてのエンディングを見るために四苦八苦したのも楽しい思い出です。キャラクターもメインから脇役まで非常にかわいらしく、特にヒロインのキャルは自分の初恋といってもよいくらいで、もちろん今でも大好きです。(てつやまさん)

・物語全体の優しい雰囲気や綿密なグラフィック、なにより真エンディングのカイルとキャルの関係性が大好きです。(サチさん)

6位:いっき

 新作『いっき団結』も話題となっているファミコンのクソゲー(!?)です。まあ、親しみを込めて呼ばれるクソゲーですが、実際に遊ぶと味があるアクションゲームとして普通に楽しいです。2人プレイも盛り上がります!

●投票者からのコメント

・小学の時から本当に大好きだったこの名作、そのハマり具合は家にある草刈用の釜を本当に投げてしまってお母さんに注意されるほど!! 『元祖クソゲー』の名にふさわしいゲームだった(豊田名人さん)

・当時小学生だった私にはほぼすべてがセンセーショナルでつっこみどころ満載。(CHAOSXVIさん)

・はじめてファミコンのゲームにふれた時期に見たソフト。そのときはまだ小さかったので意味がよく分からなかったけど、小学中学年くらいになってから、「なんでたった2人で一揆やってるんだ?」と思った(ちりぬるをさん)

5位:ギミック!

 ファミコンで発売された横スクロールアクションゲームで、2022年冬にはSwitch/PS4/Xbox One/PC(steam)で『ギミック! SPECIAL EDITION』が発売されます。主人公のゆめたろーのかわいさと、タイトル通りギミック満載のゲーム性が有名です!

●投票者からのコメント

・美麗なグラフィック、素晴らしいサウンド、絶妙な難しさ。ファミコンなのに格闘ゲームのような動きをするラスボス、そしてさらわれた女の子がかわいい。(おはぎさん)

・ファミコン後期に発売されたこそのアクションの圧倒的なクオリティはもちろん、かわいい主人公と敵キャラクター、ぬいぐるみの嫉妬から始まる独特のストーリーが大好きです。(ふしぎなけんきゅうさん)

・攻略の自由度が高く、慣れれば曲芸のようなプレイでスイスイ進めるようになるのが楽しいです。BGMやグラフィック、ゲームデザインなど全てにおいて高水準で隙がないゲームだと思います。(KATATEさん)

・グラフィック、音楽、キャラクター、操作性、難易度全てが高水準で非常によく出来ている。前に進まなくてもなんとなく動かしているだけで楽しいゲーム。(mgrさん)

4位:マドゥーラの翼

 女戦士ルシアが主人公のファミコン用アクションゲーム。剣やブーツを入手することで強くなる成長要素もあるので、RPG的な楽しさも味わえます。タイトルの“マドゥーラの翼”は手にした者は世界を支配できると言われる像で、この力で世界支配をたくらむダルトスと戦うことになります。

●投票者からのコメント

・アクションだけでなくRPG的成長要素が楽しかったBGMがとてもよく、今でも口ずさめるくらいにすき(特に地上と城)。(なおスさん)

・戦うヒロインゲーのパイオニアは同時期に幾つか有りますが一番センスが秀逸だった。(ゆどーふさん)

・子供の頃購入して、攻略本を頼りに苦労してクリアした思い出の作品。RPG要素もあり、難しいながらも凄く面白かった。あと、主人公のルシアが最高にかわいい。ファミコンの全ヒロインキャラの中でも一番だと思う。(axiaさん)

・オープニング、ステージ表記からゲームスタートへの音楽の流れが美しくて今でも忘れられません。ゲーム性も後半、パワーアップすると移動速度も速くなりピョンピョン飛び跳ねるルシアを操作しているだけで楽しいです。(session61さん)

・アクションゲームとして、かなり完成度が高く遊べる作品でした。もりけん先生が描く女性キャラのルシアも魅力的で、愛らしいキャラクターのイメージを想像しました。(よこやん29さん)

3位:アトランチスの謎

 ファミコンで発売されたアクションゲームで、100ステージ(!)という物量も話題になりました(100ステージすべてをクリアする必要はありませんが……)。“謎”という言葉を聞くだけで『アトランチスの謎』を思い浮かべる人もいるトカいないトカ!?

●投票者からのコメント

・実際にプレイしたことはないですがvtuberの戌神ころねさんがクリア耐久配信としてプレイしてるのを見ました。難易度が高いゲームで今どきのアクションゲームと違い操作も難しく理不尽なやられ方をするのがレトロゲームとしての魅力が詰まっていると感じたからです。(せりねらさん)

・ミステリアスな背景や100面あるワクワク感。まさに謎の大陸に迷い込んだ感じが良かったです。操作性や難易度に手を加えて遊びやすくするともっと楽しめたかな。(ミントさん)

・謎が謎のまま大人になりました…川口浩風のキャラが良かった。(ぐずべりさん)

・100面あって、操作にクセがあって、シンプルながらワクワクするワープやアイテムのギミック。8bitの冒険はこうでなくては! と本当に楽しめる。(半人前冒険者・蓮丸さん)

・ゲームバランスは別にして、ゲームそのものや世界観などがとても良かった。是非、リメイクしてほしい。(ゲームバランスは別にして、ゲームそのものや世界観などがとても良かった。是非、リメイクしてほしい。さん)

・誕生日のプレゼントに親に買ってもらった。どんなにゲームの腕前があっても正しいルートを知らなければ決してクリアできない。社会における知識の重要性をこのゲームで学んだ。(牛さんさん)

2位:わくわく7

 『ギャラクシーファイト』に続くサンソフトのアーケード用対戦格闘ゲーム。漫画チックで個性的なキャラクターばかりが登場し、今なお根強いファンを持つ作品です!

●投票者からのコメント

・ティセやまるるんなど、魅力的なキャラクターが多く、格闘ゲームが上手でなくともキャラクターを動かすだけで楽しくわくわくした事を覚えています。アリーナステージのBGMが歌付きなところも好きです。元気をもらえる歌で、今でも思い出して歌っています。(まちてるさん)

・ラスボスのフェルナンデスが可愛いから。ラスボスとは思えない可愛さ。(ルイさん)

・操作キャラはたった7人と当時としては異常な少なさでありながら、それを補うほどの作り込みで物足りなさを全く感じさせなかった。背景やBGM、対戦前後の掛け合いといった部分を含めた世界観にあっという間に魅了されてしまった。SS移植のBGMは今でもよく聴きます。とにかくやっていて面白いゲーム。(三笠屋さん)

・殺伐としたアーケードゲーム界に登場したポップの申し子! サンソフトのゆるい世界観と洗練されたグラフィック、BGMは人々に眠るポップの原始を呼び起こす! 複雑になるゲームの背景の中で面白くて可愛ければ良いと教えてくれたのは『わくわく7』でした。(館さん)

・高校生の頃、朝から晩までひたすらセガサターン版を遊んでました。もちろんアーケード版も遊んでましたね。(えねみさん)

・動かしてとにかく楽しい見た目とわかりやすいシステム。優しくてどこか懐かしい世界観! 今でも楽しく遊んでます!!(面沢銀さん)

1位:へべれけ

 うぴょー!(声:林原めぐみ) でおなじみの、謎の生物へべが活躍するファミコンゲームが堂々の1位に!! 大本命がしっかりと人気を集めた形です。多くのシリーズ作品とあわせて投票する方も多かったです。海外では『Ufouria』という名前で発売され、ワールドワイドで人気がある作品です!

 『へべれけ』の移植作がSwitch/PS4/Xbox One/PC(Steam)で今冬発売予定なので、そちらも楽しみですね。

●投票者からのコメント

・徐々に増えていく個性豊かな仲間たちと、それにつれ広がっていく世界というのが、冒険心をくすぐってきて大変楽しかったです。(きなこもちさん)

・This was my childhood favourite. After Super Mario Bros, Ufouria was the game that really made me fall in love with games.(serenevelocityさん)

・キャラクターが特殊能力を得ると、今までのマップでまた別の進み方が出来るところです。限られたマップを遊び尽くしてる感に感動しました! あと、キャラがかわいいです。ぴょー。(もっさん)

・キャラは「おーちゃん」が好きだったんだケド、へべれけの「くびちょんぱあたーく」が当時スゴくツボったww(りーんさん)

・シリーズ1作目からその世界観とキャラクター達の魅力をまざまざと見せつけられた。今で言うメトロイドヴァニア系のゲームとしてもよくできていたし、音楽面でも光るものがあった。(Kleinさん)

・■キャラクターが良いゆるくてユニークなキャラクター達ドット絵のアニメーションも可愛い ■世界観が良いゆるキャラだらけの世界ロープだと思って昇ったらヨダレだったりするユーモア ■音楽が良いファミコンとは思えない重厚なサウンド ■バリエーションに富んだアクション技を覚えたり、キャラクターを切り替えて、多彩なアクションが使える仲間との対戦がぽぷーんの投げ合いというのがユニークかつ可愛い(Bon-Boriさん)

・子供の頃に親に買ってもらって音楽と世界観とかわいいキャラにどっぷりハマった。何度も何度も繰り返し遊んだゲーム。大人になってもカセットは無くさず持っている。今も3DSで遊んでいる。RTAで結構いい成績だせるんじゃないかな??(星屑のばやしこさん)

・あのシュールな世界観、可愛らしいキャラクター…なのに本格的な探索アクションゲームで重厚なBGM…このギャップが大好きです! メガドライブの『レミングス』でへべれけの面があると知ったときは興奮しました!(TATUさん)

・ファミコンで一番好きな作品。ゆるキャラという言葉が広まってない時代、なんとも形容し難い生き物たちが画面狭しと動き回るのが楽しかったです。ユルい見た目とは裏腹にしっかりしたアクションゲームなのも好きです。(南蛮さん)


 というわけで読者の皆さんからの熱いコメントを交えて発表していきましたが、いかがだったでしょうか? いくつかのゲームは現行ハードでも遊べますし、『いっき』や『ギミック!』、『へべれけ』のように新作や移植が発表されているものもあります。興味を持ったタイトルは、ぜひ遊んでみてくださいね!

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