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ロマンシング佐賀2022が最高過ぎた。『SaGa』感満点の列車に芸術的なマンホール、これは参加しないと損するばい!

ユート
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 九州の佐賀県と、スクウェア・エニックスの『SaGa』シリーズによるコラボ“ロマンシング佐賀”。今年で8年目を迎えた2022年版、“ロマンシング佐賀2022”にツアーで初参加してきました!

  • ※ロマンシング佐賀2022特設サイトより

 8年ですって。すごいですよね。よく使われる例えですけど、開始時に小1だった子が中2になるほどの時間。ずっと行きたい行きたいと思っていたら、いつの間にかそんなに経ってしまった。たは~……。

 恒例の冒険ラリーやマンホール、そして新たなラッピング列車など今回も注目の企画が満載! この記事ではロマ佐賀列車とマンホールを中心に、ロマンシング佐賀2022の魅力の一端をお届けします。

冒険はいつだって想いのままに。ロマンシング佐賀2022

  • ※ロマンシング佐賀2022特設サイトより

 ロマンシング佐賀2022では、専用アプリを用いた“冒険ラリー”、限定アイテムがもらえる“ロマ佐賀スポット”といった恒例のアクティビティやマンホールに加え、JR唐津線・筑肥線(山本~伊万里)の全16車両がオリジナルのデザインラッピング列車になって登場!

 オリジナル駅名標や駅メロディまで、各所で佐賀と『SaGa』が融合したイベントで、自分だけのフリーシナリオの冒険が楽しめます。

小林智美さんをはじめとした歴代イラストレーターのラッピング列車は迫力がやばい。ドット絵もかわいいんです!!

 ロマンシング佐賀2022の目玉といえるロマ佐賀列車。全16種用意されたその車両は、『ロマンシング サガ リ・ユニバース』×唐津くんち、『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』×唐津城など、『SaGa』シリーズと佐賀の名所が融合した、ここでしか見られないデザインが多くそろえられているのが特徴です。

 実物を目にした感想を一言でいうと……やべぇ(語彙)。写真を見てわかってもらえると思うのですが、迫力がだんちなんですよ。

 小林智美さん、倉持諭さんなどのキャライラストに、描き下ろしの名所イラスト+ドット絵が合わさり、最高のデザインに仕上がっています。

 キャライラストなんかは今まで何度も目にしてきたはずが、列車のサイズ感でデザインされるとここまですごいことになるのか! と。見入りますよマジで。

 なかには、先頭におなじみの電球マークが描かれたものもあるんですけど、これが轟音と共に迫ってくるのもなかなか楽しかったです。

 で、外見はめっちゃ綺麗じゃないですか。乗ってみると中身は超レトロなんですよ(笑)。年季の入ってそうなシートに、整理券の発行機なんかも置いてあったりして。

 でもそれが良いんですよね。新旧が合わさっているというか、単にすべてが新しいだけでなく、どこかに味があるっていうのが『SaGa』シリーズと似てるなって個人的には感じまして。

 そういう意味で、見ても乗っても『SaGa』を楽しめる、感じられるのがロマ佐賀列車最大の魅力なんじゃないかな、というのが初めて体験した自分の印象になります。



 列車に揺られつつ、沿線17駅のオリジナル駅名標や、5駅に置かれたロマ佐賀駅待合ベンチを見ていくのも楽しみの1つ。

 佐賀駅では『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』、唐津駅では『サガ フロンティア』のオープニングタイトルをアレンジした駅メロディも流れます。こちらは特設サイトで試聴できるので、まだ聴いていない方はぜひ聴いて気分を味わってみてください。


 ちなみに、ロマ佐賀列車に乗るのはもちろん、佐賀のいろいろな場所を回りたい場合や、すべてのオリジナル駅名標、ロマ佐賀駅待合ベンチを見たい場合などは周遊切符がおすすめです。

 「~ロマ佐賀は続くよ、どこまでも~」というメッセージが書かれた切符、そして切符入れはこれだけでお宝になるレベル。ただし切符入れは期間・数量限定のようなのでお早めに!

 あとそう、冒険ガイドブックも絶対持って行ってください!! コラボの概要やマンホールの場所が書かれた地図、ラッピング列車の全デザインなど、永久保存版といっていいほど豪華な内容になってるんです。

  • ▲冒険ガイドブックは奪い取らなくても無料で配布されています。

 なお、10月8日に唐津駅で開催された出発式の模様は公式レポートで見られるので、合わせてチェックしてくださいませ。

 一般の方も多く詰めかけていたり、列車の中から手や旗を振ってくれたりしている方もいて、にぎやかな出発式でございましたよ。

 どうでもいい話ですが、出発式は晴れてはいたものの、結構風が強く吹いておりまして。1人心の中で「風が……くる!……」とか思ってました。




唐津駅に来たら“ロマ佐賀ステーション”に立ち寄るのもお忘れなく!

 出発式が開催された唐津駅には、期間限定の“ロマ佐賀ステーション”も開設中。ここには、ラッピング車両の1つ“唐津くんち号”の模型をはじめ、車両デザインや河津さん(シリーズ総合ディレクター)、市川さん(シリーズプロデューサー)、ノブオさん(ペンギンズ)らがメッセージを書き残した巨大ボードなどが飾られています

 駅の1階、改札口前のわかりやすい場所にあるので、唐津駅に来たらぜひお立ち寄りください。見ごたえたっぷりですよー!



 さらにここ限定でカプセルトイ『ロマ佐賀 駅名標キーホルダー』も販売中。オリジナル駅名標をキーホルダー化した、17種+シークレット1種の全18種となっています。推しを引けるかは……運命力次第!

  • ▲記念にやってみて出たのは“相知駅:イスカンダール”。なかなか渋いところを引き当てました。

 ただこちら、初日から長蛇の列ができるほど大人気で、10月12日現在、一時的に品切れ中だそうです。駅名標キーホルダーが絶対に欲しいという方は、訪れる前にサガ公式Twitter(@Romasaga2_PR)などをチェックしておいたほうがいいかもしれません。

 また、ロマンシング佐賀2022開催に合わせて発売された新グッズは、唐津駅のすぐ近くにある“唐津市ふるさと会館 アルピノ”に加え、佐賀空港の“佐賀工房 空港店”、佐賀市の“佐賀工房 バルーンミュージアム店”で購入できます。

 大反響だったという『ロマンシング サバ』ももちろん並べられているので、お買い忘れなきよう!

  • ※ロマンシング佐賀2022特設サイトより

マンホールは新たに10種が登場。ビジュアルはもちろん景色と合わさった時の感動もすごかった!

 個人的にはロマンシング佐賀=マンホールってイメージが強いぐらい、自分のなかで大注目のコンテンツ。

 これまでのもの含め、もちろん画像では何度も見てるんですけど、実際に見るとどんな感じなんだろう……と一番楽しみにしていたものなんですよね。

 ロマンシング佐賀2022では佐賀県内の佐賀市、唐津市にアルベルト、クローディア、かみ、ビューネイなど新たに10種が設置されています。

  • ※ロマンシング佐賀2022特設サイトより

<設置場所/キャラクター>
■唐津市
・唐津駅南口/ロックブーケ
・京町アーケード/アルベルト
・千鳥橋/かみ
・唐津城/ジェラール
・西の浜/せんせい
・大手口交差点/ファイアブリンガー
・五福の縁結び通り/詩人
■佐賀市
・SAGAサンライズパーク/クローディア
・SAGAアリーナ前交差点/ビューネイ
・サンライズストリート/イスカンダール

 今回のツアーではそれら、新たに設置された10種を巡りました。既存の17種もそうなのかもしれませんが、シンプルに美しい! ドット絵版はタイルアートを見ているようで、配置、色ともに完璧っていえるほどゲーム内のドット絵が再現されています。

 いい意味で、画像で見るのと同じ。むしろ画像で見るのよりもサイズが大きいだけに、近づき過ぎるとどうなってるかわからない(笑)といった、ならではの面白さもありました。マンホールでここまでできるんですね……。






 イラスト風のデザインに関しては芸術品クラス。マンホールにしとくのがもったいない! オブジェとして雨風の当たらないところに飾ってほしい!! と感じてしまうぐらいのクオリティでした。




 にしても、ゲームのゲの字もないまったく普通の場所に、いきなりロマ佐賀のマンホールが現れるのって、すごく不思議な感覚ですね。わ~っとゲームやアニメの看板などが飾られてる場所にあると全然そうは思わないんでしょうけど。

 だから……なのかはわかりませんが、自分の場合は風景と一緒に見るのが好みでした。何気ないアーケードに。海が見える浜辺に。青空が広がる大通りに。歴史を感じさせる歩道に。グッときちゃいましたよ、なんか。なかでも西の浜はマジでおすすめです。絶対リアルで見てほしい!

 マンホールを見て回るだけなら唐津市、佐賀市ともに1~2時間もあれば回り切れると思います。ちょっとした散歩ですね。





 ラッピング列車も含め、外に置かれているもののサガなんでしょうけど、月日が経つにつれてどんどん汚れたり、色褪せたりしていくんでしょうね。

 でもそれも佐賀と一緒に歴史を刻んでいる感じがして、すごく素敵。今回は「綺麗!」で驚かせてもらいましたけど、いずれは少し朽ちて、味が出た状態も楽しんでみたいなって思いました。

ロマンシング佐賀と一緒に佐賀の魅力に触れるのもおすすめ!

 最後にロマンシング佐賀2022から少し離れて、今回訪れた佐賀のスポットと、食べた名産品を軽くご紹介。佐賀に行った際は、皆さんもぜひ!

スポット編

●佐賀駅

 なんといっても佐賀だし。それに“めくって解放! ロマ佐賀レガシーパネル”でも見られるからぜひ実際に行きたい! と思っていた場所。この日は駅前でイベントが行われていて、パネルで見たものよりかなりにぎやかでした。

 ちなみに、こちらと逆の出口にはワラスボを使っただしと醤油が売られています。自販機で。

●唐津くんち 曳山展示場

 パネルイラストにも登場している、毎年11月2日~4日に開催される唐津の一大イベント“唐津くんち”。そこで使われる曳山(やま)が展示されている場所です。パネルイラストで見られるのは3種ですが、ここには全14種が一堂に展示。迫力が半端ないです。


●唐津城

 ロマンシング佐賀2022特設サイトで、アルベルトやサルーインとともに写る画像が使用されている唐津城。こちらにも行ってきました。というか、ジェラールのマンホールから階段を上った場所にあるんです。城ってだけでテンションが上がるのは、きっと男のサガ。

食事編

●呼子のイカ

 “佐賀よかとこばい! Romancingツアー”のラスボス! “お魚処玄海”の呼子のイカ(ケンサキイカ)です。こりっこりの歯ごたえで、甘みもばっちり。すごく新鮮で、この状態でも触手が動いたり、色が変わったりするんですよ。

 さらに、お刺身の後は本体部分の天ぷらも楽しめて二度お得。お味も満足感も格別です。

●佐賀牛

 ダンターグがコスプレ(?)していた佐賀牛。こちらは唐津駅のすぐ近くにある“キャラバン 佐賀唐津*和牛ステーキ専門店”でいただきました。

 店主さんが『SaGa』シリーズファンで、店内にはロマンシング佐賀のポスターなども飾られたりしていました。ノリがよく、一級品のパフォーマンスも披露!



 当然、お肉もめちゃくちゃおいしい!! 口の中で溶けるし肉の味がめっちゃ濃い!!! これまでの人生のなかで一番だった……また食べたいなぁ。


 以上、初尽くしのロマンシング佐賀2022レポートでした。タイムリーなことに、なんか某番組では佐賀県の魅力度が47位だったそうですけど、むしろ『SaGa』ファンにとっては魅力しかなかったです。

 もうすぐ終わってしまいますが、近々行く方は“佐賀よかとこばい! Romancingツアー”のマップを見つつ回るのもおすすめ。今回よく名前を出した佐賀駅、唐津駅はもちろん、武雄温泉、九年庵などいろんなスポットの簡単な説明を読みながら観光を楽しめますからね。

 最高のイベントにスポット、料理が待つ佐賀で、紹介にもある通り、自分だけのフリーシナリオの冒険を満喫してみてください!


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ILLUSTRATION:TOMOMI KOBAYASHI

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