2DなゾンビRPGを遊んだら神ゲーだった。『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』を作ったのは、あの…!【電撃インディー#343】
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- 紅葉つかさ
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電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回はケムコがiOS/Androidで配信予定(2023年には家庭用ゲーム機に移植予定)の『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』のレビューをお届けします。
なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
ドットでもゾンビゲームの雰囲気抜群!
本作は、『428 ~封鎖された渋谷で~』を手掛けたイシイジロウさんが企画・原案・監修したゾンビRPG。ゾンビが溢れる街からの脱出を目指すための物語が描かれます。
今回は、主人公がゾンビと遭遇する序盤を約15分ほどプレイできましたが、それだけでも本作の雰囲気がかなり伝わってきました。
主人公となるベンは街の警察官です。交通事故で入院しており、目を覚ましたところから始まります。
本作はキャラクターなどがドットで表現されていますが、表情や動きがしっかり判別できるほど細かく作られているので、違和感なくプレイができます。
ナースコールを使用してみても応答がないことを変だと思ったベンは直接、ナースステーションに向かいますが、病院の中は誰もいないうえに、ひどい荒らされようで誰が見てもおかしな状態。これから、何かが起きることを暗示しているかのようでした。
ナースステーションに到着すると、そこでゾンビがいることが明かされます。と思ったら、何かが入っているだろうと思われる袋が急に動き出し、先ほどまで静かだった病院が一気に騒がしくなり始めます。
ただ、ゾンビがいつ出てくるのか、どこから出てくるのか、ということが分からないので、非常に不気味。早く病院から抜け出したいと思いながら、歩き回っているとゾンビと戦うための武器を発見しました。
そして、病院を抜け出して街に出てみると、ついにゾンビが目の前に現れました。ドットで表現されていることもあってか、ゾンビの腐敗している感じを残しつつも、グロさがそこまでないので、怖いものが苦手な方でも受け入れやすそうです。
本作の戦闘は、ゾンビが出てくるゲームと言えば、アクションゲームが多いように思いますが、本作はコマンドを選んで戦うシステムになっています。
攻撃は、武器やゾンビとの距離に応じて、近距離、中距離、遠距離に対応したコマンドを選んで戦闘。攻撃によっては、ゾンビをのけぞらせて距離をあけたりできますが、ゾンビもだんだんと距離を詰めてきます。
この要素やアニメーションでゾンビが揺れたりしながら動いていることもあって、近づいて襲ってくるゾンビと戦っているような雰囲気を作っているところがいい!
今回試遊できたのは、目を覚ました病院から抜け出してゾンビがうろつく街にたどり着いたところまででした。短いプレイでしたが、ゾンビが登場する作品にあるような、雰囲気は十分に感じ取れました。ゾンビとRPGの相性についても、距離の概念があることで、ゾンビが襲ってくる動きを再現できていると思います。
製品版では、街からの脱出を目指すということで、この先がどうなるか非常に気になりますね。
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