現在進行形でプレイしている『FF14 漆黒のヴィランズ』の魅力、楽しみ方を熱弁します【綾那のゲームに夢中】
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さまざまなゲームを遊び、愛するゲーマー女優である綾那さんのゲームコラム“綾那のゲームに夢中”の連載第26回をお届けします。
全国のヒカセン(光の戦士)、ヤミセン(闇の戦士)の皆様ラリホー!
『ファイナルファンタジーXIV(FFXIV)』の拡張パッケージである5.0・漆黒のヴィランズが発売されてもう4カ月が経過するわけですが、皆さんはどんな第一世界ライフを送っているでしょうか?
さてさて、私が『FFXIV』について書かせていただくコラムもこれで3回目。未だに『FFXIV』は帰る家的な存在であって、新しいゲームが出て一旦はそちらに熱中しても、あらかたクリアしたらまた『FFXIV』に戻ってくるし、なんならインだけは必ずしているといった感じがずっと続いています。
エオルゼアで出会ったフレンドさんのリアル結婚式に呼んでいただいたり、オケコンで大号泣したり、ファンフェスでは出張ひろしチャレンジの方でMCを務めさせていただいたりと、リアルゼアの方も充実しています!
“漆黒のヴィランズ”、皆様はプレイされたでしょうか?
今回のストーリー……控えめに言っても“最高”。笑える要素、熱い展開、そして涙なしには見れないシーンの数々。止め時がわからず、一気に駆け抜けていきました。
なお、以下には“漆黒のヴィランズ”のネタバレを含む箇所があります。ご了承のうえ、お読みいただければと思います。
光の戦士、闇の戦士へ…
今回のストーリーは本当に胸が熱くなることが多々あったのですが、なんでだろうなと思ったところ、自分のキャラクターが“しっかりと主人公になっていた”からなんだと気付きました。
これまでは誰かの物語に自分が参加しているといったような気持ちでメインストーリーを進めていることが多かったのですが、“漆黒のヴィランズ”の主人公は自分でした。
選択肢もウィットに富んだものが多く、そこもとてもよかったですね! 「適当に選んでおこう」っていうものが1つもなかったです。だからこそ感情移入ができ、ゲームの進行によって苦しくなったり悲しくなったりしたのでしょう。
今回、ヒカセンは水晶公という謎の人物から召喚され、今いる原初世界から第一世界へと移動し、そこで闇の戦士となって光の氾濫を止めることになります。
この世界は主人公である自分のキャラクターがいる原初世界とは別に、13もの世界が存在するのです。いわばパラレルワールドです。例えば第十三世界では闇の氾濫というものが起き、人が住めぬ異界・ヴォイドとなってしまいました。
第一世界はこの逆の光の氾濫で世界のバランスを崩し、“罪喰い”と呼ばれる化け物がそこかしこに現れ人を襲っており、滅びようとしているのです。
それを引き起こしたのが、第一世界の光の戦士だったアルバート一行。世界を救おうとしていた者たちが、一変して悪者と言われていることに胸が痛みます。
勿論、そこには理由があります。なぜ彼らが闇の戦士となってしまったのか、光の氾濫はなぜ起きてしまったのか。ここはメインストーリーだけでなく、今回から投入されたロールクエもかなり大事なお話となってきます。
第一世界の光の氾濫が起きた理由の全貌を知るには、タンク・ヒーラー・メレーかレンジ・キャスターの4ロールすべてのクエストをプレイしなければなりませんが、絶対に見ておきたいストーリーだと思います。
そんな中、自分(冒険者)にとっては敵だと思っていたアシエン・エメトセルクがこちら側に歩み寄ってくるんです。まさかアシエンが「協力関係を結ぼう」なんて言ってくる日がこようとは……。
でもエメトセルクは「互いを知らないまま殴り合い続けることほど、野蛮で不毛なこともあるまい。一度くらいは、冷静に歩み寄ってみるべきじゃないか?」と続けるんですね。
確かに、こちら側はアシエンがなぜそこまで世界を統合しようとしたいのかもちゃんと理解できていないんですよ。すごいな……この言葉は争いがある物語すべてに言える言葉だなぁと感心しました。
「お前が聞く耳さえ持つことができたなら、私はいつでも、真実の淵から語りかける」という言葉の通りエメトセルクに話しかけると、ことあるごとに彼はいろいろな話を我々に教えてくれるんです。耳を傾けるってこういうことだよな、相手を知りたいって気持ちがないとわざわざこんなことしないもんなと気付かされます。
そして最初から最後まで、ヤミセンのサポートをしてくれる水晶公。正体は分からずとも、どこかで見たことあるような懐かしさを漂わせる公。フェイスシステムで、どのロールでも出せるめちゃくちゃ有能な公。
ことあるごとに嗚咽が漏れるほど泣かせにきた公。
公式が再三に渡って「“クリスタルタワー”をクリアしておいた方がいい!」と言っていましたが、後悔するのでクリタワはクリアした方がいいです。もはやエオルゼア義務教育に加えるべき項目くらいに!
ポロっとネタバレしそうになるんで彼のことは多く語らないでおきます。
そして最後にリーン。
ミンフィリアと呼ばれる彼女ですが、この第一世界では“光の巫女”のことをミンフィリアと呼ぶので、彼女の本当の名前ではないんですね。
サンクレッドが彼女を攫って護っている状態なのですが、そんなミンフィリアを奪還すべく襲ってくるランジート将軍がまーた強いんです。恐ろしいほどにしつこいし、こんな達観したような人が欲まみれのヴァウスリーの下になぜ就いてるんだ……と思ってましたが、そこまでに至る過程を知ってしまうと共感してしまう部分がありました。
関係性は敵であるが、知れば知るほど悪とは思えない。ただ進む先が違った……それだけなのです。
共感してしまったが故に、自分が進もうとしている道は「はたして本当に皆が救われる道なのか?」と考えてしまいます。そういう所も自分が主人公してるなぁと思えたので、没入感がありましたね。
漆黒はメインだけではない! 記憶に残るサブストーリーたち
ストーリー関係では、サブクエストもすごくよかったです!
ジャイアントビーバーの話はホラー要素があったし、ロンカの水蛇ではヒュム(ヒューラン)族とドラン(アウラ)族の凸凹コンビのキャラバランスよくておもしろかったし、レイクランドのエルフ(エレゼン)族の青年には蒼天の時の彼に似た何かを感じ取れたし。
パラレルワールドってことで、原初世界の人物もまた違う人間として、第一世界にいてもおかしくはないわけですからね。
中でも私的に「これはイイ……!」と思ったものが、調理・錬金のミーンクエストです。
獣医師ベスリクさんとはぐれアマロのお話なのですが、このベスリクさんがいいキャラしてるんですよ~! 知的メガネ系ガルジェント(ルガディン)とか新鮮ですしね。アマロのことになるとキャラが豹変するのがとてもイイです(笑)。
ミーン工芸館取引はギャザクラ(ギャザラー・クラフター)の経験値がおいしいので、初っ端からのギャザクラレベル上げがいつもより楽でした。
新しい取り組みとしては、先ほどあげたロールクエストも素晴らしいの一言。闇の戦士たちの過去を見たり、追体験できたりするのがよかったです。
中でもすべてのロールクエストをコンプリートした際に見れるエクストラクエスト。内容的には、やらなければならないというわけではまったくありません。タンクは苦手とか、ヒーラーが苦手とかあると思います。
でも、“光の氾濫がなぜ起こったのか”という裏のお話を知れます。世界観を知るためにも、ぜひとも見ておきたい内容だと思いました。
個人的にはタンククエのブランデンの話が好きでした。ラミットも胸にくるものがあったな~。
あと最高と名高い暗黒騎士のジョブクエは、今回も相変わらずの涙腺クラッシャーでございました。漆黒をクリアしてからのこれは卑怯である…。
レイドで出すジョブを上げてから、急いで暗黒のレベル上げに取り組んだのですが、ほんと……そうきたかぁ!!と頭を抱えながら泣き崩れました(苦笑)。
それに暗黒はブラックナイトが超強化されたので使いやすくなったし、それのおかげで硬度が増したのがうれしかったですね。
戦闘ジョブをすべてレベル80にすると念願のアマロが手に入るので、あと7ジョブ。今はそれを目指して日々レベリングの日々です。紅蓮では詩人メインでレイドなどやっておりましたが、漆黒では黒魔道士に戻ってレイド攻略しております。
ID(インスタンスダンジョン)の移動時が楽になったし、多数の敵を巻き込む範囲攻撃、いわゆる“範囲焼き”がメチャクチャ強くなったので爽快ですね。エキルレ(エキスパートルーレット)でDPSするなら「黒が快適」ってくらいにお世話になっています。
新システムフェイス機能! 不慣れなジョブでも安心!
そういえば、漆黒でフェイスシステムというものが導入されたので、CF(コンテンツファインダー)が苦手という人たちは助かっているのではないでしょうか。
例えば、「久しぶりにタンクを出したいけどいきなりCFで出すのは迷惑かけてしまうかもしれない……」とか、「ヒーラーをやりたいけど、どの技が大技かわからないから、落としちゃったらどうしよう……」など、いろいろと思う所があるかもしれません。
そんなあなたでも大丈夫。“好きな暁のメンバーを指名して、一緒にIDに行ってもらおう!”という良システムとなっています。
しかしメリットとデメリットもあるので、個人的に感じたことを記していきます。
メリット
その1:待ち時間がないからDPSでも即シャキーン!
その2:単体攻撃なのか全体攻撃なのか、一番痛い攻撃などを予習できる!
その3:ガンブレイカーのサンクレッドが硬いので、ヒラとして焦る場面が少ない!
その4:仲間の活躍を間近で見れるし、仲間とのSS(スクリーンショット)が撮れる!
その5:フェイスシステムならではの仲間同士の会話が見れる!
デメリット
その1:範囲攻撃を使ってくれないので殲滅が遅い
その2:プレイヤーが戦闘不能になったら即やり直し
あくまでもNPCなので、足りない部分もありますが、メリットが大きいので、IDが不安な人はぜひともこのフェイスシステムで慣れてからCFで使うのがいいと思います!
そうすればID中でも周りを見ることができ、風景の綺麗さとかに気付くこともあります。個人的にドォーヌ・メグの風景は、実際にあったらインスタ映え間違いなしのダンジョンだと思いますね。
ここのヒラとキャスの胴装備がめちゃくちゃカワイイので、取れるまで周回したのはいい思い出です。
第一世界は光に飲み込まれ、滅びようとしていても、とても美しい世界です。たまには何も考えず、この美しい世界を見るためにのんびりと各地をまわって日々戦闘でささくれた心を癒すのもいいと思います。
BGMと風景がすごく好きなのがアム・アレーンとアーモロート。ここで漆黒の思い出に浸ると不思議と涙がちょちょぎれそうになります。
ギャザラーで未知の採集時間待ちの間とかにSS撮ってまわってます。
この記事が載っているころ、どうなっているかはわかりませんが、今は5.1が来るのを今か今かと首を長くして待っている状態。次の新しい極蛮神に“YoRHa: Dark Apocalypse”、イシュガルド復興……マテリア禁断の速度が速くなるのもいいですね!
我々の物語は……
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