ガ・ロハの女帝タトゥロックの物語。ドニエスクの惨劇を彼女の目線で追いかける（ネタバレあり）【電撃オクトラ日記＃455】

　10月28日に、リリース2周年を迎えるスクウェア・エニックスのiOS/Android用RPG『OCTOPATH TRAVELER（オクトパストラベラー） 大陸の覇者』。その目玉施策のひとつとして“追憶の覇者”ガチャに女帝タトゥロックが追加されました。

　今回は、見事タトゥロックのお導きに成功したわたくしゲームライターのタダツグが、彼女のトラベラーメモリーをご紹介します。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

　“追憶の覇者”の1人であるタトゥロックのトラベラーメモリーは、先日アップデートされたばかりの“救世の写本（追憶の書）”で閲覧可能（※詳しい解放条件等は、ゲーム内の告知をご覧ください）。

　いわゆる“トラベラーストーリー”とは異なり、本に記された記憶に触れていく形となります。本を開くことで何度でも閲覧できるのは嬉しい部分ですね。

　では、さっそく内容に触れていきましょう。

ヘルミニアの追憶 序章：ドゥデク王を葬り、ガ・ロハの軍勢はドニエスクへと侵攻を開始する

　タトゥロックのトラメモはドゥデク王との一騎打ちのシーンからスタート。具体的には“権力を授けし者編”で、ドゥデク王の機転によって旅団が戦場から離脱した直後のシーンとなります。

　オルステラ大陸の遥か西方から攻め込んできたガ・ロハの民と、その王たるタトゥロック。圧倒的な力を誇る彼女たちの前に、ドニエスクのドゥデク王は膝を屈しました。

　戦いを堪能したタトゥロックがいよいよ命を奪おうとしたその時、ドゥデク王は命乞いをするどころか、自らが死すともドニエスクという国は終わらないことを断言。その言葉に興味を抱きつつ、タトゥロックは手にした扇の一閃でドゥデク王にトドメを刺すことに。

　戦場を見渡すとそこは死屍累々の地獄絵図。死体のほとんどはドニエスクをはじめとしたオルステラ大陸の兵士たちのものであり、ガ・ロハの軍勢がいかに強いのか察することになります。

　火を囲んで勝利の宴を催すガ・ロハの民。その姿を眺めるタトゥロックは、今回の東征の真意に“太陽の力を得ること”、そして“太陽と共に蘇る”ことを仄めかします。

　ガ・ロハにとって（それともタトゥロックにとって？）、太陽は何か特別なものなのか？　少し胸に引っ掛かりを覚えました。

　ドゥデク王が告げたとおり、王を失ってなお戦う意志を燃やすドニエスクの兵たち。その心意気には見ているこちらも頭が下がります。しかし……。

　戦力差は決定的であり、ドニエスクの兵は続々と倒れていくことに。それでも戦意を失わない彼らの勇猛な姿に昂ったタトゥロックは、自ら前線に立って多くの兵に死を与えていきます。

　強者からは生気も吸収し、まさに破竹の快進撃。

　ドニエスク兵にとっては絶望的な状況ですが、彼らは諦めることなくタトゥロックの前に立ちはだかります。しかし、奇術師ペラギアの卑劣な策もあり、万策尽きる形で前線は壊滅。戦いはガ・ロハの勝利に終わります。

　なんというか、ペラギアは本当にこちらが嫌がることしかしないヤツですね。それだけ敵として有能ってことではありますが……正直、心の底から腹が立つ相手です。

　戦いに敗れ、捕縛されるドニエスクの兵士たち。その勇猛ぶりを気に入ったタトゥロックは、彼らにドニエスクを捨ててガ・ロハの一員になるようにもちかけます。なんともストレートなことで……。

　しかしその提案を一蹴するドニエスク兵たち。最後まで心が折れない彼らに対し、タトゥロックは満足そうに笑い、その生気を吸い取るのでした。

　立ちはだかる敵を己の膂力とし、さらなる侵攻に乗り出すタトゥロック。オルステラ大陸全土に広がっていく戦いはさらに苛烈さを増していくことに……。

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　というところで、今回のトラベラーメモリーはここまで。王を失ったドニエスクがどうなってしまうのか？　ここらへんは本編を知っているだけに、先の展開を想うと胸が痛む部分もありますね（汗）。

　次回のプレイ日記で続きをお届けしますので、今回はこのへんで！

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