『プリンセス・プリンシパル THE LIVE』をレポート! 続編のOPテーマが世界初披露

てけおん
公開日時

 10月19・20日に千葉県浦安にある舞浜アンフィシアターで開催された“プリンセス・プリンシパル THE LIVE Yuki Kajiura×Void_Chords”。この記事では、19日に開催されたライブイベントの模様をレポートします。

 このライブイベントは、TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』の劇伴音楽を担当した梶浦由記さん、そして主題歌&キャラクターソングなどを担当した“Void_Chords(高橋諒さん)”が『プリンセス・プリンシパル』ファンでいっぱいになった会場で、作品を彩ったさまざまな楽曲を多数披露しました。

出演者(※敬称略)

梶浦由記(Piano・Chorus)

Vocal:KAORI、KEIKO、YURIKO KAIDA 、Joelle
MUSICIAN【FRONT BAND MEMBERS】:是永巧一(Guitar)、佐藤強一(Drums)、
高橋“Jr.”知治(Bass)、櫻田泰啓(Keyboards)、中島オバヲ(Percussion)、
城元絢花(Violin)、才恵加(Sax/Flute)、大平佳男(Manipulator)

Void_Chords

高橋諒(Bass・Chorus)

Vocal:Yui Mugino

MUSICIAN:Yuichi Kitajima(Guitar)、Nozomu Kitamura(Drums)、Kuwagata Fukino(Keyboards)、Shigeo Aoki(Manipulator)

会場がCボールの緑に染まったライブは大盛り上がり!

 オープニングアクトは『The Other Side of the Wall』。CDなどで聴くものとはまったく違うアレンジが加えられたもので、最初はあまり楽器の音が入らず、ボーカルを担当した麦野優衣さんの歌唱だけで曲が進んでいきます。

 歌が進んでいくにつれ音が増えていき、曲の途中から聞き覚えのあるイントロが始まると、ステージのモニターにもTVアニメのOPでおなじみのヘッドライトが映り、そのままOPの映像と曲がシンクロする演出が。これがものすごくカッコよく、客席でも作中で登場するCボールを模した緑のプレートライトが振られ、あっという間に会場がケイバーライトの緑に染まっていました。

 そこからは、『Take Me Up Higher』を皮切りに、Void_Chords珠玉のキャラクターソングが披露されていきましたが、なんといずれもこの日のためのライブバージョンとして、全編英語の歌詞となっていました。

 『The Other Side of the Wall』をはじめとしたVoid_Chordsパートの10曲は、いずれも麦野さんが歌いましたが、時には吠えるような力強さがあったり、また時にはささやくようなしっとりとしたムーディさがあったりと、引き込まれてあっという間に時間が過ぎてしまうような歌唱を披露してくれました。

 また、観客から手拍子が起きていた『Shoot Your Heart Out!』では、高橋さんもベースを弾きながらステージを笑顔でぴょんぴょんと跳ねまわり、楽しんで演奏していることが見ているこちらにも伝わってくるほど。

 Void_Chordsのパートで一番の盛り上がりを見せたのが、9曲めの『LIES & TIES』。聞き覚えがないと思った人もいるでしょう。それも当然で、この曲はなんと、2020年4月10日に第1章が劇場公開される続編『プリンセス・プリンシパル Crown Handler(クラウンハンドラー)』のOPテーマなのです。

 この日世界初披露となった『LIES & TIES』は、非常にスタイリッシュでかっこよく、またVoid_Chordsらしさあふれる楽曲となっていました。

 続いて梶浦由記さんのパートは、TVシリーズのPV第1弾で使用され、劇中でも数多く使用された『shadows and fog』からスタート。梶浦さんが本作のために一番最初に書いた楽曲で、スパイの怪しさを表現するために、ジャズっぽい曲にジャズっぽくないボーカルを乗せたそうです。

 ここからは、作戦実行をイメージした『espionage trap』をはじめ、本作の“スパイらしさ”を表現するための楽曲が続きます。

 さらに、“女子校生”の部分を強調した『school girl life』や、スパイとして活動している時の曲ではあるものの、優雅な雰囲気を持つ『shall we dance?』なども演奏されました。

 筆者が印象的だったのは『もひとつまわして』と『moonlight melody』の2曲。劇中では労働歌として歌われた『もひとつまわして』は、今回のライブイベントでは“ちせが祖国で聴いたものはこんな曲だったのでは?”という梶浦さんのアレンジが加えられ、劇中で聴いたどこか牧歌的なものとはまったく違う、梶浦さんらしい幻想的なイメージの楽曲になっていました。

 『moonlight melody』は、第7話“case18 Rouge Morgue”で歌われていた「月がきれいで…」から始まる劇中歌。 この曲を聴くと、ストーリーの結末と、ベアトリスと一緒にパブで父親を待っていたドロシーのことを思い出して切ない気持ちになる人も多いのではないでしょうか?

 そんな『moonlight melody』作るにあたって、梶浦さんは「この世界で老若男女に歌い継がれている名曲を作ってほしい」とオーダーを受けたのだとか。「そんな曲であるからには、何か有名な作品のテーマソングに違いない」「であればこういう映画なんじゃないか?」といったようにどんどんと想像をふくらませて作曲していったそうです。

 『moonlight melody』が終わると、再びVoid_Chordsのメンバーがステージに姿を見せ、この日演奏、歌唱を行った全員で『shadows and fog』を演奏することに! ミュージシャンごとのソロパートも用意されており、高橋さんのベースソロも披露されました。

 この曲が終わると、ライブイベントも終了の時間に。またライブの最中には、このライブイベントの模様を収録したBDとCDが2020年3月27日に発売されることと、12月に本ライブイベントの模様がエムオン!で独占放送されることなどが伝えられていました。ライブに行けなかったファンは、BD&CDの販売や、12月の放送を待っていてはいかがでしょうか?

セットリスト

Void_Chords(高橋 諒)

Opening SE

1. The Other Side of the Wall
2. Take Me Up Higher
3. Drive My Fate
4. Under the Moonlight
5. 閃光刀歌
6. Into the Sky
7. リトルブレイバー
8. Shoot Your Heart Out!
9. LIES & TIES
10. A Page of My Story

梶浦由記

Overture(her true story)

1. shadows and fog
2. espionage trap
3. tailing in darkness
4. the London Wall
5. operation in action
6. school girl life
7. shall we dance?
8. everyone has something to hide
9. もひとつまわして
10. a fighter-girl from east
11. go and get it!
12. battle of the shadows
13. moonlight melody

梶浦由記×Void_Chords(高橋 諒)

shadows and fog

『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第1章は2020年4月公開!

 最後に、2020年4月10日に第1章が劇場公開される『プリンセス・プリンシパル Crown Handler(クラウンハンドラー)』を紹介します。

 本作は、TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』のその後を描いた待望の続編で、全6章構成となっています。現時点では、第1章のティザービジュアル、メインスタッフ・キャスト情報、特報映像&場面写真が公開されています。

イントロダクション

 舞台は19世紀末。共和革命によりアルビオン王国は分離。巨大な壁で分断された首都ロンドンは、東側を王国、西側を共和国が統べ、各国スパイが暗躍する影の戦争の最前線となった。革命から10年、王国の名門クイーンズ・メイフェア校には女子高生を隠れ蓑に共和国スパイとして活動する5人の少女がいた。

 女王暗殺未遂事件を阻止し、カサブランカでの休養を終えた彼女たちにコントロールから新たな指令が下された。この任務をきっかけに5人の少女、チーム白鳩は国を揺るがす大きな渦に巻き込まれていくことになる――。

特報映像

『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第1章

公開日
2020年4月10日劇場公開

配給
ショウゲート

スタッフ(敬称略)
監督:橘正紀
シリーズ構成・脚本:木村暢
キャラクター原案:黒星紅白
キャラクターデザイン:秋谷有紀恵、西尾公伯
総作画監督:西尾公伯
コンセプトアート:六七質
メカニカルデザイン:片貝文洋
リサーチャー:白土晴一
設定協力:速水螺旋人
プロップデザイン:あきづきりょう
音楽:梶浦由記
音響監督:岩浪美和
美術監督:杉浦美穂
美術設定:大原盛仁、谷内優穂、谷口ごー、実原登
色彩設計:津守裕子
HOA(Head of 3D Animation):トライスラッシュ
グラフィックアート:荒木宏文
撮影監督:若林優
編集:定松剛
アニメーション制作:アクタス

キャスト(敬称略)
アンジェ:古賀葵
プリンセス:関根明良
ドロシー:大地葉
ベアトリス:影山灯
ちせ:古木のぞみ

(C) Princess Principal Film Project
(C) Princess Principal Project