もはや泣きゲー。『カウンターサイド』ルシードのシナリオ“聞こえてくる君 夢を歩く50号線”に号泣【電撃ハロウィン】

　ネクソンより配信中の、スマートフォンおよびPC向けのRPG『カウンターサイド』でハロウィンキャンペーンが開催。

　イベントエピソード“大魔女の遺産”が復刻されたほか、限定ミッションやハロウィンがテーマのインテリア“伯爵邸のゾクゾクパーティー”も追加されています。

　また、新規ユニット“ルシード”が追加され、彼女のことを掘り下げた“聞こえてくる君　夢を歩く50号線”が公開されました。どういったバックボーンのキャラクターなのか分かる自己紹介シナリオですが、短編ながらボリュームもあり、完成度の高いシナリオでした。

　ハロウィンモチーフのストーリーというわけではありませんが、ハロウィンタイミングで登場したのも何かの縁。ここではその内容と魅力を紹介していきます。

　なお、電撃オンラインでは2022年のハロウィンにスポットを当てた企画“トリック・オア・トリート!! 電撃ハロウィン特集（電撃ハロウィン）”を展開中。この記事もその企画の一環として、Twitterでのプレゼントキャンペーンを実施中ですので、ぜひご参加ください。

過酷な実験により、身体を犠牲に能力を得た悲劇のカウンター

　まずはルシードの設定を紹介しましょう。彼女は対象の思考を読み取ることができる“精神感応能力”を持っており、ジェフティ・バイオテックがおこなった過酷な実験の生存者です。

　実験施設にいたときの状況と、そこから脱出して主人公たちに合流するまでの物語が“聞こえてくる君　夢を歩く50号線”で描かれます。立ち絵のグラフィックで彼女がカバンにつけているネズミのぬいぐるみの入手経緯も明かされますが、とても深い意味を持っているので必見です。

　戦闘での役割はスナイパー。彼女は“ヘンゼル”と“グレーテル”という侵食体を召喚して戦うキャラクターになっています。ルシードが倒されると召喚体は消えてしまうので彼女を前に出しすぎないように注意しましょう。

聞こえてくる君 夢を歩く50号線

　イベントストーリはルシードが実験施設から脱出したあと、自警団の車に拾われるところから始まります。ルシードは自分の能力で彼らが自警団ではなく反乱軍であることを見破りますが、とある理由で止むなく反乱軍に加入している少年兵・ハンドルの協力によって窮地を脱します。

　その後は眠っていたルシードの回想で、実験施設でほかの人間を殺すような過酷な訓練を受けていたこと、同じ実験体である子どもたちを外の世界に逃したことなどが判明します。

　目を覚ましたルシードはハンドルとの会話で、これまで施設で侵食体を動かすための記憶移植実験を受けていたこと、その副作用で味覚を感じなくなってしまったことや自分の寿命があと数年しかないことを明かします。そんな彼女の望みは逃した妹たちの顔をもういちど見たいというだけでした。

　その後、視点は変わり、ストリーマーアイドルチーム“ハートベリー”のリーダーであるユキの回想へ。彼女は薄暗い施設のなかでぬいぐるみを渡した思い出を夢に見るそうです。そう、ユキとルシードは同じ施設で育っていたんですね。

　その後、ルシードはハンドルと別れひとり国境へ向かいます。そして、その途中で難民たちと出会い、彼らとともに行動することに。

　一方のユキは生きているかもしれないルシードと再開するため、記憶の片隅にある高速道路50号線を目指すことになります。

　難民を守りながら国境についたルシード。入国審査に1年もかかると言われて途方に暮れますが、彼女がカウンターであることを知った管理局職員がすぐに審査をはじめると伝えます。

　しかし、この管理局職員は施設の人間が変装したもの。ルシードは施設へと連れ戻されます。

　ルシードが逃走したことで怒り狂った所長は彼女を過度な実験で殺そうとしますが、そこに現れたのがユキ。彼女のピンチを救い出します。

　ルシードはユキとの再開を喜ぶとともに、かつて彼女からもらったプレゼントを返却しようとします。しかし、ユキはぬいぐるみがなくても今は頼れる人がいるから大丈夫と伝えます。そのことを聞いたルシードはユキが幸せな環境にいることを心の底から喜びます。

　その後、保護されたルシード。彼女は自分の残り寿命が短いことを受け入れつつ、残りは子どもたちの世話をしながら過ごすことを決意します。

　そんな、彼女のもとにやってきた子どもたちとは……。いやぁ、ボロ泣きしましたね。

　キャラクターの紹介クエストとは思えないクオリティのシナリオでビックリしました。上質な短編映画のような、泣きゲーのような……。こんな素晴らしいシナリオを読んでしまったらガチャを回してお迎えするしかないですよね……。

　ということで、みなさんもぜひイベントをチェックしてみてください！

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