ゲーミングスマホ“ROG Phone 6”で『幻塔』をプレイ。外付けの冷却ユニットやゲームパッドでさらに最高のゲーム環境に!

セスタス原川
公開日時

 スマホゲームをプレイする際に「もっと高いクオリティで遊びたい!」「快適な操作をしたい!」など、思ったことはありませんか?

 昨今のスマホゲームはアプリゲームの領域を超えており、家で腰を据えて遊ぶコンテンツへと進化しています。そうなれば、スマホで遊べる手軽さよりも、操作の快適さやより濃いゲーム体験を求めてしまうのがゲーマーの性というものです。

 そこで、日々のスマホゲームをさらに快適にプレイしたいゲームにオススメなスマホが、ASUSから発売されているゲーミングスマートフォン“ROG Phone 6”です。

  • ▲キャッチコピーは「満たされぬ、挑戦者たちへ。」

 今回は、極限までゲームプレイを突き詰めたROG Phone 6の特徴を実際にゲームをプレイした上で紹介していきます。

ROG Phone 6の性能紹介

 まず見ていきたいのは外見のデザイン。形は丸みを帯びた持ちやすいデザインで、大きさは高さ173mm×幅77mm×奥行き10.4mm。スマートフォンの中ではやや大きめの部類。重量は239gです。

 形状はシンプルでありながら、背面のデザインは近未来感のあるメカニカルな柄。ゲーマー心をくすぐるデザインです。

 バッテリーは合計6,000mAhの大容量バッテリーを搭載。出先でも充電切れを気にせず長時間使い続けられます。さらに、42分で充電完了という急速充電が可能なところも魅力の1つとなっています。

 ディスプレイには、ゲームを最大限楽しむための6.78型のAMOLEDディスプレイを搭載。165Hzのリフレッシュレートで激しいゲームもヌルヌルとした描写をしてくれます。720Hzのタッチサンプリングレート、23msのタッチレイテンシーでコアゲーマーの気になる入力速度に関してもしっかりと配慮がされています。

 スマホでゲームを遊んでいるときは「スマホで遊んでいる」という感覚が強く、プレイ体験として他のゲーム機器と比べると、やはり少し劣る部分があるでしょう。

 ところが、このROG Phone 6であれば大きなディスプレイが没入感を生み出し「ゲームしている!」という感覚を味わえます。感覚的な要素ではありますが、ゲームにおいてこの満足感は欠かせないものだと思うのです。

 さらに、ROG Phone 6の画面はCorning Gorilla Glass Victusにより保護されており耐久力抜群。激しく何度も画面をタップするゲーマーも安心して使い続けられる設計です。

 搭載されているプロセッサーは、Snapdragon® 8+ Gen 1。先代モデルのROG Phone 5に搭載したSnapdragon® 888と比較して、最大15%*のCPU性能の向上を果たし、最大20%*の省電力化に成功しています。スマホに高負荷のかかるゲームでも快適なプレイ環境を提供してくれます。

*:製造元が提供するパフォーマンスデータ同士を比較したもの

 オーディオはオーディオメーカー“Dirac”の協力により完成したGameFXオーディオシステムと迫力のデュアルフロントスピーカーを搭載。視覚だけではなく、聴覚も満足しながらのゲーム体験が可能です。

 メインメモリと容量は、メモリ12GBの容量256GBと、メモリ16GBの容量512GBの2種類展開。普段の使用用途や、プレイするゲームのジャンルによって選択できます。

 そして、本体の充電ケーブル接続口が、一般的な本体下部に加えて側面に増設されています。横向きゲームを充電しながらプレイしている際に感じる、あのケーブルの煩わしさを気にしなくて済みます。

 ゲーミングスマホでは初となる生活防水“IPX4”にも対応。この防水性能は、濡れた手で触れたり水がかかったりしても問題ないので、屋外でのプレイも心配ありません。

プレイヤーをサポートする多彩な機能

 他にも、ROG Phone 6をゲーマーが選ぶ理由はあります。続いては、内部のゲームサポート機能を見ていきましょう。

設定や記録を管理できる“Armoury Crate”

 ホーム画面から起動できる“Armoury Crate”は、本体にインストールしたゲームを一覧表示しつつ、各ゲームのスクリーンショットや録画などライブラリの閲覧も行えます。公式サイトにもワンタップで移動可能です。

 ネットワーク設定、バッテリー稼働、タッチレスポンスなど、細かいパフォーマンス設定もゲームごとに設定可能。ゲームに関する管理画面は、この“Armoury Crate”からスムーズにアクセスできます。


プレイ中の便利機能が詰まった“Game Genie”

 ゲームプレイ中に画面左上をスワイプすることで、アシストツールの“Game Genie”が表示されます。ここには、リフレッシュレート設定やショートクリップなど、ゲームプレイを補助する機能が詰まっています。

 あらゆる機能にゲームを中断することなくアクセスできるうえ、ここに全ての機能がまとまっているので「録画ってどうやるんだけ?」「この設定はどこからだっけ?」と悩む必要がないのも嬉しいポイントです。

 ショートクリップやスクリーンショットは、仮想ボタンとして画面上に配置してワンタッチで使用することも可能。設定しておけば、プレイ中に「いま撮影したい!」と思った瞬間を逃すこともありません。

 FPSをプレイしている際には、画面上にクロスヘアを本体側で映し出すことも可能。クロスヘアのカスタマイズができないゲームでも、ROG Phone 6であれば自分が当てやすいと思うクロスヘアで戦いに臨めます。

 エッジツールは、ゲームを閉じることなくブラウザやYouTubeを開けます。攻略情報を探したり友人に連絡したりはもちろん、ゲームをプレイしながら動画を見ることも可能です。

“AirTrigger”によるボタン設定で操作性向上

 ROG Phone 6は本体のサイドに超感度ボタンが存在しており、ゲームパッドのライト・レフトボタンのような感覚でゲームがプレイできます。RPGをプレイする際には上部の2つのボタンの有無は操作しやすさに直結する部分で、プレイの快適さに大きく影響が出ました。

 同様にジャイロ機能でも“上に傾ける”、“右に回転”などでどこをタップさせるようにするのか決められます。こちらは、瞬間的な感覚的な操作が求められるFPSやレーシングゲームで有効な機能です。

 各ボタンは“AirTrigger”と呼ばれる機能で画面の好きなところに配置できるので、自分好みの設定が可能。ボタン拡張により、ゲームプレイをワンランク上の次元に引き上げてくれます。

 本体のみでもボタンを好きな場所にタップするよう配置できますが、後述する追加デバイスを使用すればより多くのボタン設定が行えます。筆者はスマホの追加ボタンによる操作拡張は初めての体験でしたが、スマホにタップ以外の操作が加わることでここまで世界が変わるとは。スマホゲームの新境地を味わった気分です。

録画した操作をマクロ化してオートプレイ

 そしてROG Phone 6でRPGをプレイしたい理由の1つは、マクロによる自動操作が可能な点。ここでは、一定時間の操作を記録して、その操作を自動でループさせることができます。周回クエストなど単純作業の連続を行う際に手間を感じることは一切なくなります。

 こうした便利機能が全て詰まったのがROG Phone 6。このスマホであれば、ゲーム中に欲しくなる痒い部分に全て手が届きます。

※追加ボタンやマクロなどはゲームタイトルによって規約で禁止している場合があります。詳しくはプレイするタイトルの利用規約をご確認ください。

外付けデバイスで冷却機能と操作性を強化

 ROG Phone 6のゲームを手助けしてくれる機能の大きなポイントとして、強力な冷却機能が挙げられます。搭載されているのは、窒化ホウ素 熱伝導グリス、大型のベイパーチャンバーと高熱伝導のグラファイトシート、外付けクーラーの“AeroActive Cooler 6”の3種類の冷却機能。それぞれ重なり合うことで、強力な冷却機能を実現しています。

 これらの冷却装置がどのような働きをしているのか簡単に説明すると、ゲームを開始してからすぐに放熱する体制を整える働きをしています。ROG Phone 6は、3つの冷却装置で段階的に冷却を行うことで、安定性と冷却速度を高い水準で備えています。

 高度な冷却機能により、ゲームのグラフィックを最大限高めた状態でも問題なくプレイが可能に。対戦ゲームの描写、RPGのエフェクト表示、ムービーシーンの再生など、ゲームの面白さを思う存分味わうことができます。

 特筆するべきは、大型の外付けクーラーの“AeroActive Cooler 6”。スマホの背面にファンを接続するという、これまでの常識を覆す形でスマホでは実現できなかった冷却力を生み出しています。

 さらに、この“AeroActive Cooler 6”の背面の4つのボタンは、ゲームプレイの際に追加ボタンとしても機能。前述の“AirTrigger”で配置することで、ゲームプレイの操作性を拡張してくれます。

 新たな操作を拡張してくれるのは“AeroActive Cooler 6”だけではありません。“ROG Kunai 3 Gamepad”は装着することで、まるでコントローラーをもっているかのような感覚でボタン操作によるプレイが行えます。

 ボタン設定の仕方は、どのボタンを押すと、どこをタップしたことになるのかを自分で好きに指定します。ゲームごとにプリセットを作成できるので、どんなゲームでも自分好みのボタン配置でプレイが可能になります。

ROG Phone 6で『幻塔』をプレイ

 今回はオープンワールドRPG『幻塔』をROG Phone 6と2つの追加デバイスを使ってプレイしてみました。

 まずはROG Phone 6本体のみでプレイした状態から。『幻塔』と言えば、スマホのオープンワールドRPGを新たな境地を切り開くほどの、美麗なグラフィックとアニメーションが特徴です。


 ROG Phone 6でプレイすることにより、大きなディスプレイに映像が映され、よりゲームの世界に没入できました。特に、アニメシーンのカメラワークが激しい箇所ではその感覚がより強くなり、高リフレッシュレートの強みが顕著に感じられました。この没入感は、小さい画面では味わえない要素なので『幻塔』のような重めのRPGこそ、ROG Phone 6でプレイしたいゲームと言えますね。

 側面の超感度ボタンは、スキルボタンに設定してプレイをしてみました。スキルボタンは攻撃ボタンよりも親指を少し伸ばさなければ届かない場所にあるのですが、超感度ボタンに配置することで、使いたい瞬間にスキルを使えて心なしか戦闘がやりやすくなったように感じました。

 続いては“AeroActive Cooler 6”を装着。本体のみでプレイする際、最高設定にしてもプレイに支障はありませんが、本体からはほんのりと熱を感じる場面もありました。この高クオリティーのゲームを少しの発熱で片づけてしまう時点でかなりの冷却機能ですが、ここで留まらないのがROG Phone 6です。

 “AeroActive Cooler 6”を装着すると、その熱問題は完全に解決。プレイ中に熱を感じることはほぼ無くなりました。冷却機能が働いていることを実感できます。実際に装着してプレイするとわかるのですが、スマホを横持ちする際の背面を覆う指の位置が安定するので、持ちやすさの面でもプレイの快適度が高まっています。

 また、装着時も下(本体の側面)から充電可能なので、冷却しつつ長時間のプレイができます。

 背面の4つのボタンも割り当てることで、プレイの快適度が向上しました。

 とはいえ、4つのボタンだけでは、移動、バトル、探索などさまざまな機能を有した『幻塔』には不十分。そこで本領を発揮してくれるのは、スマホをゲームパッドへと変貌させる“ROG Kunai 3 Gamepad”です。

 こちらは、ABXYボタン、左右のスティック、スクリーンショットボタン、ホームボタンなどが内蔵されており、装備した状態はコンソールゲームの本体さながらです。

 驚いたのは、2つのスティックによる移動しながらのカメラワークをコントローラーに置き換える形で実現してくれていること。移動中の操作の快適さは、本体のみでプレイしているときよりも遥かに高いものとなっています。


 ボタン数についても、上部にレフトボタンとライトボタンがそれぞれ2つずつあるので十分。たまにした表示されない箇所や、親指が届く場所には設定せず、アクションや攻撃、スキルやメニュー画面など、頻繁に押す場所をボタン配置することで、全ての操作をカバーすることができました。

最高設定でワールドボスもプレイ可能

 どれだけの高い負荷に耐えられるのかを検証するべく、複数のプレイヤーが同じ場所に集まるワールドボス戦もROG Phone 6でプレイみました。

 こういったマルチコンテンツは、プレイヤーの描写からエフェクト処理までを行うため、かなりスマホに負荷がかかるコンテンツです。こちらに最高設定の状態でプレイしてみました。

 ボス戦には10人程度のプレイヤーが参戦。その状態でのプレイの結果は、操作に関しては全く問題なし。やはりソロプレイをしている時と比較すると、若干のフレームレートの低下や本体温度の上昇が見られましたが、最高設定の状態でも思うようにキャラクターを動かすことができ、回避や攻撃を狙った通りのタイミングでできました。

 発熱についても、その後改めて“AeroActive Cooler 6”を装着してプレイをすると温度は気にならないレベルに。本体のみでもプレイは問題ありませんし、さらに快適にしたい方は外付けのデバイスや設定を調整すれば、満足いく環境でのプレイができます。

 もちろん、上記はゲーム内でもっとも負荷がかかるであろうワールドボスに複数人のプレイヤーがいる状態の話。ソロプレイや少人数のプレイヤーがいる状態では、相変わらずヌルヌルとした描写を楽しめました。

ROG Phone 6で最強のプレイ環境を

 以上のように、ROG Phone 6には外部、内部の両方でゲームをプレイするための機能が詰め込まれています。特に、ボタン操作に特化した“AirTrigger”周りの機能は、スマホゲームの常識を覆すレベルでした。

 高パフォーマンスを保つスペックに高度な冷却機能が加わることで、高クオリティの長時間維持を実現。昨今の高スペックを求められる重ためのゲームでも、問題無く最高設定で楽しむことができます。6.78型のAMOLEDディスプレイで最高設定でのプレイは、体験したことない方だと感動を覚えること間違いなしなので、ぜひ一度は体験していただきたいですね。

  • ▲ROG Phone 6では、バットマンコラボエディションもあります。

 冷却機能を強化する“AeroActive Cooler 6”。操作を拡張する“ROG Kunai 3 Gamepad”を組み合わせれば、スマホの粋をこえたプレイ環境を実現してくれます。最高の環境を求めるゲーマーの方。ぜひROG Phone 6を手に取ってみてはいかがでしょうか?

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