『機動戦士ガンダム 水星の魔女』6話感想&考察。衝撃の事実が明かされまくり&そしてエランが…
- 文
- てけおん
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- 最終更新
11月6日に放送&配信されたアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第6話“鬱陶しい歌”の感想をお届けします。
【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第6話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。
いや~、今回はもう衝撃の事実ばかりでもう情緒が大変なことになってしまいました。
アバンタイトルのプロスペラとベルメリアの会話にあった「今さら21年前の復讐なんて無意味でしょう(ベルメリア)」との言葉から、本作の舞台がプロローグから21年後の世界だということが明らかになりました。ここでもうびっくり……というか、6話でもっとも驚かされた発言かもしれません。第1話の感想にて「(プロローグが)本編から約10年ほど前を描いたであろう……」と記載していますが、完全にだまされていたようですね。そういうこともあるかもなと思っていましたが、まさかまさか……。
その後の「ベルはヴァナディースの遺志を継いだのね(プロスペラ)」とのセリフ。これは「私と同じく」なのか「私と違って」なのか……気になるところです。前者なら「ベルも」と言いそうではありますが。
加えて、その直後のプロスぺラの電話での会話から、彼女に協力者がいるだろうということもうかがい知ることができました。「魔女はペイル・テクノロジーズにいたわ。案の定あぶりだされてきた」とのことから、プロスぺラは現在でもGUNDフォーマットの研究がどこかで続けられていて、エアリアルを学園に送り込むことでなにかリアクションがあると想定していたのでしょう。この“あぶり出し”も目的のひとつだったのかもしれませんね。
そしてエアリアルについて、「私の可愛い娘だもの」と……。これについては記事の後半で改めて触れようと思います。
エランとの決闘は宇宙戦に決定!
そしてエランとの決闘の舞台は宇宙戦。マルタンが青い顔で「ペイル寮のMSは機動力が売りなんだ」と言っていました。そしてリリッケは「決闘の諸条件は決闘委員会の専権事項」とも。この辺りもアスティカシア高等専門学園らしいなと感じました。勝負は勝負が行われる前にもう始まっているということでしょう。エアリアルに装着する推進ユニットを制作するシーンは、地球寮のメンバーの仲のよさが出ていてほっこりしました。
場面変わってエランの調整シーン。ここでなんとエランと同じ顔と名前の人間――本物のエランが登場します! これによって、ペイル社が花嫁(ミオリネ)を手に入れたがっていることがわかります。また、視聴者がよく知るほうのエランは次の戦いは問題ないものの、もう調整の限界がきているであろうことも伺えました。強化された人間の悲哀がにじみ出ていたシーンでした……。
フライトユニットを獲得したスレッタがまずしたことは……
ニカをはじめ、地球寮の助力によって新たな装備・フライトユニットを得たスレッタがまずしたことは……エランに話を聞くことでした。ペイル寮に直接押し掛けていくわけですが、まさかのオープン放送での呼びかけ! この辺の大胆さは、人付き合いに慣れていないがゆえなのかな~とも。エランがああいう対応をしてしまうのもわかる気はします。
そして決闘開始!
ついに始まったファラクトとエアリアルの戦い! いかにもMSといった動作でサーベルを抜き切りかかるファラクトと、フライトユニットに格納されたサーベルを逆手で抜いて応じるエアリアル。一気にテンションが上がるシーンでした。
その後、ファラクトのビット攻撃によってあわや……! というところまで追い込まれるエアリアルでしたが、ここからは「ええっ!?」と叫び声を出したくなるシーンの連続でした。エアリアルのシェルユニットがひときわ強い光を放ったかと思うと何らかのシステムが発動! 逆にファラクトが行動不能に陥ります。
これは……プロローグでベギルベウに搭載されていたGUNDフォーマットの無効化システム? 直後エアリアルのガンビットがファラクトを襲うのですが、その前にエランの前に現れたのは、小さな子どものようなシルエットと、笑い声。今回冒頭のプロスぺラのセリフ「私の可愛い娘だもの」がいやでもオーバーラップし、ある想像をしてしまいます。まだ事実はわかりませんが……気になる!!
そして、ろうそくとハッピーバースデーの歌を巡る演出をプロローグに続きここでも入れてきましたね。プロローグの終わり方を考えるとエランは……とも思えますが、どうなっているのでしょう? スレッタの端末をまた鳴らしてくれる日が来ることを祈ります。
待ち合わせをしている間に時計が10:10を示す描写がありましたが、あれも気になりましたね。エランとスレッタの関係がイーブンになったことの比喩表現なのかな、ととりましたが。
ミオリネとの関係も深まっていそう
今回は、スレッタとミオリネのやり取りも印象に残りましたね。冒頭では勝手に決闘を決めてきたことに怒っていましたが、その後、エランとの関係に悩むスレッタに「それがあんたじゃん」「すすめばふたつなんでしょ?」「さっさと進みなさいよ!」と背中を押していました。ニカのみならず、こちらもニコニコしながら見てしまいました。
続いて、決闘に賭けるものとして「エランさんのこと、教えてください」と告げるスレッタ。このセリフを聞いたミオリネが「本当、鬱陶しいやつ」と言いながらも笑顔を浮かべていたのが印象的でした。スレッタがどういう人間なのか、理解が深まっている表れのように感じられるシーンのひとつでした。
決闘後にエランと打ち解けるスレッタに対して「私は理解ある花嫁なの。多少の浮気くらい……許してあげるわ」という言葉や、エランと待ち合わせするスレッタに付き合ってあげる&エランが来る前にクールに去っていくところ、とてもいいですね……。
どちらかというと対等な関係というよりは、ミオリネがスレッタを見守っているような感じですが、今後どうなっていくのでしょう?
その他今回気になった点など
●決闘が始まった直後、フライトユニットがしっかりと動作し、影響がないことを伝えられたニカが怪訝そうな表情を浮かべていました。直前に機体を操縦するスレッタが「ニカさんすごい!」と言っていたことから、テストよりも調子がいいというように受け取れますが、そうだとしたら何があったのでしょうか……?
●ジェターク寮を放逐されてしまったグエル。どうなるのか……と思ったら、テントの前で、コーヒー片手にエアリアルとファラクトの対決を見ていましたね。学園を去ることはないように思いますが……。今後どうなるのか気になりますね! あと、放逐される際も寮生やラウダは心配そうに見ていました。やはり寮内での人望はあるのだろうなと思えるシーンでした。
●エアリアルの出どころ、いよいよ気になってきました。パーメットスコア4を発動したファラクトに対して、確実に距離を詰めていたりと本当に高性能なんだなと思わされますし、既存の(少なくともファラクトの)GUNDフォーマットとは性能がダンチだなと。また、GUNDフォーマット搭載機への対抗策を備えていたということは、プロスぺラはGUNDフォーマット搭載機との戦いを想定していたんだと思います。
●エアリアル関係でもうひとつ。スレッタが戦闘中にガンビットに向かって呼びかける際「みんな」という言葉を使っていました。第6話は本当にいろいろあったので、この言葉も勘ぐってしまいたくなりますが……。
●決闘終了後のロウジとセセリアのやり取りも気になった部分のひとつ。2人はブリオン寮という御三家との関係が今のところわからない寮に所属していますが……。今後の伏線になっていそうな気がしますが、はたして?
今回も気になるところだらけだった『水星の魔女』ですが、来週は第1話から第6話までを一挙に振り返るスペシャル特番となっています。第7話が気になって仕方がないところではありますが、まずはこのおさらい回でまた気になっているところをじっくり見直したいと思います!
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
【スタッフ】※敬称略
企画・制作:サンライズ
原作:矢立肇/富野由悠季
監督:小林寛
シリーズ構成・脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン原案:モグモ
キャラクターデザイン:田頭真理恵/戸井田珠里/高谷浩利
メカニカルデザイン:JNTHED/海老川兼武/稲田航/形部一平/寺岡賢司/柳瀬敬之
チーフメカアニメーター:久壽米木信弥/鈴木勘太/前田清明
副監督:安藤良
設定考証:白土晴一
SF考証:高島雄哉
メカニカルコーディネーター:関西リョウジ
設定協力:HISADAKE
プロップデザイン:絵を描くPETER/えすてぃお
コンセプトアート:林絢?
テクニカルディレクター:宮原洋平
美術デザイン:岡田有章/森岡賢一/金平和茂/玉盛順一朗/上津康義
美術監督:佐藤歩
色彩設計:菊地和子
3DCGディレクター:宮風慎一
モニターグラフィックス:関香織
撮影監督:小寺翔太
編集:重村建吾
音響監督:明田川仁
音楽:大間々昂
製作:バンダイナムコフィルムワークス/創通/MBS
【出演声優】※敬称略
スレッタ・マーキュリー:市ノ瀬加那
ミオリネ・レンブラン:Lynn
グエル・ジェターク:阿座上洋平
エラン・ケレス:花江夏樹
シャディク・ゼネリ:古川 慎
ニカ・ナナウラ:宮本侑芽
チュアチュリー・パンランチ:富田美憂
デリング・レンブラン:内田直哉
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