ぼくの中に入ってくれる死体はありますか? 自分を古墳だと思い込む男の子を描く『こふんは生きている』(デジゲー博:CAVYHOUSE)【電撃インディー#366】

電撃オンライン
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 11月13日に東京の秋葉原UDXで開催された同人・インディーゲームイベント“デジゲー博 2022”

 本記事では、“デジゲー博 2022”に出展された“CAVYHOUSE”ブースのレポートをお届けします。

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

『こふんは生きている マホロヴァ・クラブの死体探し』を試遊出展!

 CAVYHOUSEブースでは、最新作『こふんは生きている マホロヴァ・クラブの死体探し』が試遊出展。さらに、体験版の頒布やグッズの販売も行われていました。

 本作は、『くちなしアンプル』や『マヨナカ・ガラン』の制作者がおくる完全新作アドベンチャーゲーム。

 Unreal Engine 5を用いて描画される世界は、今までの作風とは打って変わった、フォトリアルな美しいものになっています。

『こふんは生きている マホロヴァ・クラブの死体探し』とは?

 「ぼくの中に入ってくれる死体はありますか?」

 自分を古墳だと思い込んでいる男の子の、王道ジュブナイルアドベンチャー。

『こふんは生きている マホロヴァ・クラブの死体探し』に関するコメント

 『こふんは生きている マホロヴァ・クラブの死体探し』はジャンル名は「王道ジュブナイルADV」で、自分のことをこふんと思いこんでいる少年と、その友達(ハニワくん達)の冒険と友情を描くADVゲームです。

 こふんくんは自分が立派な古墳になるためには自分の中に入ってくれる死体が必要だと思っているので、新しくできた友達と一緒に死体を探し回り、その過程で成長していく様子を描く物語になります。

 ゲームシステムは、3Dのフィールドに配置されたオブジェクトを調べていくことで各シーンをクリアできるタイプのADVゲームです。

 システム的には『おさわり探偵 小沢里奈』シリーズが近いと思いますが、本作の特徴として「アクションポイント」システムがあり、色々なオブジェクトを調べることでアクションポイントを溜め、それを進行のためのヒントやスキル獲得に利用できる一瞬の成長システムがあります。

 少年の成長というテーマと、ゲームシステムをリンクさせた形になっています。

 また、もう一つのアピールポイントは、Unreal Engine 5で描画される、フォトリアルな美しいグラフィックです。

 これまで弊サークルでは敢えてフォトリアルな表現を避けて平面的・イラスト的な作画表現を模索していたのですが、過去作の「マヨナカ・ガラン」「くちなしアンプル」でそういった表現にある程度満足したため、今回はUEの性能を十分に使ったフォトリアル調の作画表現に挑戦することにしました。

 平成初期の、今と地続きだけどそろそろ懐かしさを感じるようになった時代を舞台に、リアルな町並みの中にこふんくんというシュールなキャラクターを配置してギャップ感を演出しつつ、「へんな生き物だけど、たしかにそこに居る」という感覚を実現したいと思って制作しています。

© CAVYHOUSE

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