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出オチじゃない!? ヤギゲー『ゴートシミュレーター3』はやれること満載で楽しい!【電撃インディー#368】

カワチ
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 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回はPS5/Xbox Series X|S/PC(Epic Games Store)用ソフト『Goat Simulator 3(ゴートシミュレーター3)』のレビューをお届けします。

※PS5パッケージ版は発売日未定・予約受付中です。

 なお、電撃オンラインでは尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

あのヤギゲーがパワーアップして帰ってきた!

 ヤギを操作する『ゴートシミュレーター』の続編『ゴートシミュレーター3』。もともとヤギを操作して建物をぶっ壊したり人間を吹き飛ばしたりできる悪ふざけ満載のゲームでしたが、本作も2作目なのになぜか『3』というタイトルが付いていたりと、悪ノリ感が満載。

 実際にプレイしてみると相変わらずバカゲー要素たっぷりで笑ってしまいながらも、細かいミッションがたくさん用意されていたり、明確なエンディングが用意されていたりとプレイしやすくなっています。

 前作『ゴートシミュレーター』は自由度が高かった分、自分で遊び方を考える必要が多かったのですが、本作ではさまざまなミッションがあるので、戸惑うことは少ないと思います。


 また、本作には時間制限や体力、空腹など、他のゲームに存在するような制限は存在しないため、のんびり過ごせるところが魅力です。

 前作もウンコの山に埋もれた村人を救い出すものなど、変なクエストがたくさんありましたが、本作も墓地から生えてくるゾンビをもぐら叩きのように踏み続けたり、ミスコンのようなものに乱入してポーズを取って審査を受けるものなど思わずツッコミたくなるものばかり。



  • ▲コンテストに乱入すると怒り狂ったライバルに蹴られ続けます。どこまでも追ってくるのが怖い


キリンやブタのようなヤギも!

 『ゴートシミュレーター』をプレイしたことがない人は“ヤギを操作するゲーム”と聞くとのんびりしたゲームを想像するかもしれませんが、ジャンルとしてはバカゲーです。車を操作して人を轢いたり、ガソリンスタンドに人を投げ込んで爆破したりとハチャメチャなことができます。

 人間は変な方向に骨折したりしますが、血は出ませんし死ぬことはありません。またプレイヤーのヤギも高所から落ちたりするとピクピクと瀕死状態になりますが、ボタンひとつで復活します。そのため、バイオレンスな作品がニガテな人でも安心して楽しめる作品になっています。

  • ▲よく体がありえない方向に曲がりますが、決して死にません。

 本作は物理演算を駆使した3Dシミュレーターゲームでありえない出来事を楽しめます。

 舞台となるサン・アゴラ島は公式サイトでオープンワールドと記載されていますが、確かにかなり広いです。最初は農場のようなのどかなマップが舞台になりますが、そこを抜け出せば一気に都会に。車を乗り回したりフットサルで遊んだりと自由奔放に冒険できます。

 ここまで自由度が高いと「ヤギである必要は無いのでは?」と考えてしまうかもしれませんが、それは野暮というもの。本作はヤギゲーであり、ヤギであることが重要なんです(笑)。グラインディングや頭突きなどヤギらしい行動ができるので、思う存分、ヤギ生活を堪能することが可能です。

 ただ、本作に用意された多数のスキンのなかにはあきらかにキリンやブタの姿をしたものも。キリンではなく、あくまで首の長いヤギということですが、スキンを変更することで新鮮な気持ちで遊ぶことが出来ます。

 これらのスキンやアクセサリーはクエストをクリアすることで次々に解禁されていきます。そのため前作よりも奥深いゲームデザインになっていると思います。



 なお、本作はオンラインマルチプレイにも対応。友人を誘ってバカ騒ぎすることもできるので、ぜひ思いっきりヤギ生活を楽しんでもらいたいですね!


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