【感想】『金色のガッシュ!!2』8話。変わらないフォルゴレと少し強くなったキャンチョメの魅力がぎっしり!
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11月14日より配信を開始した『金色のガッシュ!!2』第8話の感想をお届けします。
イタリアの英雄にいっさいの陰りなし!
第7話を読んでいれば予想がつくとおり、第8話はキャンチョメとフォルゴレにスポットを当てた話に。
フォルゴレは第7話で登場していたものの、キャンチョメは第8話で初登場。あの小さな魔物がいったいどんな成長を遂げているのかと思いましたが……長い。とにかく長い。大きいではなく長い。ガッシュの「面白くなった」という表現がピッタリでしたね。
と、見た目に関してはガッシュの言葉の通りなのですが、“真っ先に逃げた者”という表現は間違っているのでは? と思うほど内面は成長していました。
逃げて攻撃されて倒れてと、キャンチョメの戦いは『金色のガッシュ』初期を思わせる弱々しいものです。ですが、キャンチョメの目的はひとことで言えばオトリ。
怖いから逃げるのではなく、守るために逃げるキャンチョメは一見みっともなく感じられても間違いなく勇気を持って現状に立ち向かっていました。
そんなキャンチョメの勇気にこたえたのはもちろん、イタリアの英雄ことパルコ・フォルゴレ。
直前まで崩れたギャグ顔と、クールなシリアス顔しか見せてこなかったフォルゴレが“子どもを守るときのカバさんの顔”で現れるのが本当に熱い! 途切れ途切れの歌の続きがページをめくったら力強い吹き出しのなかに書かれている。それに気づいた瞬間の“むてきフォルゴレ”がそこにいる高揚感は最高でした。
しかも「カバさんは~」、「子供を守る時は~」と前作『金色のガッシュ!!』を読んでいれば誰もが覚えている、あのシーンを思い出させるセリフまで入ってくるのはズルいですよね(笑)。
ただ、物語のなかの視点で考えると、あの場にいたなかで上記のセリフの意味を理解できたのはフォルゴレ自身を除くとキャンチョメだけ。
間違いなく子どもを守るために戦っていたキャンチョメの強さを称える、フォルゴレからのメッセージなのかもしれませんね。
■単行本『金色のガッシュ!!2』1巻
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