自爆もやむなし…。『神風野菜』で野菜たちが世界を変えるために戦場へ!【電撃インディー#373】
- 文
- 紅葉つかさ
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電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回はRed Limb Studioから配信中のNintendo Switch/PC用アクションゲーム『神風野菜』を紹介します。
なお、電撃オンラインでは尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
やられるくらいなら自爆で道連れにしてやる!
本作は、Red Limb Studioによるアクションゲーム。世界征服をもくろむ軍隊“レッドベジタブル”を相手に特殊部隊“神風”の一員となって戦うことになります。
『神風野菜』というタイトルや“レッドベジタブル”という名前から想像できる通り、本作に登場するキャラクターは、野菜をモチーフにしたもの。
軍や部隊という名前から銃を撃ち合ったりするようなゲームを想像してましたが、実際はそうではなく、敵の目をかいくぐって目標物を破壊するというステルス要素が強いゲームとなっています。
ゲームでは、さまざまな野菜をモチーフにしたキャラクターを操作して、海辺のような場所や遺跡のような建物などが用意されたさまざまなミッションにある目標物の破壊することになります。
ただ、彼らの部隊の名前は“神風”。目標物は通常の方法では破壊できず、操作しているキャラクターの自爆、つまり“神風”によってのみ破壊することができます。
戦いをモチーフにしていたり、自爆をしたりする関係で、演出がどうなっているのか気になりましたが、キャラクターが野菜なのでグロさはありません。ただ、演出は凝っており、野菜が爆散して飛び散るようになっていて、本当に自爆したんだなと感じてしまいます。
攻撃手段が自爆以外はなく、落ちている地雷などのアイテムを入手しないと攻撃することができません。目的を達成するために身ひとつで敵地に潜入しているので、攻撃手段が乏しいというのもわかります。敵地であるゆえに敵の数は多く、アイテムの数は多くないので、全滅させるのはかなり難しいです。
そういうわけでステルス行動が重要になりますが、本作では三人称視点になっており、隠れながら、敵の位置などまわりを確認しやすくなっているので、プレイしやすくなっているのはありがたいですね。
個性豊かな野菜たちでチームを編成
ミッションをプレイするには、まずチームを編成する必要があります。編成できるキャラクターにはそれぞれ予算が決まっており、チームに設定されている予算の範囲内かつ8人までを自由に選ぶことができます。
キャラクターは、高いジャンプが可能だったり、予算は低いが使用できる時間が制限されていたりと能力や予算が違うので、使いやすいキャラクターやそのミッションに応じたチーム編成が重要になります。また、予算の範囲内であれば、同じキャラクターを何人でも編成することもできます。
最初は1人しか選べませんが、敵を倒したり、隠されているアイテムを見つけることで高くなっていくミッションをクリア時の評価によってもらえる星の数を集めることで、新しいキャラクターが使用できるようになっていきます。
ひとつのミッションで獲得できる星は最大3つ。
ただ3つの星をすべて獲得するには、隅々まで探索して隠されているアイテムを探したり、ひとつのアイテムで複数の敵を巻き込んで倒す必要があったり、簡単には達成できません。
キャラクターの解放に必要な星の数はそこまで多くないので、「3つ取れたらいいけど取れなくてもいいかな」くらいの気持ちでプレイしていて問題なさそうです。
本作は、野菜をモチーフにした個性豊かなキャラクターを操作して、ミッションごとに用意されている目標を破壊するアクションゲーム。
目標を破壊するためには、自爆しないといけなかったり、敵地に潜入しているので攻撃手段が乏しかったりして、ステルス要素を楽しめます。敵に見つかったとしてもうまくアイテムなどを使えば切り抜けることが難しくないので、難易度はそこまで高くはありません。ですから本作では、誰でも気軽にステルス要素のあるアクションを楽しむことができます。
© Red Limb Studio
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