『孤独のグルメ Season10』8話感想。口の中がカ~ニバルになる富山の“かに面”が食べたい!

佐藤 汐
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 『孤独のグルメ』全シーズンを楽しく視聴しているライター・佐藤です。1人オフの楽しみ方は“1人孤独のグルメごっこ”!

 井之頭五郎になったつもりで、おいしいものを食べながら「ん……これはうまい。」と心の中でモノローグをする遊びを楽しんでいます。

 そんなライターが、『孤独のグルメ Season10』の感想をお届け! 番組を見ながら、面白かったところ、共感したところなどを語っていこうと思います。

※8話のあらすじは別記事で紹介しています。

ドラマパート

 今回は、富山県富山市。海の幸が豊富な場所ですよね。「きっと海鮮かな?」と、まだ見ぬグルメに胸が高鳴ります。

 五郎さんが訪ねたのは古くからの町並みが残る海鮮問屋街。商談相手は、渡邉美穂さん演じる大槻萌。古民家カフェ“アナザーホリデー”の紅茶がおいしいと、商談場所に選んだようです。

 萌の叔父は、ほかのシーズンでも登場している五郎さんの友人で村田雄浩さん演じる滝山。押しが強く無茶ぶりをしてきたこともありました。

 萌はグイグイくる性格が滝山そっくりで、次から次へと五郎さんへ発注したい商品の資料を渡していきます。

 五郎さんでなくても「既視感……!」と、思ってしまいますよね。

 それにしても岩瀬地区はいい感じの街ですよね。路面電車にご機嫌で乗る五郎さんの気持ちがわかります。

飯パート

 富山での「急に腹が減った。」は、路面電車乗車中にやってきました。まずは、路面電車から下車して……。

 富山といえば、ブリ、ホタルイカ、ます寿司。これから出会うであろう北陸・富山が誇る海の幸グルメへの思いを巡らす五郎さん。

 まず五郎さんの目に飛び込んできたのは“ハッピー食堂”。五郎さんが「東京なら絶対入る」と断言する店構え。オムライス、焼きそばセットののぼりが目立ちます。

 ラーメン、お好み焼き、たこ焼きでもない! 途中で祭られている湧き水へ「いい店が見つかりますように」と心の中で祈る五郎さん。

 そして、探し回って「まさに求めていた店だ」と見つけたのが“居酒屋 舞子”でした。

 刺身だけでなく、おでんもおいてあるということで「お財布にも優しい」と、五郎さんは入店前から太鼓判を押します。

 さっそく入店し、検温、消毒をして「ウーロン茶をお願いします」と飲み物を頼む五郎さん。周囲の客が刺身を食べているのを眺めながら、メニューをチェック。

 ふくらぎ、サス、昆布締め……。“名前だけでは実物が想像できないグルメ”の数々。おでんのメニューにも、すすたけ、矢車、さんかくという見慣れない言葉。「うれしいちんぷんかん」と、心躍らせる五郎さんでした。

 その中で一際目立ったのが“かに面”。どんなおでんだろう……。そこでちょうど別の客がおでんを注文。

 「リングサイドS席!」と心の声で興奮する五郎さんが座っていたのは、おでん鍋の目の前の席でした。

 そして鍋の片隅に“かに面”を発見したのです。メスのズワイガニの甲羅へ身や味噌、内子、外子を詰めたものだそうです。これはいい出汁がでていそう。

 そして、あらゆるメニューに対して疑問がつきない五郎さんは、店員さんに質問していきます。今回の店員さんは上地春奈さん。元気な感じな店員さんです。

 ここで、さきほど“名前だけでは実物が想像できないグルメ”について、店員さんへ質問します。

 矢車は麩、さんかくは三角に切った厚揚げ。すすたけは、ネマガリタケというタケノコに似た山菜です。

 また、ふくらぎ(福来魚)はぶりの幼魚。縁起のいいお魚なんだとか。サスはカジキマグロのことです。

 そして、お店の昆布締めの魚は鯛とのこと。さらに、お店のおすすめメニューは白えびらしいです。

 まずはお通し。バイ貝、でか!! しっかり味が染みていそうな煮つけです。

 お店の常連さん、ほかのお客さんの会話に耳を傾けていると、本日の五郎’sセレクションが出てきました。

 かに面、刺身(ふくらぎ・鯛の昆布締め)、おでん(大根・すすたけ・里芋)、そして白いごはん。酒飲みのメニューに白米を合わせるのが、下戸の五郎さんならではですよね♪ 

 このメニューは、五郎さんのモノローグで「日本海おでん懐石@富山!」と名づけられました。

 「おでんらしからぬ不敵な面構え!」と、出汁が染みて美味しそうなかに面から食べる五郎さん。

 身をほどくと、かに! かに! かに! 「とんでもないことになってるぞ!」と、目を泳がせる五郎さんに、このかに面がいかに美味しいかを物語っています。

 その濃厚なかにの旨味に、「口の中がカ~ニバル!」と、ダジャレも絶好調です。飯でおっかけたくなる味らしいです。うわあ……飯テロすぎる。

 そして、おでんの大根は缶詰より大きそうで味もしっかり染みてそう。ふくらぎも、トロっとしてそうで美味しそう! 「旅人が食べるべきもの」として、五郎さんがモノローグに刻んでいました。

 里芋は、皮つきで大きい! つるんと皮をむいて……おでんの出汁が染みて美味しそうです。すすたけは、歯ごたえがいいことが音から伝わってきました。

 ほかのお客さんが注文するメニューで、あれもこれも食べたくなりつつ「通いたい」認定をする五郎さん。

 昆布締めの鯛も、きっとトロリとしているんでしょうね。五郎さんは「ウーロン茶でも酔っぱらってきた」「刺身、おでん、ごはん、富山、俺……」と富山のグルメに上機嫌でした。

 そうこうしていると、揚げたての“白えびのかき揚げ”が届きました。あ~これ美味しいやつ。絶対美味しいやつです!!

 音がサクサク! レモンをかけてさらにウーロン茶も進みそう。「心から言いたい、きのどくな」と五郎さん。“きのどくな”は富山弁で“ありがとう”という意味らしいです。

 そして、毎度のお楽しみ“追加注文タイム”。とろろの入った海鮮丼のハーフオーダー。とろろが入ってるの珍しいですよね。

 とろろ、〆さば、かさご、白えび、いくら、ひらめ、サス、きじえびが乗った海鮮丼は、見ているだけで美味しいのが伝わってきます。

 白えびのポテンシャルの高さに感動する五郎さん。さばが甘いのは、富山ならではなんでしょうか。「うまさで目が回りそうだ」と、一気に丼をかきこみます。

 今回はスタッフロールが流れても、五郎さんがまだまだ食べたいものがいっぱいある回でした。山菜の昆布締めとか、昆布締めの天ぷらとか……どんだけ昆布締めのバリエーションがあるんだ!?

 ラストに自家製アイスクリームを頼みながら、「とりあえず一か月くらい住みたい」と言っていたのが印象的でした。

ふらっとQusumi

 そしてドラマパート終了後は、『ふらっとQusumi』。

 富山の繁華街からちょっと離れているのも、店が醸し出す落ち着いた雰囲気の要因でしょうね。

 「まずは湧き水!」と富山の湧き水……もとい、地酒をいただく久住さん。お水が美味しい富山ですから、きっと地酒も最高の味なんでしょうね。

 一品目は“みょうが田楽”。やば……これはもう飲むしかない! 久住さんは「畑のホタルイカだね」とひと言。いい例えすぎる~!!

 きっと永遠に食べていられる大人の味なんでしょうね。

 そして、“地栗の唐揚げ”。珍しいメニューばかりですね。思わず「これは……うまい!」と、顔をほころばせる久住さんから、美味しさが十分伝わってきます。

 ラストは“白子昆布焼き”。五郎さんがラストに気になっていたメニューの一つです。めっちゃ白子! 口に白子を含んで歓喜のゼスチャーをする久住さんに、思わずこちらも笑顔になりました。

 また来週も楽しみです!

※画像は公式Twitterのものです。
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