キャラクターストーリーにも世界の真実に迫るヒントが!?【ハーヴェステラ日記#5】
- 文
- 長雨
- 公開日時
好評発売中のNintendo Switch/Steam向け生活シミュレーションRPG『ハーヴェステラ』。
ここでは、生活系ゲーム大好きライター・長雨のプレイ日記をお届けしていきます。
キャラクターストーリーを進めれば、本編がより楽しめる!
キャラクターストーリーは、仲間や主人公にゆかりのあるキャラクターを掘り下げる個別エピソードです。各10話あり、1つ進めるごとに親密度がアップ!
メインストーリーと同じくステキなお話ばかりで、全キャラの親密度を最大にすべくコツコツ進めています。
ちなみに主人公と関わりの深いアリアは、本編の進行に合わせて親密度が上昇。だんだん信頼を勝ち取っている感じがしていいですよね。信頼が深まるかわりに、彼女に関する謎も増えていくんですが……。
全キャラ同時進行できますが、私が優先しているのは“レーテの村”にたどり着いたときからの推しクレス。
村医者として主人公を何かと気にかけてくれていた彼女ですが、元気に動き回れるようになると、治療費を請求してきて……。
本作に登場する女性は、意見のはっきりした美人さんが多いなと思いました(個人の感想です)。
報酬を払うのは当然で、行き倒れている主人公を助けて、無料で見てくれただけでもかなり優しいんですけどね!
主人公は治療費のかわりに、さまざまなダンジョン探索をしている経験を生かして、彼女の研究に必要な素材を集めていくことに。いつも財産ギリギリで生きている主人公だったので、支払いが体力使う系で個人的にとても助かりました。
素材はダンジョンで採取できるので、ダンジョンで採取場所を見つけたときは、まめに調べておくことをオススメします。
クレスの仕事を手伝うなかで、彼女が“死季”の影響で発生する病の研究をしていることがわかります。さらに、クレスと同じ医者だった父との確執も明かされて……。クレスの過去や仕事に打ち込んでいる理由を知って、より彼女のことが好きになりました。
仲間キャラクターたちの物語は、“シーズライト”の異変による事件にまつわる内容が多く、とても読み応えがありました。
例えばエモならローレライと“浜辺の町シャトラ”の関係性、シュリカなら“季石教団”の秘密など、メインストーリーのその後や語られていなかった謎がキャラクターストーリーで明らかになっていきます。
また本編とは直接的なかかわりがなくても、世界観を深めてくれるお話も。発明家・ハイネのエピソードでは、彼の物語のためだけに登場するキャラクターまで用意されていて、制作陣の愛とこだわりを感じずにはいられません。
内容はすべてが上手くいく大団円とは言えないものもありますが、読了後に明るい気持ちになれる爽やかなものが多かったです。
仲間たちは、キャラクターストーリーを進めることで能力が強化されていきます。戦力を整えるためにも、世界を知り尽くすためにも、全員との親密度を高めて損はなしです。
クエストのストーリーも読みごたえバツグン
主要キャラクターだけではなく、世界に生きる人々ともお願いを叶える“クエスト”を通して交流していくことができます。
この“クエスト”のストーリーは、家族の絆を描く感動作からコミカルなものまで内容が多彩です! 連続したエピソードになっているものもあって、住人たちがどんな思いで過ごしているのかがていねいに描かれ、読んでいて楽しいです。そして何より報酬が豪華で、資金集めに最適!
人間だけじゃなく、コロネル族やモンスターの“クエスト”が用意されているのも驚きました。彼らも世界観を形作る大切な存在なんですよね。
私が特に好きなのは、魔族関連の“クエスト”です。メインストーリーの序盤では恐るべき敵のように言われていますが、話してみると生真面目さや人間の感性との絶妙なずれがおもしろいんですよね。
ある“クエスト”では魔族が花粉症の特効薬づくりに挑んでいて、ぜひ開発に成功して欲しいと願ってしまいました。
敵と言われているのも何か事情があるんだろうと思わずにはいられませんでしたし、実際に……。魔族がどんな存在なのかも、本編など物語を進めるなかでしっかり語られています。まだそこまで進んでいないよという方も、ぜひ期待してください!
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