『セブンスコード』は音ゲー初心者にもオススメ! 2種のゲームタイプと膨大な音楽が心を熱く揺らす

ユート
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 アプリボットのUNLIMITED STUDiO(アンリミテッド スタジオ)から配信中のiOS/Android用リズムアクションゲーム『SEVEN's CODE―セブンスコード―』のレビューをお届けします。

音ゲーのオマケじゃない! 作り込まれたストーリー演出

 『セブンスコード』の楽しみは、大きく分けるとストーリーと音ゲーの2つ。まずストーリーですが、本作はADVパートのなかにリズムアクションが織り交ぜられた、独特の形式になっています。

 ステージとしてADVパートとリズムアクションパートがわかれている作品は触れたことがあったものの、両方が1つになっているのは自分としては初めてで結構新鮮。

 流れもキャラ同士の会話からスッとリズムアクションに移行するうえ、リズムアクション自体がバトル形式(詳細は後述)になっていて、物語のなかで対峙した敵と戦うという状況が自然に、かつ本作ならではのシステムで演出されています。

 公式サイトの文言としても使われている“ストーリーとリズムアクションが融合する新体験”という表現は、こういった見せ方のことを指しているのかなと。

 ただ、全12章のなかの第1章ということもあり、ストーリーボリュームは1時間ほどと少なめ。内容もキャラや世界の特徴を見せていくようなものが中心で、最後にこれから物語が大きく動き出すことを予感させる展開が待っているという、導入的なお話になっています。

 “覚醒と審判の期間は12カ月間”など今後の展開にかかわるであろうキーワードが出てきたり、作中に登場するアイドルグループ・HARZiNA(ハルツィナ)が自身らの曲の歌詞の一部を引用したようなセリフを口にしたりなど、先が気になる、ゾクッとさせてくれる部分も見られたので、これからの内容に期待したいところ!

 フルボイスでイベント専用のカットもふんだんに使われているなど、全体的な作り自体はかなりリッチ。リズムアクションでのバトル前に、キャラが戦闘モードの立ち絵に変化する演出もかっこいいんだこれが! 専門用語に関しても、青色で表示されている場合はタップすることで解説が見られる親切な機能が搭載されています。


  • ▲例えば“植能”をタップするとこのような解説が表示されます。
  • ▲個人的にちょっとおもしろかったのが、核心に触れそうなワードをタップした時。写真のように表示され、凝っているなと感じたと同時に、タップできるなら見せてよ、とも(笑)。

 場面に応じた音楽選出にもこだわりが感じられて、シーンの状況を表現しつつ感情も揺さぶってくれるものばかり。なかには無音のシーンもありますが、場面的にその選択が最高にハマっているんですよね。

 ボリューム感的に遊びの中心は音ゲーになりますが、演出等含めストーリーもかなり力が込められているよう思えるので、ぜひこちらにも注目してみてくださいませ!

ボリューム満点の楽曲をプレイフィールが異なる2種の形式で遊べる!

 もう1つの遊びとなる音ゲーには、2種類のゲームタイプが存在。4種類あるノートのアクションは両方のゲームタイプで共通です。

ノートの種類とアクション

リフレクション タップする
スラッシュ ノートをフリックする
チェイン ノートのラインに沿ってなぞる
チャージ ノートの最後まで長押しする

シンプルタイプ

 画面の上から流れてくるノートに対し、画面下のラインに合わせてタイミングよくアクションを行うゲームタイプ。アーケードからスマホアプリまで、さまざまな音ゲーに採用されている定番の形式です。

  • ▲リフレクション。
  • ▲スラッシュ。
  • ▲チェイン。
  • ▲チャージ。

カオスタイプ

 アクションを行うポイントが画面のさまざまな場所に出現するゲームタイプ。ノートの軌道も変則的です。

  • ▲リフレクション。
  • ▲スラッシュ。
  • ▲チェイン。
  • ▲チャージ。

 “カオスタイプ”はまじカオス。初めてプレイした時は変な笑いが出ちゃいましたよ。なんじゃこれは、と(笑)。もちろん「だからといって無理」と言いたいわけではなく、むしろ音ゲーにもいろいろな形があって、素直にすごいな~と感じました。

 画面全体を見つつアクションしていく感覚はとにかく新鮮で、慣れないうちは焦りのほうが強く出てしまいますが、カオスタイプにしかない楽しさと気持ちよさが感じられます。ノートが指で隠れるから持ち方もどうにかしないと、なども考えたりして……。

 逆にシンプルはもう、実家のような安心感ですよね。これぞ慣れ親しんできた音ゲーの形! 何らかの音ゲーを遊んだことがある人にとっては新鮮味こそ薄いものの、音ゲーをプレイしている感はやっぱりこっちのほうが断然強かったです。

 定番の遊び方と斬新な遊び方の2タイプが用意されているのが、やはり本作の大きなポイントなのでしょう。音ゲープレイヤーの方はもちろん両方を楽しめるでしょうし、自分のようにあまり音ゲーに触れたことのない方や音ゲー初心者の方は“シンプルタイプ”を軸にしつつ、“カオスタイプ”にも挑戦するという遊び方ができるのがうれしいところ。

 判定も甘めで、タイミングの評価はさておき、フルコンボ自体はほかの音ゲーより達成しやすい印象です。難易度にも“ノーマル”、“ハード”、“マスター”の3種が用意されているので、上達していく楽しみもしっかり味わえるのではないでしょうか。

  • ▲ノート速度やタップタイミングなども設定可能です。

 ストーリー部分でも触れましたが、本作の音ゲーには上記の基本システムに加え、バトル要素としてリズムアクション中に発動できるスキルが存在します。スキル効果はキャラによって異なっていて、相手の画面を妨害するものと自身の獲得スコアに影響するものがセットになっています。

キャラが持つスキル効果

ユイト 画面全体にモザイク効果
全スコア150%
イサク フィールド振動
Critical以上200%&Miss-10%
ヨハネ 画面全体に幻惑効果
Critical以上200%
ミライ 画面に石化効果
Fabulous250%&Miss以下-15%
リア フィールド縮小
全スコア150%&Score減無効

 CriticalやFabulousなどはなどはアクションのタイミングに応じた評価のこと。音ゲーではあまり見慣れないフレーズですが、リズムアクションの遊びにアクセントを加えていると同時に、ストーリーとの紐づけにも一役買っているようには感じられます。

 自分の画面しか見られないので、妨害をされこそすれど相手を妨害している感はあまり得られませんが、スコアに影響してくるため、ハイスコアを目指す際には適時使用していくことが重要に!

  • ▲初期キャラはユイトのみ。ほかの4人を使うには、ミッション達成や有料購入などで手に入るゴールドを使い、ショップで購入する必要があります。
  • ▲スキル強化も可能。強化用の素材はミッション達成や楽曲クリア、ゴールドを使ってショップで購入するなどの方法で手に入ります。

 モードには“トレーニング”とNPCと競う“バトル”に加え、ほかのプレイヤーと対戦できる“オンライン”もあるので、スキルで妨害している実感はそちらのほうが得られるかも? 自分もオンライン対戦をしてみたものの、妨害うんぬん以前にそもそもの腕の違いで全く勝てませんでしたが(笑)。

 1人で突き詰めていくのもゲームの醍醐味ではありますが、鍛え上げた腕をほかの人との対戦で披露したり、単純にほかのプレイヤーと遊んだりするのは楽しいもの。勝てる勝てないはとりあえず置いておいて、オンライン対戦もしっかり用意されているのは自分としては良かったと感じる点ですね。

  • ▲ヨハネのスキルを受けている時の画面。ノートの表示にブレが生まれ、タイミングと位置がわかりづらい!
  • ▲ミライのスキルを受けている時の画面。画面が灰色になり、ノートの種類判別が少し難しくなります。

 収録されている楽曲は、v1.0.2時点で46曲とボリューム満点。大半がオリジナル楽曲ですが、ジャンルのバラエティが豊かなので、気に入るものがきっと見つかるかと思います。小坂りゆさんや小宮真央さん、片霧烈火さん、MOSAIC.WAVさん、Crankyさん、sasakure.UKさん、Risa Yuzuki(ゆずりさ)さんなどなど、有名アーティストの方々が手掛けられているものもありますしね!

  • ▲“コレクション”では、解放した楽曲の試聴やアーティストのコメント閲覧などが行えます。

 楽曲の解放方法は、音ゲーをプレイしてレーティングを上げる、ミッションなどで得られるミュージックチップを使ってショップで購入する、有料通貨のダイヤで購入するという3通りが中心。ダイヤ専用曲は今のところ10曲あり、数曲はゲーム内で手に入るダイヤで解放できますが、すべて解放するには有料でのダイヤ購入が必要です。

 一部の楽曲は公式Twitterでの試聴や、公式YouTubeチャンネルでフルバージョンを聴くことが可能。ゲーム内では、全楽曲を約20秒ほど試聴できます。有料の楽曲も、気に入ったものからゲーム内で手に入るダイヤを使って順次購入し、さらに欲しくなったら有償ダイヤで曲を購入する、といった方法がオススメ。ちなみに有料の楽曲の価格は1曲200円です。

収録曲リスト

(☆)はダイヤ専用曲です。
※このリストは記事掲載時のものです。

楽曲名 / アーティスト名
キミと見た夢 / HARZiNA
TΗΞ ƧΞVΞИƧ Ͻ∅DΞ / Feryquitous
迷夢ジェラシー / すこっぷ feat. 長原つぐみ
Tie / おとめ
Miss You / RiraN
The Symphony No.9,Op.125 / Classic Remix
where are u now / yumiyacchi
Activate / Polyphonix
This is A Conversation / Itaq feat. 箕輪★狂介
Turkish March / Classic Remix
Chord Fragments / siqlo
dissolve in water / gaburyu feat. 星宮とと
SEVEN ~漆戒~ / NAOKI feat.小坂りゆ
Front line / カヒーナムジカ
掌の虚無 / Mug
The End of The World / GRATEC MOUR グラテックムール
Minute Waltz / Classic Remix
End of desire / HiTECH NINJA
Live For Real / Nakura feat. Arben Berisha
Pomp and Circumstance / Classic Remix
William Tell Overture / Classic Remix
Turandot / Classic Remix
EMERALD JEALOUSY / RearDawn (☆)
year oh the wanter / Dendy crew (☆)
Pillar of Fire / Iris (☆)
Be Born / Maozon (☆)
BurningMan / Zpinkpong (☆)
シンコペーション / Yamajet (☆)
Transparent ZERO / Cranky feat. Risa Yuzuki (☆)
Secret Heaven / Tatsh†RayZY (☆)
アンリ アルタ / sasakure.UK feat. Q.i (☆)
More and moRe / onoken (☆)
B.S.G.S. / sooogood!
Furious judgment / K Masera feat. yuusa
Sanctify 2.0 / Alkome
Animus / Ashrount
Hичто / Frums
じゃっじゃっじゃじゃーーーん! / karato feat. みるの
TESSER4C7 D1V3R / nmk
7thPod / ルゼ
PERMISSION DENIED 700 / ねこみりん feat. 小宮真央
嫉妬、あるいは衝動に彷徨う者 / ラムシーニ
Viologic / polartia
鎧兜鎖血 / THE冠
Red Parade / 片霧烈火
Vital Signs / MOSAIC.WAV

 本作は490円の有料アプリではありますが、ストーリーはこれから1年間、毎月1章ずつ追加されていきますし、曲も追加料金なしでプレイできる楽曲ぶんだけで、十分値段だけの遊びが楽しめています。むしろ、新システムや新楽曲もアップデートで増えていくでしょうから、490円のアプリとして見てもお得なものになる……はず!

 12カ月でストーリーが完結するということで、どれだけ凝縮された展開を見せてくれるか自分としても期待がふくらみます。よければぜひ『セブンスコード』がこれから作り出していく道を一緒に進んでみませんか?

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『SEVEN's CODE―セブンスコード―』


『SEVEN's CODE―セブンスコード―』