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『孤独のグルメ Season10』10話感想。本気のワンタン麺にしゅうまいの真実…どっちも味わいたい!

佐藤 汐
公開日時

 『孤独のグルメ』全シーズンを楽しく視聴しているライター・佐藤です。1人オフの楽しみ方は“1人孤独のグルメごっこ”!

 井之頭五郎になったつもりで、おいしいものを食べながら「ん……これはうまい。」と心の中でモノローグをする遊びを楽しんでいます。

 そんなライターが、『孤独のグルメ Season10』の感想をお届け! 番組を見ながら、面白かったところ、共感したところなどを語っていこうと思います。

ドラマパート

 今回は、神奈川県川崎市。以前のシリーズでも訪れたことがありましたよね。元住吉駅周辺の変化に心を寄せながら、五郎さんは商談相手の元へ。

 今日は、モデルとしても活動されるお笑い芸人・馬場園梓さんが、スナックのママ・幸代として登場しました。

 いきなりビール!? 五郎さん下戸だよ!? って、ノンアルコールビールか。と言った矢先に、ん? 「嘘かもしれないわよ♥」だって。面倒くさい! 面倒くさいよ、このママ。

 五郎さん逃げて。商談終わったら速攻で逃げて!

 ほら、やっぱり投資のお話キター! めっちゃ逃げて! 

飯パート

今日はガッツリの日

 なんとか逃げられた五郎さんのお腹はぺっこぺこ。「腹が減った」のターンです。

 よし、店を探そう。

 今日の五郎さんのお腹は何を欲しているのでしょうか。

 まずは新そば。おいしそうじゃん! でも、気分じゃないと五郎さん。私はいいと思ったけど、今日はガッツリ食の日なのかな?

 そして、ガッツリ系のうなぎ! しかし五郎さんは「できあがるまで待てない」と先を急ぎます。うなぎ、焼くのに時間がかかるからなあ。

 「駅前に戻ればラーメン屋の一軒くらい……」と見上げたところに“粥菜坊(かゆなぼう)”。おかゆ? まったくガッツリじゃないけど。

 店先では“雲吞(ワンタン)麺”の文字が。竹昇麺を使った本気の雲吞麺だそう。雲吞麺の本場は広州。スープも日本のものと違って、17年越しで味が表現できた本場の味って書いてあります。

 広州の本場の味か……。これはレアな出会いかもしれませんね。

 「その本気拝見したい」と五郎さんは、意気込んで店内へ入りました。

粥菜坊(かゆなぼう)のお手並みは?

 今日の店員役は個性派俳優の篠井英介さんだ! ナチュラルだな~。

 さっそくメニューを熟読する五郎さん。広東粥と日本のお粥の違いが書いてあるぞ! 広東粥はトロミが命なんだとか。なるほど、ちょっと概念からして違う感じがする。

 お店の一番人気は、“朝鮮人参粥”だそう。たしかに滋養強壮に良さそうなイメージだし、体が温まりそう。

 焼き餃子の餡には、海藻にケールなどが使われているものも。珍しい。機械で包んだものと手で包んだものがあって、手で包んだほうが具が多いのか。バリエーションも豊富ですね!

 別のお客さんは、セロリとパクチーの餃子を頼んでいました。それもおいしそう。香草と餃子は相性バッチリだし。

 「餃子はキープだな」と五郎さん。えー? いっちゃってもよくないですか~?(笑)

 再びメニューの森の中へ。広東家庭小皿料理に視線を移します。黒酢の角煮があります。ほかにも、キャベツの蝦子(シャーズ)炒め。蝦子は海老の卵だそう。

 じゃがいもの沙茶醤・酸辣炒め、きくらげのチキンソース、牡蠣二重層蒸し、青さ海苔と卵の炒め……文字だけでもおいしそうなメニューがたっぷり。

 「この女将できる」と、五郎さんは調理する女将さんの背後を視線でロックオン。たしかにすごいお店です。

 そして、メニューの極めつけが“しゅうまいの真実”。真実ってなんだ!?

 さらに“豚肉腸粉”。

 腸粉はお米を粉砕して蒸して作ったものなんだとか。このお店では豚肉を入れているから、このメニュー名に。

 香港や広州ではメジャーな料理って知らなかった! 当店一番人気って気になりますね。

 もちろん、本気の雲吞麵も忘れていません。竹昇麺のキーワードも見逃さない五郎さんです。

 それ以外にも、白玉きくらげって気になるし、デザートも忘れてはなりません。こんな初見殺しの店は、五郎さんに攻略してもらうしかないかも……。

 すると「この店は焦らず腰を据えてじっくり攻めるべき」と、五郎さんに格言じみたセリフが。やっと決まったかな?

五郎’sセレクション

 とりあえず店の看板メニューを抑えておいて、あとは臨機応変に……と本日のメニューをオーダー。

 するとそこへ、誰かが入店してきましたよ。

 あれ? 森田成一さんじゃない? マスクしててもわかるオーラ。これは間違いなく森田成一さんなのでは?

 そうこうしているうちに、“朝鮮人参片烏龍茶”が到着。茶器がかわいい! 色も香りも良さそう。本格的な烏龍茶って飲んだことないけど。

 そんな五郎さんが烏龍茶の香りに浸っているときに、「すいませーん」の一声が。やっぱり森田成一さんだ! お茶と粥を頼んでたぞ。喉に良さそうですね♪

 「達人だな~俺には真似できない」と五郎さん。オーダーの仕方が確かにこなれている……!

 そしてついにそのヴェールを脱いだ腸紛。お米と豚って絶対合うだろうけど。お好みで辛さを調節できるのだとか。モチモチしてそう。

 「うわーブリンブリン」と、新食感に舌鼓を打つ五郎さん。食べてみたいなあ。恐らく豚肉の油とか旨味が腸紛に染みてるんだろうなあ。

 辛いもの好きとしては、醬は欠かせないです。味変も楽しそう! あっという間に平らげた五郎さんなのでした。

 そして“本気の雲吞麵”も到着。わあ、麺が細い! 雲吞が見え隠れする感じが本場のなのかな?

 スープの決め手は海老卵だそう。琥珀色のスープが綺麗です。

 「おおスゴイ弾力」と、麵と格闘する五郎さん。モノローグがなくてもその麺の凄さが伝わってきます。

 雲吞は固めのみっちりだそう。ぎゅっとした感じがいいかも。

 そして店員さんがくれた赤いお酢。お酢のシャープな味が伝わってきたら、きっと味変も楽しいかも。

 本気食いの五郎さん、これもペロリと平らげます。そして追加オーダーのターンです。

 朝鮮人参粥、牡蠣の中華お好み焼きが到着! お粥はしっかり味だそう。広東粥の歴史、ぜひ自分の舌で知りたいです!

 続いて薄いお好み焼きは、一見チヂミだけど生地に練り込まれた牡蠣が、極上の磯の香をもたらしているのだとか。なにそれ食べたい。

 「すごくいい」を連呼している五郎さんの箸を止める者は誰もいません!

 お粥とお好み焼き、合わせたことない組み合わせだけど、中国大炭水化物祭りであることは言うまでもありません。

 多彩な味つけを繰り出す女将に感謝する五郎さん。中華料理の長く深い歴史に感慨深そうにしていました。

ふらっとQusumi

 そしてドラマパート終了後は、『ふらっとQusumi』。

 久住さんがオーダーしたのは、本編でも気になっていた“しゅうまいの真実”。見た目は普通の蒸した焼売だけど?

 「いわゆる普通の焼売とは全く違う。でも焼売」と久住さん。

 焼売は構造的な味つけがされているから、醤油をつけて醤油味にしてしまうのがもったいないと、店員さんのご意見を伺います。

 焼売以外には、“いけてる! ザーサイ”、“おつまみ春雨麺”、“杏仁薬膳粥 雪花”。

 これは、酒飲みのフルコースメニューですね! 「酒飲みは全員食べたほうがいいね」と、笑顔で太鼓判を押す久住さん。その脇にはしっかりビールが見えてますよ!

 食後には“雪菊”というお茶が出されました。キレイな色で、茶器もステキ。「体にいいフィニッシュをした感じ」と、久住さんもスッキリされた表情でした。
 
 また来週も楽しみです!

※画像は公式Twitterのものです。
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