【難読漢字】“せっしゅう”…ではない。“雪舟”とは?
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電撃オンラインの連載企画“難読漢字”。読み方が想像つかないほど複雑なものから、一見簡単そうだけど読みが難しいものまで、幅広く出題していくコーナーだ。
この企画は、“杠葉 啓二(ゆずりは けいじ)”が担当していくぞ。猫と一緒に暮らすしがない書道家だ。今回も「パッとは読めないかも」という漢字を紹介していくから、みんなで一緒に考えてみよう!
今日の問題は……
今回の出題漢字は“雪舟”。「水墨画の“せっしゅう”だ!」という人もいるかもしれないな。室町時代の禅僧・雪舟も同じ字だけど、今回は違うぞ。
ヒントは“〇〇”。もっと単純な読み方で、雪国のお楽しみといえばなんだろう?
答え
正解は“そり”!
まさに、雪のなかで楽しむ舟。しかも“そり”には、ほかにも漢字がある。“雪車”、“橇”、“轌”、“艝”。最後の“艝”は“雪舟”そのもの。
“橇”になると、“かんじき”という意味も出てくる。昔話に出てくる、雪の上をあるくための道具で、靴に結び付けるやつだ。こう見ると、漢字は現代の絵文字文化に通じるものを感じるな。表現のバリエーション、多様性などの歴史も感じずにはいられない。
次も難しい漢字を紹介するから、更新をお楽しみに!
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