終末系ADV『クラウディ・デイズ』12/22に発売。期間限定体験版も配信開始

　インディーズゲーム制作サークルOvercastから、オリジナルビジュアルノベルゲーム『クラウディ・デイズ』ダウンロード版がSteamで発売されます。

　発売日は2022年12月22日で、価格は780円です。また、12月31日にはコミックマーケット101でパッケージ版を1000円で頒布されます。

　また、本日よりSteamで発売日までの期間限定で無料体験版が配信中です。

　以下、リリース原文を掲載します。

これは、終末を宣告された日常（セカイ）で繰り広げられる、ささやかな恋の話。ビジュアルノベル『クラウディ・デイズ』が12月22日にSteamにて発売決定。期間限定無料体験版が本日配信開始。

　『クラウディ・デイズ』はオーソドックスなビジュアルノベルゲームです。

　画面をクリックすることで印象的な物語を読み進めるていくことができます。本作のセールスポイントは以下の3点です。

　本作は終末を宣告された世界の田舎町を舞台に、切ない恋愛模様が克明に描かれます。

　洗練されたビジュアルと切なげな文章は、プレイヤーを没入させ、ビジュアルノベルならではの「クリックで読み進めていく気持ちよさ」を加速させます。

　ビジュアルノベルにとって音楽は重要な要素ですが、今作では、日本ファルコムにて過去に『軌跡』シリーズや『イース』シリーズなどの楽曲を制作した籾山紗希が音楽を担当。

　ピアノ・アコースティックギターなどを駆使した切なげな音楽は印象的なストーリー体験ををより深く、濃密なものへと引き上げます。

　今作では他の数多くのビジュアルノベルと違い画面左に文章が表示されます。これにより、立ち絵を出来るだけ隠すことなく文章の表示されるため、読みやすさと画面の見やすさが同居した新しいビジュアルノベルを体験できます。詳しくはスクリーンショットをご覧ください。

　このゲームはノベルゲームファンと籾山紗希の音楽を楽しみたいユーザーをターゲットにして制作されました。

　文章とビジュアル、音楽が同時に展開されるビジュアルノベルの特異性と没入感に強い関心をお持ちの方、籾山紗希の音楽をもう一度聴きたいと願っていたゲームファンの方には是非手にとって欲しい一本です。

「10日後に巨大小惑星が地球に衝突することがわかりました」

　5日前、秋の連休の真っ只中で突然告知されたのがそんな無茶苦茶な声明だった。

　一体どこの馬鹿が喚いているんだと顔をしかめてしまうだろう？

　しかし、その言葉は、胡散臭い新興宗教の連中ではなく、無機質なアナウンサーの声で、薄汚れたブラウン管を媒介に俺の元へ届けられた。

　こうして、世界は確実に変わってしまった。

　社会インフラは完全に崩壊。

　自暴自棄になった連中による暴行や食糧の争奪戦が多発。

　それはもう、世の中は酷い有様のようだ。

　ただし……それは都市部だけの話。

　こんなクソ田舎だと、世界は何も変わらない。

　この5日間、俺の帰省先の田舎近辺では、略奪や暴行などは一件もなく、ただ穏やかな時間がゆっくりと流れていた。

　まるでぽっかりと穴が開いてしまったような時間……。

　そんな空白の時間の中で、俺はうっかり彼女と再会を果たした。

　果たしてしまった……。

　ああ、どうしてこうなってしまったんだろう？

　それは俺にとって、世界の終わりよりも恐れていた出来事だった。

■スタッフ
企画・シナリオ・ディレクション：西村ダイヤ
キャラクターデザイン・キャラクターグラフィック：みかみ
音楽：籾山紗希

■スペック
ゲームタイトル：クラウディ・デイズ
ジャンル：アドベンチャー
パブリッシャー：Overcast
販売URL：Steam
価格：780円（Steam版）1,000円（パッケージ版）（税込み）
対応OS：Windows7/8/10
※64bitOSのみ

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