『うたわれるもの 二人の白皇』ウォシス役・菊池幸利インタビュー。「登場人物たちの表情、熱、生き様、物語の結末をぜひ見届けて」
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現在放送中のアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』。本作に出演する声優陣のメールインタビューを複数回にわたってお届けします。
メールインタビューの第22回は、ウォシス役の菊池幸利さん。『二人の白皇』ではどんな心境でウォシスを演じられたのでしょうか? 放送を楽しみにしている人は、ぜひご覧ください!
ウォシス役・菊池幸利さんにインタビュー
――2006年に放送された『うたわれるもの』から16年、2015年放送の『偽りの仮面』から7年の歳月が経過しました。完結した本作に対してどのような感慨をお持ちですか?
自分が声優を志す前から作品の一人のファンであったこともあり『偽りの仮面』のオーディションを受けた時の意気込みや、ウォシスとして作品の中で生きることが決まった時の嬉しさ、身が引き締まる思いは忘れられない出来事です。
16年という歳月に改めて『うたわれるもの』という作品が長く愛され続けていることと“完結”という響きの大きさと重さを感じます。
――これまでウォシスを演じてこられて思い出に残っているエピソードを教えてください。
父と息子として対峙をして言葉が交わされるシーンです。
お互いの想いのすれ違いが色濃く描かれていて、物語が進んだ時に広がるウォシスの心模様にも深く関わっているシーンだと感じます。アニメでは掛け合いで収録をすることができたのでとても印象深い回となりました。
――シリアスに展開する『二人の白皇』ですがご自身のキャラクターをどのように演じていこうと思われましたか? また、前作『偽りの仮面』の前半ではコメディ色豊かでしたが、演じられるうえで気を付けられたことはありますか?
ウォシスの行動の原動力になっている思いの強さを感じつつ、行動や立居振る舞いとしての仮面を着けているような感覚を持ちながら演じていこうと思いました。
『偽りの仮面』ではルルティエがファンである作品の著者、ラウラウ先生として登場するシーンもあって、趣味を楽しんでいる姿を大切にしました。振り返ってみると、色々なすれ違いが生まれずに父と母の願いのまま成長した世界の面影を感じる姿なのではないかと感じます。
――演じられているキャラクターにつきまして、本作の見せ場や注目してほしいポイントはどこですか?
ゲーム本編で描かれているウォシスよりもダイレクトな心模様や言葉の伝え具合を感じる場面もあり、少し違った角度の描かれ具合を感じてもらえたらと思います。
――『うたわれるもの』ファンの皆様へメッセージをお願いします。
ストーリーは終盤に向かってさらに加速していきます。様々な思いを抱きながら存在しているキャラクターたちの表情、熱、生き様、物語の結末を最後までぜひ見届けていただけたら嬉しいです。