多彩な競技で盛り上がる『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』レポート。さまざまな競技を紹介

たく坊
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 セガゲームスが11月1日に発売したNintendo Switch用ソフト『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』のレビューをお届けします。

 本作は、任天堂のマリオ、セガのソニックをはじめ、2社を代表するキャラクターが共演するオリンピック公式ビデオゲームの最新作です。

 実際に2020年に開催される“東京オリンピック”にフィーチャーした本作では、2020年の競技だけでなく、1964年に行われた東京オリンピックの競技も楽しめます。

 本記事では、各競技ゲームを中心に、実際に遊んでみた体験レポートを紹介します。なお、本作はJoy-Conを使用した体感操作も楽しめますが、本記事では“ボタンプレイ”でのプレイとなります。

マリオとソニックを取り巻くストーリーが展開!

 本作では、マリオとソニックを中心に、オリジナルのストーリーが展開されます。

 “TOKYOオリンピック64”というゲーム機を開発したエッグマンがクッパと手を組み、マリオとソニックをゲームの中に閉じ込めようとするも、エッグマンとクッパも巻き込まれて吸い込まれてしまうという話から物語はスタート。

 一方、ゲーム機に吸い込まれなかったルイージとテイルスは、マリオたちを救出すべく、あらゆる方法を試します。

 ゲームの外は最新の3D、ゲームの中はレトロ風の世界になっており、立体的な3Dと平面のドット絵でキャラクターたちが表現されています。

 また、ストーリーモードでは、キャラクターたちとの会話だけでなく、“アジアで最初にオリンピックが行われたのは?”といったオリンピックにまつわるトリビアを知ることが可能。

 トリビアの中には、各キャラクターについて紹介されている場合もあります。意外と知られていないキャラ設定も確認できるかもしれません。

 2つの東京オリンピックで繰り広げられるストーリーを、ぜひチェックしてください!

東京オリンピックがコラボ! 2020年と1964年の競技を楽しもう

 『マリオ&ソニック』シリーズは、さまざまなオリンピック競技を遊べるゲームです。本作では、1964年の競技を10種目、2020年の競技を21種目、さらに、夢の競技“ドリーム競技”を3種遊べます。

 本作の特徴は、先ほどあげたように“1964年の東京オリンピック”と“2020年の東京オリンピック”を遊べるところでしょう。

 1964年の東京オリンピックでは、レトロチックな世界で行われる競技を、単純なわかりやすい操作で楽しめます。

 2020年の東京オリンピックでは、1964年のオリンピックに比べて多くの競技を楽しめるだけでなく、“スケートボード”をはじめ、新たに追加された競技を体感できます。

 数ある競技の中でも、2020年東京オリンピックから新種目として採用された“空手”、“スポーツクライミング”、“サーフィン”、“スケートボード”は注目です。

 友だちとはもちろん、オンラインで世界中の人と競い、時に激しく、時に笑いながらプレイできるパーティゲームとなっています。

 なお、キャラクターごとの性能は、1964年にはなく、2020年とドリーム競技のみ存在します。

 以下では、1964年の競技と2020年の競技、ドリーム競技からそれぞれピックアップし、実際に遊んだ感想を交えて紹介します。

東京2020年競技
100m
110mハードル
4×100mリレー
やり投
三段跳
円盤投
スポーツクライミング
サーフィン
スケートボード
ボクシング
空手
サッカー
ラグビー
カヌー
水泳
体操床
障害馬術
バドミントン
卓球
フェンシング
アーチェリー

東京1964年競技
100m
400mハードル
走幅跳
マラソン
10m高飛込
跳馬
カヌー
柔道
バレーボール
射撃
ドリーム競技
ドリームレーシング
ドリームシューティング
ドリーム空手

1964年東京オリンピック競技

100m

 スタート時にAボタンを長押し、合図とともに解放。スタートダッシュを決め、その後はAボタンを連打して速度を上げていく陸上・100mです。

 スタートダッシュと連打力のみで勝負する単純なゲームですが、わかりやすいゲーム性から誰でも熱くなれる競技となっています。

400mハードル

 Aボタンを連打する“100m”に、ハードルが設置され、距離が伸びたのが“400mハードル”です。Aボタン連打で加速という点は変わりませんが、ハードルを飛び越えるためにタイミングよくジャンプする必要があります。

 完璧なタイミングでハードルを飛び越え、速度を落とさずに400mを走り切りましょう!

走幅跳

 走幅跳では、一定の距離を走り、指定の地点からジャンプし、着地した距離を競います。

 加速はAボタン連打で行いますが、指定の地点でBボタンを長押しし、角度を調整してジャンプします。加速はさることながら、微妙な角度の調整がアクセントとなります。

 なお、ラインを越えてしまうとファウルとなってしまうため、ジャンプするギリギリのラインに挑むことも重要となるでしょう。

マラソン

 “マラソン”では、42.195kmのフルマラソンに挑戦します。

 Aボタンで加速しつつ、加速するたびに消費するスタミナを管理しながら、上下移動で障害物を避け、ゴールに向かいます。

 コースには、踏むと加速する“パネル”や抜け出すと加速する“つむじ風”の他、“水たまり”の障害物が設置されていることも。障害物や他の選手、コースの端にぶつかるとスタミナが減ってしまうので注意が必要です。

 中継ポイントとして“給水所”が用意されており、水を飲むことでスタミナが回復。水はBボタンで獲得でき、中には“スペシャルドリンク”も混ざっています。うまく“スペシャルドリンク”を獲得できれば、スタミナが大きく回復します。

 さらに、集まって走っている“選手集団”は“風よけ”として利用でき、風よけを利用している間はスタミナが回復します。

 うまく障害物を避け、金メダルを目指しましょう!

10m高飛込

 “10m高飛込”では、飛び込み台からプールに飛び込み、その間のパフォーマンスで点数を競います。ゲーム的には、飛び込みの前に提示されるコマンド表を選び、選んだコマンドを素早く入力、その後にランダムで表示されるコマンドを入力して点数を伸ばします。

 最初のボタンを入力すると選手が飛び込むので、最初にボタンの入力をイメージし、一気にコマンドを入力するのがポイントとなるでしょう。

 さらに、計4回ある飛び込みのうち、最後の飛び込みにはルーレットでコマンドが決定する表が提示されます。ルーレットの中には簡単なスペシャルコマンドもあり、大きな点数を獲得できます。

 コマンドを一気に入力する操作と、ランダムで表示されるボタンの反応速度を競う“10m高飛込”は、数ある競技中でも筆者がお気に入りの競技です。

跳馬

 助走をつけてジャンプし、着地を含めたパフォーマンスで競う“跳馬”で、金メダルを目指しましょう。Aボタン連打で助走し、ジャンプ台でジャンプ力を決定するゲージが現れます。タイミングよくAボタンを押すことで、ジャンプ力を決定。

 ジャンプ中に表示されるコマンドを素早く入力しきり、最後に着地のポイントでタイミングよくボタンを押します。

 高い点数を目指すためには、より高くジャンプし、より素早くコマンドを入力、完璧なタイミングで着地する必要があります。

 すべてがうまくいった時の達成感は、トップクラスといえる競技です。

カヌー

 “カヌー”では、単純にゴールまでの速度を競います。スティックをぐるぐる回して提示される速度に調整し、ラストスパートでは一気に速度を上げてゴールを目指します。

 ちなみに、2020年のカヌーでは、2人1組のペアになり、ペアのキャラクターに合わせてまた違った遊び方でカヌーを楽しめます。

柔道

 単純操作で1対1のバトルを楽しめる“柔道”では、相手に技をかけ、1本を取るか、技ありを2つ取った方が勝利となります。

 横移動やステップで間合いを図り、Aボタンで掴んで、掴まれた側がバランスを崩すと1本を取れます。

 掴みには若干の予備動作があり、掴みを読んでタイミングよくXボタンを押すことで返しの掴みを仕掛けられます。この“柔道”では、掴みの読み合い、間合いの取り方など、対戦の駆け引きを楽しめます。

バレーボール

 過半数のセットを獲得したほうが勝ちとなる“バレーボール”では、トスやレシーブ、スパイクを駆使して点数を取りに行きます。サーブ権を得たほうが攻撃に成功すると得点が入り、2点差以上つけて6ポイントを取ると1セット獲得となります。

 本競技では、キャラクターの移動はオートで行ってくれるので、レシーブやトスなどのタイミングのみを意識して操作します。スパイクやブロックのタイミングを計り、見事な連携で勝利をつかむのが楽しい競技です。

射撃

 本競技では、クレーを打ち抜いた合計の数を競います。クレーが枠の中にとらえた状態で射撃し、命中させたら得点になります。クレーが飛んでくる場所は毎回ランダムなので、描かれる放物線を見抜いて高得点を狙いましょう。

 クレーを打ち落とすと持ち時間が加算され、余った時間は、最後に行われるボーナスタイムの時間に使われます。

 思った位置じゃないところに撃ってしまった悔しさがある中、ボーナスタイムではつぎつぎとクレーが飛んでくるため、つい焦りを生んでしまうという緊張感が展開します。

2020年東京オリンピック競技

4×100mリレー

 100mを4人で中継していくリレーでは、ダッシュの連打とバトンタッチのタイミングが重要です。Aボタン連打でダッシュという点は通常の100mと変わらずですが、バトンタッチが存在するところが異なります。

 SPダッシュは4人それぞれ使用でき、使うポイントが遅れると、次走者にぶつかってしまうので使うタイミングがポイントとなります。

 連打よりタイミングが重要という、陸上系の中では少し変わった競技となっています。また、協力プレイでのリレーはバトンタッチで連携を楽しめます。

円盤投

 手に持った円盤をより遠くに投げる“円盤投”は、他の競技とは違った操作で記録に臨みます。

 スティックを回してパワーゲージを溜めるのですが、ゲージは最初の練習の時にしか表示されません。練習を終えた本番では、ゲージの溜まり具合を確認できないので、スティックを回した位置を覚えておきましょう。

 さらに投擲は、コントローラーの角度と連動しており、35度の角度を目指してコントローラーを傾けさせるといった、ボタン操作でも体感的に競技を楽しめるのです。

スポーツクライミング

 東京2020オリンピック目玉の1つである“スポーツクライミング”を紹介。本競技では、制限時間内でより高い地点を目指します。LボタンとLスティックが左手、RボタンとRスティックが右手となっており、捕まる位置をスティックで、飛ぶタイミングをボタンで調整していきます。

 選手にはスタミナがあり、飛ぶタイミングを誤ってしまうと減少してしまいますが、ハート形のホールド石につかまることで回復します。

 さらに、星型のホールドにつかまることで“スペシャルクライム”が発生。一気に高さを稼げるうえ、つかみ判定がすべてOKだと、スタミナが全快します。

 飛ぶたびについ力が入ってしまうようなゲーム内容となっていました。

サーフィン

 波に乗る感覚が気持ちいい“サーフィン”では、トリックを決めて得点を競います。

 乗る波を決めたらパドリングをはじめ、波からジャンプしてトリックをつぎつぎと決めていきます。

 トリックは、スティックの入力によって変化。新しいトリックを行うとボーナスポイントを獲得できるので、積極的にさまざまなトリックを決めていきましょう。トリックを決めていくとスペシャルゲージが溜まり、スペシャルゲージが満タンになると、派手な“スペシャルトリック”を決められます。

 さらに、波の上を進むフローターや、カールした波の中をすべる“チューブライド”など、ジャンプトリック以外の要素も満載で、サーフィンをしたことがない人でも、爽快なサーファー気分を味わえます。

 あくまでゲームの中になるのですが、陸上や室内の競技で熱い戦いを見せた後は、さわやかな水の波に乗る“サーフィン”がオススメです!

スケートボード

 トリックを決めるといえば、新競技“スケートボード”も忘れてはいけません。

 ステージ上にあるポイントをタイミングよくジャンプし、トリックを決めるというわかりやすい競技ですが、飛ぶタイミングはもちろんのこと、飛んだ場所も得点に関係してきます。

 新しい位置でジャンプすることで、“Newエリアボーナス”が発生。ステージ上のまだ飛んでいないポイントで的確にトリックを決めることで、高得点を狙えます。

 うまくトリックを決めていき、着地際にAボタンを押す“着地ダッシュ”を駆使すれば速度も上昇していくので、ジャンプ力も上がり、得点につながります。

 より高い位置を目指して、つぎつぎとトリックを決めていきましょう!

空手

 本作での“空手”は、突き、蹴りの攻撃、ガード、崩しの3すくみで対戦を行い、先に10点獲得したほうの勝利となります。

 突きと蹴りはガードで回避可能、ガードは崩しに対しては無効、崩しは予備動作があるため、突きと蹴りには負ける3すくみになっています。

 相手の崩しを見てからこちらも崩しを行うと相殺となり、再度読み合いに移行します。

 また、ボタンによって繰り出せる突きと蹴りは、スティックを上下どちらかに倒しながら行うことで“一撃必殺”となり、得られる得点が増加します。

 さらに、スペシャルゲージをチャージすることで“超・一撃必殺”を発動可能となり、ヒットすると5ポイント獲得できます。

 純粋に1対1の読み合い勝負となるので、友だちと遊んだ時には盛り上がると思います。

バドミントン

 “バドミントン”では、シングルス、ダブルスで対戦を行います。

 敵の打ってくる位置をあらかじめ予測して、コート内を移動して打ち返す……基本はこの流れです。

 打ち返したシャトルは初速が速く、徐々に速度が減少していきます。この競技も、ゲージを溜めれば“スペシャルショット”を放てるのですが、キャラクターごとにシャトルの挙動が変わっているので、こちらも注目ポイントです。

 ちなみに、原作ゲームでサイコキネシスを使うシルバーの“スペシャルショット”は、打ち返したシャトルが空中で止まり、加速してコートに着弾するといったものでした。

フェンシング

 10点先取となる“フェンシング”では、上段ファントと下段ファントの攻撃で点数を稼ぎます。上段と下段にはそれぞれ構えがあり、ファントはそれぞれの構えから行います。

 ファントに対してパラードで攻撃をさばくことができ、さばきに成功すると相手に大きな隙を与えられます。

 また、フェンシングの重要な要素である“ステップ”での距離調節も可能で、うまく相手のファントをかわし、“差し替えし”のファントを狙っていきましょう。

 スペシャルゲージを消費しての“スペシャルファント”を発動でき、キャラごとに演出が変わっていました。

ドリーム競技

ドリームシューティング

 ドリームシューティングでは、コントローラーを傾けて標準を動かすシューティングゲームを楽しめます。

 マトを狙って高得点を狙う競技ですが、他プレイヤーを射撃することも可能です。

 時間が経過するとステージ中央に巨大な凧のマトが出現するので、高得点を狙うなら見逃せません。しかし、他の選手も巨大な凧を狙いに中心に集まるので、得点を狙うのはもちろん、他の選手を狙って妨害するのも攻略ポイントになっています。

 ステージにあるアイテムを取得すると、一気に5発の弾を放てます。マトを狙うのか、他の選手を狙うのか、プレイヤーの性格が表れる競技なのかもしれません……。

ドリーム空手

 ドリーム空手は、相手を吹き飛ばして領地を増やしていくという、4人で行われる競技です。相手を攻撃して吹き飛ばし、その先にあるパネルが点灯。最終的に一番領地が多かった選手が勝利となります。

 競技中にはアイテムも出現し、“ドリーム空手”を盛り上げます。中でも、一定時間無敵状態になる“スーパースター”は強力です。

 吹き飛んでいる相手にぶつかると、自分も吹き飛んでしまうため、今何が起こっているのか、把握する必要があります。

 そのわちゃわちゃとした空間が楽しい競技。友だちと遊ぶなら、非常に盛り上がるのではないでしょうか。

2度目の東京オリンピックをマリオやソニックたちと楽しもう!

 これまでもさまざまなオリンピック時に制作されてきた本シリーズですが、過去に開催された東京オリンピックと、『マリオ』や『ソニック』とのコラボレーションは、本作だけの魅力。

 オンライン機能を使ってパーティプレイもできるので、世界中の人と記録を競うという、まさにオリンピックのような遊びも可能です。

 東京2020年競技では美麗なグラフィックによる迫力の対戦が繰り広げられますし、東京1964年競技ではハマってしまう“レトロゲーム”を遊んでいるような感覚を楽しめ、2度おいしいタイトル。1人で遊ぶにも、友だちや家族と遊ぶにももってこいのタイトルです!

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