『うたわれるもの 二人の白皇』クオン役・種田梨沙インタビュー。「クオンとして関われたことが、私の人生にとって最高のご褒美」
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現在放送中のアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』。本作に出演する声優陣のメールインタビューを複数回にわたってお届けします。
メールインタビューの第24回は、クオン役の種田梨沙さん。『二人の白皇』ではどんな心境でクオンを演じられたのでしょうか? 放送を楽しみにしている人は、ぜひご覧ください!
クオン役・種田梨沙さんにインタビュー
――2006年に放送された『うたわれるもの』から16年、2015年放送の『偽りの仮面』から7年の歳月が経過しました。完結した本作に対してどのような感慨をお持ちですか?
まずは、このような長く愛される作品にクオンとして関われたことが、私の人生にとって最高のご褒美だったなと完結して改めて感じました。私はキャストとしては途中からの参加ですが、まるでともに育ってきたような、そんな安心感のある座組で、大好きな作品ですし、大切な現場です。関わってきたすべての関係者様に心から感謝いたします。
――シリアスに展開する『二人の白皇』ですがご自身のキャラクターをどのように演じていこうと思われましたか? また、前作『偽りの仮面』の前半ではコメディ色豊かでしたが、演じられるうえで気を付けられたことはありますか?
『偽りの仮面』では、とにかくクオンを可愛く芯のある魅力的なキャラクターとして演じることに気合を入れていました。『二人の白皇』では、これまで見えなかった弱い部分やハクへの想いなど、一人のヒトとしてのクオンの感情を大切にしながら演じるように心がけています。弱さと強さ、その両面を感じていただけたら嬉しいです。
――あと少しで完結を迎えますが、現在の心境はどのようなものでしょうか?
本当に始まってしまえばあっという間だったな…というのが正直な感想です。ゲームの収録がすでに終わっているので、すべての展開を知った上でアニメの収録に挑みましたが、知っていても胸が痛い展開が多く、最終話付近ではハクとクオンの密接なやりとりも増えたため、より感情移入しながらアニメを追いかけています。
終わってしまうのかと思うと、やっぱり寂しいですね。
――クオンとも長い付き合いとなられました。思い出のエピソードなどございますか?
やはりハクとクオンのシーンは、すべて思い出深いなと思いますね。特に出会いのシーンなんかは、『二人の白皇』を見た後に見返すとより味わい深く、甘く切ない気持ちになります。
食べ物や温泉で和んでいる姿も、ハクと一喜一憂しているクオンも、皇女として民を率いる強さも、仲間に見せる弱い部分も、すべてひっくるめて大好きで大切な存在です。
――ラストに向けて視聴者に一言お願いいたします。
『偽りの仮面』のアフレコ現場の初回で、藤原啓治さんから「一緒にいい現場を作っていきましょう」と握手をしていただいたのが、今でも深く強く印象に残っています。
『偽りの仮面』と『二人の白皇』は同じスタジオで録っているので、今作でハクを引き継いだ利根さんとも、スタジオで藤原さんがいつも座っていた席を見ると今でも共にあるように感じるという話をしていました。
いつまでも色褪せない素敵な現場です。
皆で、たくさんの方々と共に作ってきたこの『うたわれるもの』三部作。どうぞ物語の結末を、皆さんの目で最後まで見届けてください!