延々と道路を作ってしまうドハマり系パズル『Mini Motorways』。ルールが単純だからこそ止められない【2022年インディーゲームおすすめ傑作選3】

まさん
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 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は2022年に発売された(移植、リメイクなども含む)オススメのインディーゲームを10連続で取り上げる特別企画をお届けします。

 3本目は、Nintendo Switch/PC(Steam)/iOS(Apple Arcade)で配信されているストラテジー『Mini Motorways』。地下鉄建設ストラテジー『Mini Metro』のスタジオが作った2作目で、2019年9月にApple Arcadeで配信。2021年にPCで、そして今年になってNintendo Switchに配信されました。

 初出は3年前のタイトルではありますが、おそらく日本のユーザーの多数が目にしたのはSwitchに移植されてからでしょう。ゲーム自体がシンプルかつ時代を越えて遊べるので、いつ遊んでも色あせないものとなっています。

 パズルやストラテジーが好きなら、少しでも時間があるときに起動すると止められなくなってしまうかも。自分も、気が付くと仕事の合間にプレイしていて時間があっという間に過ぎていくなんてこともありました。パズルのように道路を配置する楽しさが詰まった時間泥棒なゲームです。

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

道路を引いて、同じ色の家と目的地を繋げる。交通整理は始めると止まらない

 『Mini Motorways』は、家と(たぶん)商業施設を繋げて道路網を作っていくパズルゲーム的なストラテジー。時間の経過で赤や緑色といった各色の民家と、対応する商業施設がマップ上にポコッと生えてくるので、同じ色の民家と施設を道路で繋げましょう。

 交通網が混雑して渋滞が発生し、時間内に施設にたどり着ける車が足りなくなるとゲームオーバー。これが基本です。もう、本当にコレさえわかれば遊べちゃう。

 ただし、ただ繋げればいいわけではありません。海や川のある場所では橋のパネルを持っていないと道路を繋げられませんし、山がある場所ではトンネルも必要。

 これらは、1週間に1回だけもらえるアップグレードで補充できるのですが、ランダムで出たもののなから1つだけしか選べません。トンネルを選んだら、橋が足りない。道路のパネルを多く獲得するか、交通整理のためのランダムアバウトを取るか。常に2択で悩まされます。

 繋げられる道路のパネルも数に限りがあるので、斜めに曲げたりしながら距離を稼ぎつつ、うまく繋いでいかないと枯渇することも。次々に生えてくる家と施設をどうやって繋げるか考えながら、道路を繋げてはずして整理していくのが楽しい。渋滞になってどうしようもなくなってくると焦りますが……!

 かなり離れた場所を高速道路で交差させ、渋滞しそうな交差点にラウンドアバウトを置き、ひたすらああでもないこうでもないと道路を繋ぐ。ただし、計画的にやろうと思っても、どこに家が生えてくるのかはランダムです。邪魔な場所に出てきたらアドリブを利かせなければなりません。ああ、このもどかしさもたまらない。

 特定の条件で遊ぶモードや、エンドレスで遊び続けるモードなどもあり、遊ぼうと思えば延々と遊べてしまう本作。ちょっとした時間の暇つぶしや、お正月の何もする予定がない時間に、ダラダラチマチマと遊ぶのにも最適ですよ!

『Mini Motorways』商品概要
ハード:PC(Steam)、Nintendo Switch、iOS(Apple Arcade)
ジャンル:ストラテジー
メーカー:Dinosaur Polo Club
価格:Steam版:1,010円(税込)、Switch版:1,700円(税込)
※ダウンロード専売


(C)2019 Dinosaur Polo Club.

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