関係性オタクにはたまらない? 『コーヒートーク』は寒い冬にもピッタリな1本【東城咲耶子のおすすめインディーゲーム】
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電撃オンラインユーザーのみなさん、こんにちは~!
インディーゲームを勝手に語る人、東城です!
本格的に寒くなってきて、雪だなんだともうすっかり真冬ですねぇ。
みなさん、風邪など引いてないですか? 私は寒いの苦手で毎日プルプルしてます……。
こんな日は、あったかい飲み物が飲みたくなりますよね~。 たとえば、ホットコーヒーとか。
というわけで、今回は冬にぴったりなこちら!
『コーヒートーク』
インドネシアのインディーゲームスタジオ・Toge Productionsが作った“コーヒーをいれながら、心と心をかよわせるノベルゲーム”です。
もうジャンルからしてあったかい! 優しい!
舞台は現実とはちょっと違う、パラレルワールドのシアトル。プレイヤーは、夜だけやっているおしゃれな喫茶店『コーヒートーク』のマスター兼バリスタとなって、店に訪れるお客さんたちの話を聞きながら交流します。
ノベルパートがメインで、コーヒーを入れたりラテアートを描いたりするドリンク提供ミニゲームが、いいタイミングで挟まります。
お客さんと他愛もない雑談をしたり、重たい相談を聞いたり、各キャラクターの事情や悩みなどに触れてそれぞれの人生に関わっていくゲームです。
そして多種多様なのはトークだけでなく、なんとお客さんの種族もさまざまで……。このファンタジー世界のシアトルに住んでいるのは、エルフ、サキュバス、オーク、人魚、人狼などなど!
種族からしてまったく異なるパーソナリティを持ったNPCたちが出てくるのですが、それぞれ違った魅力を持っていて、関わるたびにどんどん好きになっていきます。
キャラ同士は、初めましての出会いだったり、ずっと一緒にいるけど……だったり。
それぞれの関係性が変化していくのを、カウンター越しにマスターとして眺めることになるのですが……関係性オタクとしてはたまらん……!!
私は、壁になって推したちを眺めたいタイプなので、これこれこれ!! と拍手しました(笑)。ちなみに私に一番刺さったのは、人魚のアクアさんとオークのマートルさんです!
どちらも女の子で、趣味でインディーゲームを作る大学生のアクアさんと、現役ゲームプログラマーのマートルさんは、ゲーム作りを通して意気投合します。
初対面からどんどん仲良くなっていく二人に「えっ、ちょ、ラブラブすぎない!?」と、マスター、カウンターに前のめりになりました(笑)
ほかにもたくさんの関係性の変化、会話が交わされるのですが、こんなにファンタジーな見た目のキャラたちなのに「どこかで聞いた話だなぁ……」という現実的で身に染みることばかりで、共感したり本気で一緒に悩んだり考えさせられて面白いです。
エンディングまでずっと、どうしたら全然ちがうみんなが、お互いを尊重しながら幸せになれるんだろうと漠然と考えていました。
生きるって難しい……。
何を隠そうこのゲーム、プレイヤーの選択によってキャラの関係性が変化して結末も変わってしまうで、推したちが無事にゴールイン(?)出来るかはすべて私次第なのです。
マスターの責任、重大すぎる!
そしてそして、ゴールにたどり着いて初めて知る「えっ!?そういうことだったの!?」という超予想外の展開も、考察のしがいがあってたまらないです。癒しゲームとしても最高なんですが、それだけじゃない“ちょっとしたスパイス”がおいしいです……!
言いたいけど言えない! 見て見て見て!
『コーヒートーク』の推しポイント、まだまだ書ききれないくらいたくさんありますが、次に挙げるとしたら音楽! 音楽もいいんですよ~!
「現実にこんなところあったらいいなぁ。常連になりたいなぁ」と思うとっても素敵な空間なのですが、流れている曲がまたいい!
マスターらしくカフェでかける曲も選べるのですが、いい感じにチルアウトできるおしゃれ楽曲ばかりで夜の優しい時間にぴったりです。
ぬかりない……隅々までおしゃれだぁ……。
ちなみに、2023年春には『コーヒートーク2』が待っているみたいですよ! 今までのキャラクターだけじゃなく、新しいキャラクターもいっぱい増えるの楽しみだな~!
常連客さんたちにまた会えるのも嬉しいし、この世界のことより深く知れたらいいな。わくわくだー!
非現実的なキャラクターと、ちょっと現実的な会話をして過ごす、のんびりゆったりした癒しのゲーム『コーヒートーク』。私は、いつもつい殺伐としたゲームばかりやってしまうので、息抜きにこういう優しいゲームを挟むとより心に染みて、じんわり幸せな気持ちになりました。
冬の寒い夜におすすめの心があったくなるゲーム、寝る前にホッとひといき、ぜひプレイしてみてください~。
それでは、また!
Coffee Talk ©2019-2020 Developed by Toge Productions. Published by Chorus Worldwide Games, all rights reserved.
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