『クロノ・トリガー』『クロノ・クロス』オーケストラコンサートレポート。アンコールはもちろんあの曲が！

　10月27日（日）に神奈川県・パシフィコ横浜国立大ホールで行われた“CHRONO ORCHESTRA 時を渡る翼 CHRONO TRIGGER & CHRONO CROSS”。『クロノ・トリガー』と『クロノ・クロス』の名曲たちを、東京フィルハーモニー交響楽団が奏でるオーケストラコンサートの様子をお届けしていきます。

　展示や物販が行われていた会場のロビーでは、グッズ購入のための長蛇の列が！　物販にはTシャツやシールなど、ファンには見逃せないグッズが盛りだくさん。コンサートが始まる前から、会場の熱気を感じさせられました。

　展示スペースには『クロノ・トリガー』と『クロノ・クロス』の原画やゲームソフト、絵コンテなどが並べられており、ファンならずとも、いやがおうにも気分は高まります。

物語を彩った名曲たちが新たなアレンジでよみがえる

　コンサート第1部では『クロノ・トリガー』の楽曲、2部では『クロノ・クロス』の楽曲を演奏。物語をたどっていくように、セットリストが組まれていました。オーケストラコンサートということで、楽曲にはアレンジが行われており、なつかしさのなかに、どこか新鮮さを感じさせられるものに！

　演奏中はゲーム画面が映し出され、その場面に想いをはせながら『クロノ・トリガー』『クロノ・クロス』の名曲を楽しむことができるという、ファンにはうれしすぎる演出のもと、演奏が進められていきました。また、舞台上には両作品のコンポーザーを担当した、作曲家・光田康典氏も登壇。当時の思い出などを語る一幕も！

　“風の憧憬／カエルのテーマ”“魔王城／錯乱の旋律／魔王決戦”などは、思い出深い人も多いはず。あらためてオーケストラアレンジで聞くと、20年という時を感じさせない、当時の興奮がよみがえってくるかのよう。帰ったら『クロノ・トリガー』やろうって思っちゃいました。

　『クロノ・クロス』と言えば“RADICAL DREAMERS ～盗めない宝石～”。2部の最後を飾るのにはふさわしいすぎる1曲です。すべてを包括した、壮大さやせつなさはオーケストラにピッタリではないでしょうか。

　当時の興奮が鮮やかによみがえってくるかのようなオーケストラコンサート“CHRONO ORCHESTRA 時を渡る翼 CHRONO TRIGGER & CHRONO CROSS”。残念ながら会場に足を運ぶことができなかった人は、今回のコンサートでも演奏された楽曲などを収録した「『クロノ・トリガー』『クロノ・クロス』オーケストラル アレンジメント」を、ぜひチェックしてみてください。

　最後に、今回のオーケストラコンサートのセットリストを掲載しておきます。

　以上、“CHRONO ORCHESTRA 時を渡る翼 CHRONO TRIGGER & CHRONO CROSS”レポートでした。