筋肉鍛錬などの新要素も!『ファイアーエムブレム エンゲージ』ソラネルで仲間たちと交流できる《拠点パート》レビュー

タダツグ
公開日時

 1月20日(金)にリリースされるNintendo Switch用ソフト『Fire Emblem Engage(ファイアーエムブレム エンゲージ)』。いよいよ発売ということで、期待に胸を膨らませているファンの方も多いと思います。

 今回は任天堂さんのご厚意で、リリースに先駆けて先行プレイをさせていただくことができました。この記事ではシリーズファンでもあるわたくし、ライターのタダツグが、実際に遊んでわかったプレイの感触をお伝えしたいと思います。

 ボリュームの都合で記事は2回に分けてお届け。1つめの記事では《戦闘パート》について語りましたので、2つめとなる今回は《拠点パート》となる“ソラネル”で出来ることを中心に、本作のRPGとしての魅力に触れていきます。

『ファイアーエムブレム エンゲージ』レビュー《戦闘パート》編。エンゲージやブレイクなどの新要素で戦略性が増した魅力的なバトル

 ストーリーの核心に迫る過度なネタバレはほぼありませんが、気になるという方はご注意ください。


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ソラネル:拠点で仲間たちと交流しながら自軍を強化!

 本作では神竜の子として力を振るう主人公と、彼(または彼女。性別はプレイヤーが選択可能。自分のファーストプレイは女性を選びました)の意思に賛同する人間たちが、世界を手中に収めようとする邪竜とその一派に戦いを挑む物語が描かれていきます。

 最初は主人公と数人のみで戦うことになりますが、物語が進むことで少しずつ仲間たちが増えていき、軍として大所帯になっていきます。そしてそんな仲間と交流できるのが、拠点となるソラネルです。

 ソラネルでの交流は、前作『ファイアーエムブレム 風花雪月』でいうところの学園パートに近い感覚。仲間たちと交流して支援会話を見たり、釣りなどのアクティビティに勤しんだり、鍛錬の間で腕を磨いたりと、できることは盛りだくさんです。

  • ▲最初は閑散としているソラネル。物語の進行に合わせて仲間も増え、施設も拡張されていきます。

 個人的に今回の拠点パートは『風花雪月』の学園パートよりシンプルというか、“やってもやらなくてもいいけど、やればそれだけその後のバトルがラクになる”ってバランスになっている印象です。

 僕はかなりこってり遊んでしまったのですが、たとえば忙しくてゲームプレイの時間がとりにくいという人は、ここでの交流を最低限にとどめつつ、物語に集中するというのも問題なさそうです。

  • ▲バトルパートと同じくらい……というのはさすがに言い過ぎなものの、かなりの時間をソラネルで仲間たちとの交流に費やしてしまいました。時間泥棒な場所ですぜ……。

 ソラネルで出来ることは本当にたくさんあるのですが、今回はとくに自分が印象に残った部分をピックアップして紹介していきましょう。

支援会話:仲間と交流を深めることで支援効果が上昇!

 ソラネルでは、支援値が溜まった仲間との支援会話が発生。支援値は戦場で隣接して攻撃を仕掛けたり、ソラネルで贈り物をプレゼントしたりすることで上昇していきます。

 支援会話を行うと支援レベルがアップし、会話したユニット同士が戦場で隣接していると命中や回避の値にボーナスが発生するように。

 支援レベルをC、B、Aとアップさせていくことでより絆が深まり、戦場での支援効果も上昇します。ここらへんはシリーズおなじみの要素といえますね。

  • ▲仲間との支援会話を見ることで、より深くその人物を知ることができますよ。

絆会話:紋章士と絆を育むことで絆レベルが上昇!

 紋章士の指輪を装備して戦闘することで、指輪に宿る紋章士との絆レベルが上昇。こちらが一定まで上がると絆会話が発生します。

 絆レベルが上がると紋章士との繋がりが強化され、パラメータの上昇や新たな“エンゲージスキル”の習得、新たなエンゲージ武器“の解放など、いいことづくめ。絆会話を行わなければ絆レベルの上昇も止まってしまうので、忘れずにこなしていきましょう。

  • ▲絆レベルを一定まで上げれば、後述する紋章士の間でスキル継承も可能に! 自軍ユニットがさらに強化されますよ。

アクティビティ:釣りやドラゴンシューターといったミニゲームをプレイ!

 本作では、ソラネルに人が集まってくることでさまざまなアクティビティが解放されていきます。

 これらはちょっとしたミニゲームとなっており、ルールがそれぞれ異なりますので、簡単にご紹介いたしましょう。

釣り

 釣竿を入手すれば、池で釣りを楽しめます。

 ルアーを投げて魚を呼び込み、食いついたら魚とのバトルがスタート。左スティックで魚を引き寄せ、Aボタンの連打で相手の体力を削りましょう。うまく体力を減らせたら、見事お魚ゲットです!

  • ▲ゲーム性はシンプルなので、すぐになじめるはず。
  • ▲釣り上げた魚は図鑑に記録されます。ついつち、ラージサイズやジャイアントサイズなどの大物を釣りあげたくなっちゃうんですよね。

ドラゴンシューター

 飛竜に騎乗して、そのブレスで空中に設置されたオブジェを破壊しスコアを稼ぐシューティングゲーム。

 オブジェのなかには周りを巻き込むものがあるので、単純にブレスを連発するのではなく、どのオブジェから優先して狙うかが高得点をたたき出すコツといえるでしょう。

  • ▲照準を定めてブレスを発射! 独特の浮遊感も味わえるため爽快そのものです。

筋肉体操

 肉体を鍛える3種類の体操を行うミニゲーム。3つの体操はそれぞれゲーム性が異なり、うまくクリア出来れば次の戦闘で主人公のパラメータが上昇します。

  • ▲“腕立て伏せ”は落ちてくるバーをベストな位置で止めるタイミングゲーム。成功すると力がアップします。
  • ▲“腹筋”はボタンプッシュでゲージを溜める連打ゲーム。成功するとHPがアップします。
  • ▲“スクワット”は、落ちてくるオブジェに合わせて左右のスティックをタイミングよく入力するリズムゲーム。成功すると技がアップします。

 難易度は4種類存在し、基本的には難しいほど成功時のパラメータ上昇量がアップします(※マッスルは除く)。

 自分は「力こそパワー」という考えの脳筋野郎なので、主人公にはひたすら腕立て伏せに精を出してもらいました(笑)。ダメージが上がるのはジャスティスですからね!

 ちなみに腹筋の連打ゲームは高難易度になるとかなり手ごたえありますが、皆さんはいかがでしょう。僕は連打に(というより連打し続ける持久力に)自信がなくなりましたよ……(汗)。

鍛錬の間:仲間とバトルして経験値稼ぎ

 鍛錬の間では、仲間と戦って経験値稼ぎができる“通常鍛錬”と紋章士との絆を深める“特別指名鍛錬”を行えます。

 特別使命鍛錬には絆のかけらを消費しますが、紋章士と仲間の絆レベルを手っ取り早く上昇させることができますので、スキル継承を行いたいときに便利でした。

  • ▲おもに通常鍛錬を活用することになるかと。負けても一定の経験値を得られるので、キャラのレベリングに重宝しました。

紋章士の間:スキル継承や絆の指輪精製が行える特別な場所

 紋章士の間では、絆レベルが上がった紋章士からスキルを継承したり、絆の指輪と呼ばれるアクセサリーを精製したりできます。

 スキル継承を行うには各キャラごとに溜まっているSPを消費します。

 SPは戦闘で敵を撃破することで入手可能。継承スキルは各キャラ2つまでセットできますが、スキルが強力なほど消費するSPも高くなることもあり、考えなしに継承させるのはもったいないかも。

 キャラをどのように運用するかを考え、どのスキルを継承させるか考えるのが楽しかったりします。

  • ▲プレイヤーごとに使い勝手がいいと感じるスキルに差が出そうなのも面白い部分。ちなみに、自分はカムイから継承できる“スキンシップ”というスキル(行動終了・待機時に隣接する仲間のHPを回復)が超強力だと思っています。色々と捗りそうですし、いつか全員に継承させてみようかな(笑)。

 絆の指輪精製では、指輪に宿る紋章士に関連深いキャラの指輪を作り出すことができます。

 指輪にはC~Sのレアリティがあり、装備者のパラメータが上昇。紋章士の指輪には劣るものの、Sランクともなれば使い勝手はバツグンです。

 紋章士の指輪が少ない序盤ではとくに輝くこともあり、自分は序盤で手に入る絆のかけらはほぼこちらの絆指輪精製に費やしていました。

  • ▲絆の指輪精製で出来上がる指輪はランダム。自分はスマホゲームのガチャに近い感覚で楽しんでいました(笑)。
  • ▲絆の指輪は同キャラ&同レアリティのものを複数組み合わせることで、1つ上のレアリティに合成することも可能。合成するにも絆のかけらが消費されるのでご注意!

錬成屋:武器の錬成・進化のほか、紋章を刻印して強化することもできる

 ソラネルでは武器屋、道具屋、アクセサリー屋、錬成屋を利用可能。とりわけ錬成屋にはかなりお世話になりました。その名のとおり武器を錬成して強化できるほか、紋章刻印で武器に個性を持たせられるのが面白いんですよ。

 たとえばはじまりの紋章(マルス)を刻印すれば、武器の威力、命中、回避、必殺、必避がまんべんなく上昇しますし、蒼炎の紋章(アイク)を刻印すれば威力が大きく上がるものの重さも上がる……といった具合。

 長所を伸ばすのか、それとも短所を補うのかなど、プレイヤーの戦略によって変わってきそうです。

  • ▲刻印できる紋章は武器ごとに1つのみ。また、同じ紋章を別の武器に刻印することもできないようになっています。

 序盤で入手できる武器でも錬成してレベルを上げ、さらに紋章刻印で強化すれば終盤まで使っていける性能に仕上げられます。

 僕は中盤くらいからキラー系武器を、終盤はぎん系武器を鍛えて愛用してましたね。

  • ▲ちなみにアクセサリー屋では、服を購入することで仲間を着替えさせることが可能。キャラごとにさまざまな服が用意されているので、お気に入りがきっと見つかると思います。

試練の離れ:さまざまな試練に挑戦可能。ネットワーク要素も!

 試練の離れではさまざまな条件のバトルに挑戦することが可能。繋戦の試練、異界の試練といったネットワークを使ったプレイも盛り込まれています。

 他のプレイヤーと協力し、1つのマップをリレーのようにプレイする繋戦の試練。そして自分がエディットしたマップで他のプレイヤーの軍と対戦プレイを行る異界の試練。この2つはネットワーク専用コンテンツということで、残念ながら今回は体験できていません。発売後真っ先に触れてみたいコンテンツといえますね。

  • ▲連戦の試練はネットワークに接続しなくてもプレイ可能。その名の通り連続でマップ攻略に挑むことになり、勝利できれば報酬を獲得できます。高い難易度ほど報酬はよくなりますが、そのぶん手ごたえもアップします。腕試ししたいプレイヤーは挑戦してみてもらえれば!

 駆け足での紹介になってしまいましたが、これ以外にもカフェテラスで仲間と食事を楽しんだり、牧場で動物と戯れつつアイテムをゲットしたり、果樹園で果物を入手したりと、出来ることは本当に盛りだくさん!

 メインストーリーがシリアス寄りなぶん、ソラネルでのキャラとの交流には本当に癒されます。

  • ▲ソラネルに生息する不思議な生物・ソラ(名前は変更可能)との交流も。彼が住まいとしている祭壇で食べ物をあげたりなでてあげたりすると親密度がアップし、アクティビティに挑戦するときにサポートしてくれるようになりますよ。

 ちなみにレベルを一定まで上げたキャラのクラスチェンジも拠点で行います。

 自分の主人公は基本職を上限のレベル20まで上げ、その後クラスチェンジした上級職でも上限のレベル20になり、“チェンジプルフ”で別の上級職にクラスチェンジしたりしています。お気に入りユニットをじっくりガッツリ強化していけるのは嬉しいですね。

  • ▲クラスチェンジには“マスタープルフ”が必要。中盤くらいまではわりと貴重ですが、終盤ではショップで気兼ねなく購入可能になるのはナイスバランス。

 繰り返しになりますが、この拠点パートでの交流や鍛錬は必須というものではありません。ただ、やればやるだけ交流したキャラへの理解が深まりますし、自軍が強化されるのも間違いない部分。時間に余裕があるときなどは、ソラネルとゆったりと過ごしてみるのもオススメです。

 ということで、今回はこのへんで。もう1つのウリであるバトルについての感触は別記事にてまとめていますので、まだご覧になっていない方はそちらも参考にしてみてくださいね。

『ファイアーエムブレム エンゲージ』レビュー《戦闘パート》編。エンゲージやブレイクなどの新要素で戦略性が増した魅力的なバトル

Fire Emblem Engage(ファイアーエムブレム エンゲージ)概要

メーカー名:任天堂
対応ハード:Nintendo Switch
発売日:2023年1月20日(金)
希望小売価格:
パッケージ版:7,678円(税込)
ダウンロード版:7,600円(税込)
特別セット『エレオス コレクション』:10,978円(税込)

■ファイアーエムブレム エンゲージ ストーリートレーラー


※画像は開発中のものです。
© Nintendo

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